作品別用語集 - アイドルたちのオウガバトル ~登場人物2

 本ページは、その性質上、若干の配慮はしているものの、ネタバレを含んでいます。
 初見の方や、まだ全てをご覧になっていない方は、ご承知の上で読まれるかトップページにお戻り下さい。


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帝国軍ユニット・支援者(ステージボス優先、登場順)

ウーサー
 1章2話ボス。元盗賊頭領。クラスはバーサーカー。『蛮勇の士』の異名を持つ。帝国の侵攻に同調し、ランスロット達に多くの損害を与え、エレインを間接的に死に追いやった。
 名前の由来は、アーサー王を(不義により)生ませた父ウーサー・ペンドラゴン。ちなみに、ューサーとは何の関係も無い。

カペラ
 1章4話ボス。ラシュディの三弟子の一人。クラスはゴエティック。『黄玉』の称号を持つ。ポグロムの森を彷徨う魂を悪魔に捧げ、強大な力を得ていた。
 本作では、春香に対しアンデッドの暗殺部隊を送り込むなど、原作以上に陰湿化している。三弟子の一人でありながら入れ替わりの幻術に気づけない程度の実力しかなかったようだが、当時の春香の脆さや、将来の千早の危うさは見抜いていたようだ。
 名前の由来は、ぎょしゃ座α星カペラ。ラテン語で「小さな雌ヤギ」を意味し、黄色の分光連星、変光星である。

シリウス
 1章5話ボス。ジャンセニア地方の支配者。クラスはウェアウルフ。『天狼』の称号を持つ。
 昼は一見ただの軽薄な男だが、夜は掠った娘を食い殺す残忍な狼男に変貌する。わたシリウス自重しる。
 ちなみに、作中では某カメラマンを彷彿とさせる喋り方をしているが、これは原作準拠であり、原作台詞をそのまま使用している部分もあるほど。
 名前の由来は、おおいぬ座α星シリウス。ギリシャ語で「光り輝くもの」を意味し、恒星の中では太陽の次に明るい。白色矮星を伴う実視連星でもある。

菊地真 as クアス・デボネア
 1章7話ボス。アイドルとしてはEランクを脱したばかり。現在のクラスはジェネラル。
 ハイランド四天王の一人で、『疾風』の称号も持つデボネア将軍と入れ替わった。
 世話になった将軍達と雪歩、美希達のために女帝エンドラの信頼を取り戻そうと、意外にも智将ぶりを発揮しつつ奮戦した。敗戦後、仲間達が心配で帝国に帰還したはずだが、足取りがつかめなくなる。

 クアス自身は、7番のタロットカード(Chariot・戦車)に変化している。愛剣は「音速の長剣」ソニックブレイド。得意技は愛剣と同名のソニックブレイド(ソニックブームに似ているが、こちらは自ダメ無しで放てる)。
 騎士道を重んじる誇り高き武人だが頑固でもあり、エンドラに疎まれて最前線に派遣された。 反乱軍に敗れた後、潔く撤退し、エンドラの真意を確かめるべく本国に戻ろうとする。
 真とは、お互いを信頼した漢同士?の熱い友情を結んでいるようだ。
 名前の由来は、三菱自動車の高級ビッグセダンDEBONAIR。

+ ストーリーに関するネタバレ注意・閲覧推奨2章3話以降
 原作通りに本国に戻ろうとした帰路で、追ってきた小鳥と出会う。彼女の話を聞き、さらに本国では全滅扱いされている報告を受け危惧を懐き、しばらくアンタリア大地に身を潜めることにした。

ガレス as ?
 1章8話ボス。初登場は1章7話EPart。神聖ゼテギネア帝国第一皇子。クラスはダークプリンス。『黒騎士』の異名を持つ。
 25年前のゼノビア王グラン暗殺の、真の実行犯。暗黒道を極めているとも言われ、既に人間であるかどうかすら怪しまれている。どうやら、カード入れ替わりの件を見抜いているようだ。
 名前の由来は、円卓の騎士の一人で、アーサー王の甥にあたるガレス卿。

 1章8話で、ロシュフォル教総本山アヴァロンに侵攻し、大神官フォーリスを捕らえ公開処刑する。反乱軍にも大打撃を与え、春香達をも追い詰めるが、最後は敗れて崖下の海へ転落する。

+ 状況に関するネタバレ注意・閲覧推奨幕間4以降
 ガレスはどうやらプロデューサーと入れ替わっていて、0番のタロットカード(Fool・愚者)に封じられていた模様。しかし、千早達とも異なる状況下にあるようだ。以下に整理する。
  • 強力な魔術師がガレスを解放し逆にPを封じた可能性がある。その場合、春香達にはガレスに、異世界の人間にはPに見える。春香が受けた印象とは異なっているが、全身鎧に覆われているため彼女が見誤ったのか、または、Pとガレスの声や背格好は似ているのかもしれない。
  • 逆封印は行われておらず、カード中のガレスがPを操っている可能性がある。その場合、春香達にはPに、異世界の人間にはガレスに見える。肉体は自分達のものという現在のアイドル達の状況と一致している。
  • Pは他の異世界の人物と入れ替わっており、ガレスはその人物を操っている可能性がある。その場合、春香達にはPに、異世界の人間には操られている人物に見えたはず。ガレス本体を倒せば、それ以降、Pはその操られていた人物として振る舞うことができるはず。
  • 社長は、対峙したとき「ティン☆」と来なかったので、Pではない別人と考えている。社長の勘でしかないが、少なくとも、いつものPではないのは間違いないらしい。
 ちなみに、ここのPは、ランスの体を持つ具Pとは別人であるようだ。一安心?
+ ストーリーに関するネタバレ注意・閲覧推奨2章3話以降
 やはり、アヴァロンでの敗戦後も彼は死んでいなかった。アンタリア大地に、赤炎の騎士を伴って、小鳥と真達の前に現れる。

ポルキュス
 1章9話ボス。カストラート海に生息する『人魚』の族長。クラスはニクシー。
 人間達から迫害され続けている現状を打破するため、反乱軍を阻止すれば人魚の国を作るという帝国から誘いに、甘言だと承知の上で敢えて乗る。
 反乱勃発の2年前、ライの海で溺れていた少女オードリーを救ったことがあるが、長年の人間不信を払拭するには至らず、春香達の説得にも耳を貸さなかった。
 名前の由来は、ギリシャ神話の古き海神ポルキュス。ゴルゴーン3姉妹やグライアイ3姉妹の父だが、由来が男神ってどういうこと?

+ ストーリーに関するネタバレ注意・閲覧推奨2章1話以降
 想いの強さにより春香が無意識に発動した"しろきまどう"の中で、彼女は改めて春香の説得に耳を傾け、僅かながら心を開く。
 戦いに敗れ瀕死となり、直後にあずさに命を救われた後、自らも憎しみの連鎖に囚われていたことに気づき、カストラート海域の支配を放棄する決断をする。そして、春香失踪事件を機に反転攻勢を掛ける帝国軍に対し、オードリーと共にゲリラ戦で立ち向かうことになる。

カラム・フィガロ
 2章1話2話ボス。初登場は外伝02雪歩編。ハイランド四天王の一人。元は小国の王子だったも言われる。クラスはジェネラル。愛剣は「古代天空人の暗黒剣」デュランダル。得意技はダウンクロウズ。
 クアスの無二の親友である、普段は寡黙な魔剣士。エンドラに絶対的な忠誠を誓い、危険と判断すればラシュディすら斬る覚悟も持つ、雪歩達にとって有能なPのような武人。本作では、非常識な連中に囲まれた苦労人。
 四天王が一堂に会していた正にその時に、真達の入れ替わりの魔法が作用し、状況を察した真本人からも直接説明されているため、フィガロ将軍だけではなく四天王全員が、入れ替わりの内容を知っている(外伝04 真編)。
 そして、ラシュディの護衛を兼ねガルビア半島に進軍していた彼は、会見の相手に「雪歩」達を指名し対峙することになる。
 名前の由来は、日産のマーチの旧型であるFIGARO。

+ ストーリーに関するネタバレ注意・閲覧推奨2章3話以降
 フィガロの強さに憧れ、恩人でもある彼を倒したくは無い雪歩は、僅かな望みを賭け説得を試みたが、あくまでも武人として生きようとするフィガロは耳を貸さなかった。
 戦い敗れたフィガロは、自身の頑固さが、友との約束を守れずラシュディにも屈服した「弱さ」故であることを露呈し自決しようとするが、すんでの所で雪歩に阻止される。
 そして、雪歩の願いを聞き入れ、愛剣をガルビア半島に残し、雪歩に要らぬ重荷を背負わせた後悔の念も持ちつつ、滅びた祖国の地へ旅立っていった。

アルビレオ
 2章4話ボス。初登場は外伝03真美編。ラシュディの三弟子の筆頭。クラスはエンチャンター。『妖術士』の異名を持つ。イメージCV:子安武人氏、というかSS版のCVは本当に子安氏である。
 人形とドラゴンを愛する"真性の"変態紳士。ドヌーブ王国首都だったバルモア遺跡周辺地域の統治者でもある。カードの幻術が通用しないどころか、時間軸を超越できる力すら持つ超実力者。暗黒道探求に余念が無いが、運命に逆らおうとする点で師匠以上の野望も抱いている。100歳を越えているはずだが、転生により10代後半の姿をしている。
 異世界に現れたやよいを元の世界に戻そうと誘い、ウォーレンの協力者としてデネブの力を借りる要請をする場にも同席し、その後も影で暗躍するが、彼のその本当の意図は・・・?
 名前の由来は、はくちょう座β星で橙と青が美しい二重星アルビレオ。ラテン語文末フレーズab ireoを、この星の名前であると勘違い、かつ、アラビア語の記載ミスと思い込み、接頭語Al-をくっつけてAlbireoとされた。他にも、実際は五番目の明るさなのにβ星(二番目)と呼ばれる、かつては二重星に見えるだけと言われていたが最近本当に二重星であることが分かった、橙の方はそれ自体が二重星だった等、作中人物そのままに「いろいろめんどくさい」。なお、橙と青は双眼鏡レベルで十分に確認できるので、機会があればご覧あれ。

+ ストーリーに関するネタバレ注意・閲覧推奨2章4話以降
 反乱軍の留守を狙い、単身ゼノビアを急襲する。やよいをバルモア遺跡まで拉致し反乱軍を待ち受ける。

ミルディン・ウォルホーン
 1章7話CPartで登場。デボネア将軍配下の帝国軍騎士。ダルムード地方のコンシュ出身。
 物静かなハンサムと紹介されているが、実際は飄々とした皮肉屋の一面を持つ。反乱軍との戦闘により瀕死の重傷を追うが、必要以上の殺生を望まない千早達に命を救われる。その後も、デボネア将軍と行動を共にし、その際に、彼も入れ替わりの秘密を知ることになる。
 彼は、原作では登場しないものの、原作の2年後にオベロ海に浮かぶヴァレリア諸島で勃発したハイム戦役を描いたSFCソフト「タクティクス・オウガ」で登場している。クラスはホワイトナイト。名前の由来は、中世ウェールズの伝説に登場し、アーサー王伝説の魔術師マーリンのモデルとされるミルディン・ウィルト。

星井美希 as ラウニィー・ウィンザルフ
 初登場は外伝02雪歩編。作者によればアイドルランクD。現在のクラスはフレイア。
 帝国の名門ウィンザルフ家の一人娘にして、ハイランド初の女性『聖騎士』となったラウニィーと入れ替わった。
 異世界に来ても、ゆとりっぷりと、それでいて物事の本質を見抜く天才ぶりは相変わらず。

 ラウニィー自身は、6番のタロットカード(Lovers・恋人)に変化している。
 深窓の令嬢として大人しく振る舞ってもおかしくない身分だが、本人は非常に気が強くしかも相当に毒舌な女性。現在は、政略結婚を嫌って帝国軍から出奔している。
 至って真面目でもあるため、頑張らないように頑張る美希には、どこぞのPのように苦労させられている。
 名前の由来は不明。

ギルダス・W・バーン
 名前のみ外伝02雪歩編で登場。ウィンザルフ家に仕える帝国軍騎士。ハイランドの上都ザナドュ出身。
 無精ひげの酒好き女好きの男ではあるが、タフで頼りになる好漢でもある。
 彼も、ミルディン同様「タクティクス・オウガ」で登場している。クラスはホワイトナイト。名前の由来は、ケルト系キリスト教司祭で当時の貴重な史料を残したとされる聖ギルダス。

デニス・ルバロン
 初登場は外伝04真編。ハイランド四天王の筆頭。クラスはジェネラル。愛剣は「古きジパングの暗黒剣」ビゼンオサフネ 。得意技はイクスティンク。
 褐色の肌を持つ武芸に最も秀でた戦士。ドラゴンの中のドラゴンといわれるディバインドラゴンを倒しその血を浴びたため、無敵の身体を得ていると言われている。騎士道に溢れた精神も持ち合わせている・・・はずだが、本作では完全に武器フェチでかつ筋肉馬鹿。現在は、三神器の一つである「聖杯」を探索する任務に就いている。
 名前の由来は、クライスラーの乗用車LeBaron。

アルフィン・プレヴィア
 初登場は外伝04真編。ハイランド四天王の一人。クラスはジェネラル。
 名門貴族出身の、蔭があるが誇り高きエリート。信心深い魔法剣士としても知られており、剣士としての能力は勿論、魔術師としても入れ替わりの幻術の存在に気づける技量を持つ。しかし、ラシュディの指導を受けていたためか、真戦死の一報を耳にしたのを切っ掛けに、暗黒道に墜ちつつある状況にある。現在は、三神器の一つである「聖なる腕輪」を探索する任務に就いている。
 名前の由来は、トヨタのミニバンEstimaの輸出名Previa。

ヒカシュー・ウィンザルフ
 初登場は外伝04真編。ゼテギネア帝国『大将軍』。クラスはハイランダー。
 代々ハイランド王家に仕える帝国屈指の名門ウィンザルフ家当主にして、帝国軍総司令官の地位にあって騎士最高位であるハイランダーの称号を持ち、騎士道に従う姿勢も絶賛されている文字通り帝国最強の人物。
 しかし、男手一人で育てた一人娘ラウニィーに対しては、どうしても娘べったりの親馬鹿になってしまう困ったパパでもある。
 名前の由来は不明。

スルスト
 初登場は2章1話BPart。天空の三騎士の一人。クラスはドラグーン。『赤炎』の称号を持つ。愛剣は「戦争の神イシュタールの聖剣」ザンジバル。
 深紅の鎧を纏う、褐色の肌を持つ竜騎士。ラシュディにチャームの呪文を掛けられ我を失っている模様。そのため、現時点で本来の人となりも不明。
 交渉決裂時の争いで社長に深手を負わせた後、逃亡した。
 名前の由来は、北欧神話での火の国ムスペルムスヘイムの王スルト。

+ ストーリーに関するネタバレ注意・閲覧推奨2章3話以降
 その後、ガレスと行動を共にしているらしい。

フォーゲル
 初登場は2章1話BPart。天空の三騎士の筆頭。クラスはドラグーン。『竜牙』の称号を持つ。愛剣は「西風神の暗黒剣」ゼピュロス。
 翠緑の鎧を纏う、竜頭の竜騎士。彼もまた、ラシュディにチャームの呪文を掛けられ我を失っている模様。そのため、現時点で本来の人となりも不明。
 他の2人と一緒に、フィガロと春香達の会見の場に現れ、交渉決裂直後に反乱軍と剣を交えた。
 名前の由来は、ドイツ語での鳥(Vogel)。

+ ストーリーに関するネタバレ注意・閲覧推奨2章2話HPaart以降
 その後、アルビレオと行動を共にしているらしい。

ラシュディ
 初登場は2章2話HPart。クラスはワイズマン。『魔導師』『賢者』の異名を持つ。
 80年前の大陸の戦乱を平定した「五人の勇者」の一人。 だが、25年前に突如女王エンドラに他の四王国への侵攻を提案し、かつての盟友グラン王をも殺害して神聖ゼテギネア帝国を建国させた男でもある。
 暗黒道を極め、神を越えるとも噂される非常に強大な魔力を持つ。その力の前では、天空の三騎士すら簡単に操られてしまうほど。
 しかしながら、彼の本当の目的は未だに不明。また、現在、ゼテギネア帝国の危機に、自らが直接対応する余裕がない事態にあるらしいが・・・?
 名前の由来は、「悪魔の詩」で知られる英国人作家サルマン・ラシュディ。


異世界の住人達(登場順)

エレイン・ハミルトン
 1章2話A,BPartの回想シーンで登場。ランスロットの妻。
 夫を愛し、また、異世界の人間にはランスロットとしか見えていないはずの千早の存在にも気づき、異世界に飛ばされ孤独感を深めていた彼女を優しく慰める。しかし、彼女は戦乱の中で病死してしまう。
 ちなみに、ランスロットには反乱勃発2、3年前に病死した妻がいたという設定は、続編の「タクティクス・オウガ」では非常に重要な背景になっている。しかし、彼女の名はオウガサーガでは明かされていない。そのため、彼女の名前や亡くなった時期は、本作でのオリジナルである。
 名前の由来は、円卓の騎士ランスロット卿の母エレイン、又は、彼に拒絶されたアストラットのエレイン姫、又は、彼を騙して一夜を共にしたカーボネックのエレイン姫。

ユーリア・ウォルフ
 1章3話CPartで登場。カノープスの妹。ギルバルドの恋人。
 隠された教会で歌の練習をしていたところを千早に発見され、そこで聴いた千早(ランスロット)の歌声に感動してしまう(SS世界なら子安武人氏だが、この世界ではJ氏のような美声で聞こえていた)。そのため、ランスロットを師匠と呼び慕い反乱軍に同行し、現在は裏方の仕事を手伝っている。彼女の夢は、原作同様に大陸一の『歌姫』になることであり、目標は如月千早さんである。
 名前の由来は不明。また、2010年に発売された「タクティクス・オウガ」のPSPリメイク版「運命の輪」の追加シナリオで18歳(つまりこの時代では16歳)という、バルタンとしてはかなり幼い年齢であることが判明する。が、これは本作とは異なる世界のパラレル設定だと思われる、胸囲的な意味で。

ゴブ
 1章6話APartで登場。デネブの使い魔。
 もともとは失敗作のパンプキンヘッドとして破棄される予定だったが、あるきっかけで急激に人間の子供並みの知恵をつけた。
 カード化されたわけでもないのに、カード化された人物の会話が聞こえ、アイドル達の真の姿も見えているっぽいが、それはデネブの魔力のためなのかそれとも?
 なお、原作では、SS版だけに追加されているステージのボスとして登場している。クラスはマッドハロウィン。名前の由来は不明。

+ 状況に関するネタバレ注意・閲覧推奨幕間5以降
 真美が異世界に現れた時点で入れ替わりが成立していたため、実はゴブの方が先に10番のタロットカード(Fortune・運命の輪)に封じられていた。
 真美が死亡した際、その魂が消失する前に対処する必要があったため、デネブが真美の肉体と精神をカードに封じた。この時、同時に存在できない相手が逆にカード化されたため、ゴブ自身の"呪い"は解かれカードから出現したのである。
 真美は霊魂の状態でゴブと会話ができていたが、ゴブ以外は彼女と会話どころかその存在も認識できなかった。そのため、ゴブは真美の気持ちをくみ取り、悲しみに暮れる亜美を支えることになる。

 真美の方がカードに封じられてた時のゴブの姿は、春香達にはゴブに、異世界の人間には真美に見えていた。1章6話Bpartで、エマちゃんが都市解放時に住人の情報を聞いて「(ゴブは)男の子ではなく女の子と思ってた」という発言をしていたが、これがゴブ=真美という事実が明かされる前の伏線となっていたわけである。

 真美を復活させる方法は、ゴブをもう一度カードに封ずること(二度目のカード封印)はできないために、以下のいずれかしかなかった。
  • カードの中に直接作用できる、竜言語魔法マーティライズを使用する。但し、真美は、ゴブが死亡するか帝国が滅亡するまでカードから出られない。また、呪文使用者は死亡してしまうため、デネブが使うとカード中のデネブが復活できなくなるし、ノルンがいる雪歩が使って彼女に対するリザレクションが間に合わないと、ノルンが解放され雪歩が消滅する恐れがある。
  • ゴブの存在を抹殺し、死亡している真美の入れ替わり状態が解消された時点で、真美にリザレクションを使用する。この場合、ゴブの復活は無い。
  • 召喚魔法の使用者であるウォーレンを頼る。しかしデネブは、何とかできるなら彼はとっくに対応していたはずと考えていた。
 ここで、主人のためには自爆も恐れないパンプキンヘッドの特質を持つゴブは、彼女達と一緒に遊ぶことを夢見て、デネブが黄金の枝から作り出したマーティライズではなくアルビレオが戯れに渡していた呪文書を使って、真美を復活させようとする。そして呪文は成功する。
 しかし、本物の魂を持たないゴブに対して、リザレクションやソウルコールの効果を発揮させることはできなかった・・・・

 こうして、真美はカードから出られた状態で完全復活を果たし、その代償として、ゴブは異世界から消滅した。
 しかしながらゴブは、双子の記憶の中でいつまでも生き続けている。

 以上、詳しくは外伝01 デネブ編外伝03 真美編ガラスのカボチャFinal_前編後編を参照のこと。

バーニャ
 幕間3で登場。かつてゼノビア王家の『乳母』を務めた女性。
 ゼノビア城陥落の混乱中、アッシュに手引き(これは原作には明記されていない作者のオリジナル)により当時赤子だったトリスタン皇子を連れて逃げ、カストラート海東岸の小さな村に辿り着き、その地で皇子を育て上げた過去を持つ。
 皇子と別れた現在は、王都ゼノビア近郊の貿易都市カルロバツにまで戻って隠れ住んでおり、律子達に皇子の捜索を依頼し、王位継承の証である「えいこうのカギ」を預けた。
 彼女は、過去の出来事を描いたネオジオポケットカラーのソフト「伝説のオウガバトル外伝」でも登場している。名前の由来は不明。

フォーリス・クヌーデル
 幕間3で登場。アイーシャの母。
 ロシュフォル教総本山アヴァロンに住まい、最高位である『大神官』を務めていた。
 暗黒道を突き進む帝国に対しても慈愛の心を説き続け、ガレスのアヴァロン侵攻後も帝国に従わなかったため、ガレスの手で公開処刑されてしまう。
 名前の由来は不明。

ケイン
 幕間3でいきなり怪しさ全開で登場。特徴的な赤毛を持つトリスタン皇子の『従者』。皇子の兄弟子かつ幼なじみの親友でもある。
 魔法や情報収集が得意な非常に有能な人物。普段はくだけた物言いをするが、場をわきまえる常識は持ち合わせている。アイーシャに「自分達」への教会の支持の取り纏めを依頼したにも関わらず拒絶されるが、本人の意志を尊重して彼女を無理に止めなかった。現在はマラノの都に先行潜入中。
 彼は「伝説のオウガバトル外伝」で正式登場している。クラスはヴァリット。原作でも登場している(マラノの都)が、この時は固有人物扱いされていない。名前の由来は不明。

トリスタン
 幕間4で登場。グラン王の嫡男にしてゼノビア王国の正統後継者である『皇子』。クラスはジェネラル。得意技はソニックブーム。
 「トリスタン」はその身分を本人にも隠して育てられていた時の偽名であり、本名はフィクス・トリシュトラム・ゼノビア。アヴァロン島で反乱軍の動向を探っていたが、彼らの実力を認め、自らも帝国を倒す活動を始めるべくマラノの都に向かう決断をする。
 なお原作中ではもう一人の皇子の存在も明らかにされている(ジャン皇子)が、その年齢や消息は明かされていない。また、トリスタン自身も(80年前の英雄は当時15歳、トリスタンは暗殺事件直前に生まれたと仮定するなら)グラン王70歳の時の子供というちょっと無理な設定がされている。名前の由来は、散文「トリスタンとイゾルデ」の主人公で、後にアーサー王の伝説にも組み込まれたトリスタン卿。

ボーグナイン
 幕間4で登場。偉大な魔法使いを自称する老人。邪神の姿をした魔除け「セントールの像」の蒐集家としても知られている。
 少々胡散臭さを感じさせるが、入れ替わりの幻術が通用せず、2人ぐらいは簡単にテレポートさせる実力は持っている。友人であったフォーリスに会おうとして、アムドの悲劇に立ち会うことになってしまう。そして、フォーリスの娘アイーシャを励まし、また、新たな像収集のために反乱軍、というか、お気に入りの一体の姿に非常によく似ていたあずささんに付きまとう。
 名前の由来は、アカデミー主演男優賞受賞の経歴もある米国人俳優アーネスト・ボーグナインとされる。『ポセイドン・アドベンチャー』、『エアーウルフ』が有名。

アエリアル
 1章9話BPartの回想シーンで登場。北の大陸ガリシア北西部に浮かぶオウィス島周辺の、人魚達の聖域とも称されるラーナ海域で族長を務める『人魚』。
 他の人魚同様に人間嫌いだったが、信頼し共に戦うことができる人間もいることを知った経験を持つ。反乱勃発の2年ほど前にライの海にまで出向いた際、人魚を救おうとして海に転落した少女オードリーを救い、かつての部下だったポルキュスに介抱を指示した。
 彼女は原作では登場しないが、原作の約18年前に、オウィス島で起こった動乱を描いたGBAソフト「タクティクス・オウガ外伝」で正式登場している。クラスはマーメイド。名前の由来は不明だが、大嵐を起こし船を難破させる精霊達の総称アエリアルと思われる。

マンゴー
 1章9話BPartで登場。老魔女三姉妹の一人。カストラート海の都市ビパオア在住。大陸一美人な『魔女』を自称する。
 アイドル達の正体を見抜き、カード化した人物と直接話せる魔力を持つ実力者。オウガバトルや天空の島の伝承に詳しく、天空の島も他の姉妹達と一緒に行ったことがある。あの年(150歳以上)で若い男が大好き。
 名前の由来は、ウルシ科の果樹マンゴー。フィリピンのペリカンマンゴーが一般的だが、台湾、日本のアップルマンゴーも広まりつつある。

フローラン・ゼノビア
 名前のみ外伝04真編で登場。旧ゼノビア王国『王妃』。トリスタンの実母。
 その優しさから、ゼノビア王国のみならず、広く多くの民から愛された人だったと伝えられている。 グラン王と共に亡くなったとも伝えられていたが、どうやらシュラマナ要塞に幽閉されていたようだ。
 名前の由来は不明。

ポーシャ
 1章10話CPartで登場。ディアスポラ地方の都市ソミュール在住の女の子。
 病気のお母さんのために「金の蜂の巣」を探しに出かけたまま戻ってこないお父さんが心配で、夜の街で一人泣いていた。幸いにも進軍してきた春香達と出会い、お父さんを捜してもらう約束をしてもらう。
 お父さんが取ってきた金の蜂の巣を春香から受け取ったポーシャは、悲しい事実を敢えて伏せた春香の優しさを感じたためか、春香を「本当のおねえちゃん」と慕い、春香に似たセントールの像をプレゼントする。
 名前の由来は、シェイクスピア作「ヴェニスの商人」のヒロインであるポーシャとされている。

??????
 一章の終わりで、姿は見せずに春香に呼びかけた『神』。
 正義と慈愛を司る神とのことだが・・・現時点では、性別も含めてどのような存在なのか全く不明。 

フェンリル
 原作では2章3話のボス。初登場は二章の始まりの戦闘シーン。天空の三騎士の一人。クラスはドラグーン。『氷』の称号を持つ。現在春香が持つ「聖剣」ブリュンヒルドの、本来の所有者。
 紺碧の鎧を纏う、金髪の女性竜騎士。登場当初は、ラシュディによるチャームの呪文のために我を失っていた。しかしその実力は本物で、バスカーク達の部隊をたった一人で簡単に敗走させるほど。
 本当の彼女は、美しいのに笑顔を見せたことがない、自ら暗い女と卑下している地味な性格な女性である。それは、天界への「鍵」でもあるブリュンヒルドを、人間を信じ神の命に背いて下界に残したために、流刑地オルガナに長年幽閉されていた経緯と関係しているかもしれない。
 名前の由来は、北欧神話でのロキの子供である魔狼フェンリル。

+ ストーリーに関するネタバレ注意・閲覧推奨2章4話以降
 フィガロ将軍護衛として現れ、交渉決裂時の争いで千早に倒されたが、暫くの後に復活――天空の三騎士は、もともと、聖なる父から永遠の命を与えられたと伝えられるほどの存在である――、その際にチャームの呪文も解けた。
 そして、ゼノビアを急襲したアルビレオを一時的に退ける。

ニルダムの男
 外伝05やよい編_前編で登場。ローディス教国傘下のニルダム兵団所属。
 奴隷として扱われてもボルマウカ人の矜持を持ち続ける少年戦士。カストロ峡谷の教会で傷を癒していた際、地域住人から排斥されかけたところをやよいに助けられる。
 ちなみに、彼の言葉にあった「我々のためにローディスに服従した王族の生き残り」とは、タクティクス・オウガのテンプルコマンドとして登場する『暗黒騎士』アンドラス・ガフラヌのことと思われる。

音無小鳥 as ユーシス
 初登場は外伝06小鳥編。現在のクラスはスローンズ。
 聖なる父に仕える天界の戦士「天使」を束ねる『天使長』ユーシスと入れ替わった。
 765プロ屈指の腐女子なだけに『世界の秘密』にもかなり精通しており、その知識を利用して、アイドル達が深刻な事態に陥らないよう奔走する優しいお姉さん。

 ユーシス自身は、18番のタロットカード(Moon・月)に変化している。前天使長ミザールの実妹。深い慈愛に満ち、後に神々の一人として迎えられる程の人物。
 ミザールを天界に連れ戻すために下界に降りてきた。罠に嵌りアンタリア大地の教会に監禁されてしまうはずだったが、小鳥の機転で避けられたらしい。
 小鳥と出会った当初はいろいろな意味で振りまわされるが、彼女の内面の純粋さを見抜き、契約し力を貸すことに決める。
 名前の由来は不明。ところで、天使長就任時に、何故、最高位クラス(セラフィム)にならなかったんでしょう、ユーシスさん?

トード
 声のみ外伝06小鳥編で登場。『悪徳商人』の異名を持つ。
 言葉遣いは丁寧ながらも、人の足下を見て商売をする、その異名そのままにモラルが低い商人。
 アンタリア大地で異世界の人間は誰一人読めない記録書らしきものを拾うが、それすら商売のネタにしようと考えている。
 名前の由来はヒキガエル(Toad)。


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最終更新:2011年09月07日 21:10
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