歌詞
此の指が憶えてる
君の顎の容
此の喉が憶えてる
君の名の響
「観える?雪」と君が
悪戯に微笑む
夜明けに身を起こす
閉じてた窓
小楼の古帳は
微かに風に揺れ
ここに、君はいない
君へ描く
雪を磨って
硯の墨 筆染め
閉じた瞼記憶なぞれ
君に描く
雪に埋み
眠る庭にふくらむ
蕾
そう蓬莱花
此の腕が憶えてる
君の背なの丸み
此の耳が憶えてる
君返す応え
寝台の花燭は
横顔にきらめく
「綺麗に描いてね」と
微笑った君
真夜中の化粧(けわい)は
ゆるやかにしずかに
白く君よそおう
君と描く
言葉交わす
「もうじきね、」とささやき
君は瞳閉じて眠る
続きを待つ
今も待つよ
春を待っていた君
絵には
花を散らそう
君を抱いた
僕に遠い
右の頬が濡れてた
涙
最後まで隠して
君を描く
雪に埋み
眠る岡に零るる
香り
そう蓬莱花
コメント
- 良曲 -- 名無しさん (2009-10-18 02:42:06)
- 調教すごい -- 名無しさん (2009-11-08 14:04:52)
- もっと評価されるべきだと思うんだ -- 名無しさん (2010-09-07 00:44:27)
- 何度聴いても目頭が熱くなります -- 名無しさん (2010-12-09 12:27:45)
- 亡くなった恋人を描くって感じかな?意味分かると泣ける;; -- 名無しさん (2012-08-08 09:49:19)
- カイト目見えないのか・・・? -- ただのKAITO廃 (2012-10-06 17:50:37)
- 好きです -- 名無しさん (2012-11-07 02:09:52)
- コメント少ない… -- 名無しさん (2012-11-07 12:03:55)
- orangeさんの詞っていつも良いね。ジワっと来る。 -- 名無しさん (2013-04-05 18:30:17)
- すごいうまい!きれい! -- もる (2014-04-14 21:57:45)
- 聞いていると侍の時代すら思い描く感じですね、昔の自然、文化…残りしものは残るが、姿はなく面影も少ない。時代に書き消されていくような悲しみも感じさせてくれますね。 -- 名無し (2014-12-22 23:45:48)
- 消えたの悲しい -- (2023-10-27 11:31:05)
最終更新:2023年10月27日 11:31