作品別用語集 - @ Minefield



FRONT MISSION -@ Minefield-




プロローグ

 ハフマン島。
 20世紀終盤、大西洋での大規模な海底隆起により、わずか70年余りで姿を現した新島である。
 その地中深くに眠る豊富な鉱物資源は、オシアナ共同連合(O.C.U.)とニューコンチネント合衆国(U.S.N.)の両国からの数多の入植者を呼び寄せた。
 両国の領土所有権を巡る競争は、2070年、武力による闘争の形で島全土に多大なる災禍をもたらす。

 第1次ハフマン紛争。
 勃発から1年を費やした争いは、以後長きに渡る国家間の軋轢と、本土の中心を二つに分断する境目を残して、一時の鎮静を見る。
 ここに、21世紀に誕生した二つの超大国が、世界で唯一国境を接する地が生まれた。

 2090年6月3日、ハフマン島USN領ラーカス地区。
 OCUジャパンより正規軍の護衛のもと慰問に訪れたアイドル、天海春香・如月千早両名は、これを領域侵犯としたUSN所属部隊との戦闘行動を余儀なくされる。
 その結果、戦闘区域の中心に位置する、サカタインダストリィ社所有の工場施設を破壊。優に、62名もの死者を出す大惨事を引き起こした。
 直後、USN側はこれを『人道にもとる卑劣な組織的行為』として全世界に発表した。

 ラーカス事件。
 第2次ハフマン紛争勃発の引き金となった出来事である。



あらすじ

 第2次ハフマン紛争勃発から1年後、OCU領バリンデン。
 先のラーカス事件の重責を、自らも軍関係者として背負わされることとなったハルカ(天海春香)は、
 かつての護衛担当であったサカタ(坂田竜二)とともに、いつの日とも知れない刑の執行を待ち受ける日々を過ごしていた。
 そんなある日、二人は、OCU陸防軍大佐であるオルソン(グーリー・B・オルソン)から、まるで意外にも過ぎた処遇を言い渡される。


  “前非を悔いた元アイドルが、自ら懲罰隊を志願してヴァンツァーを駆り、戦場へと赴く……
   キーボードは打てても敵は撃てない豚どもが、いかにも喜びそうな話だろう?”


 ヴァンツァー懲罰中隊。
 その指揮者として、最前線に立つということ。
 ハフマン島の戦火は、日に日に激しさと疲弊を増していく。
 ましてや現状劣勢の立場に追い込まれつつあるOCUにとっては、『即時手荒く扱える駒』が必要だった。


  “わっかりましたっ!!
   使い捨ての客寄せパンダってことですね!”


 正規軍の矢面に立ち、汚れ仕事を一手に引き受ける。
 必要となれば、弾除けにとこの身をも差し出す。
 言い換えれば体のいい、悠長な死刑宣告に過ぎなかったのだ。


  “ハルカ・アマミ大尉、懲罰中隊隊長として前線へ向かいます。
   ……女の子を甘く見ると、いつかひどいしっぺ返しがきますよ、大佐。”


 殺されたくないのなら、死ぬまで足掻けばいい。
 例えそれが浅ましく、惨めな姿だとしても。
 あの日、守ってくれた人のために。
 そしてなによりも、あの日に守れなかった、愛する人たちのために。

 かくして、OCU陸防軍ヴァンツァー懲罰中隊長『OCUの面汚し』ハルカ・アマミは出撃するのであった。
 この戦場の奥深くに隠された、真の思惑を知らずに。



解説

 原作は1995年にスクウェア(現スクウェア・エニックス)より発売されたシミュレーションRPG。
 オシアナ共同連合(O.C.U.)ニューコンチネント合衆国(U.S.N.)の二大国の領土からなる架空の島『ハフマン島』を舞台に、
 ヴァンツァー(WAnder Panzer)と呼ばれる準人型汎用兵器が主体となった戦争、その時勢に翻弄され暴走する軍需企業の狂気を描いたストーリーは、今なお人気が高い。
 のちにリメイクされたPS・NDS版では、『地獄の壁』隊員をはじめとしたUSN側の意外な人物像を垣間見ることが出来る。

 その反面、ゲームとしてのバランスは、スピードとかスイッチとか一部のスキルが偏った(偏りすぎた)性能を持つ、
 ぶっちゃけ一番高いパーツ全員分揃えときゃおk各パーツのバランス調整が甘いなど、荒削りな面が否めない。
 そこで、本編ではプレイのマンネリ・作業化を防ぐ措置として、

  ●リペア・地雷などのアイテム使用禁止(設定上の例外キャラあり)
  ●闘技場出場禁止(経験値・賞金稼ぎ禁止、一部キャラのイベント除く)
  ●同じ構成の機体を同時に出撃させない
  ●1マップ出撃8人まで(補給車は含めない)
  ●補給車の使用(弾薬補給)は1マップにつき3回まで
  ●撃破されたキャラは次のマップは出撃不可(機体修理中につき1回休み、という設定)

 以上の縛りを設け、プレイ動画としても楽しめるよう配慮している。
 


 制作者はテンダスP。
 P名は、E.C.ドイツはシュネッケ社の最初期型WAP、テンダス(Tendus)に因む。



登場人物(O.C.U.)


●O.C.U.陸防軍ヴァンツァー懲罰中隊

 第二次ハフマン戦争の劣勢を覆す為、『OCUの面汚し』ハルカ・アマミを隊長に据えて設立した部隊。
 体の良い弾避け、自分達の手を汚さないだけの死刑宣告に等しい処置であったが、
 やがて彼女達はOCUきってのエース部隊へと歩を進めていく。まるであらかじめそう予定されていたかのように。

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 戦争終結後も解散する事なく、ハフマン島全体の為に動く中隊『シェヘラザード』として機能する事に。
 隊長は変わらず『英雄』ハルカ・アマミ。
 なお、部隊名の語源は千夜一夜物語、暴君を喜ばせ続けなければ死ぬ王女から来ていると思われる。

ハルカ(天海春香)

 WAPコード:Sunlit(サンリット / 意:日の当たる,太陽に照らされた)
  -
 主人公。原作におけるロイド・クライブ役。
 ラーカス事件後、サカタと共にバリンデンのコロシアムファイターとして処刑までのその日暮らしを続けていたが、
 OCU側の劣勢を挽回する策の一環として徴発され、ヴァンツァー懲罰中隊長として戦場へと赴く。
 乗機Sunlitはマシンガン、グレネード、ミサイルで武装した遠距離寄りの構成であり、
 一般に命中率が低いとされるグレネードが何故か高い確率で当たるという奇妙な特徴がある。
 どうやらそれ以外にも『何か』があるようだが……。

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 原作でも登場したBrainデバイスを更に発展させた『Icon』デバイスである事が、その開発スタッフの一人であるミゼット・ブラウンから明らかにされた。
 優れた演算装置であるBデバイスは安くないコストがかかる上、人間の脳を用いている以上消耗する可能性が高く、パイロットが介在する限り動きにラグが生じるのは不可避であった。
 そこで、機体そのものに『熟練者』の動きを取り込ませる事でラグを解消し、また安価に複製・流通が可能になる事で本来要求されていたスペックを満たしうる、というもの。

サカタ(坂田竜二)

 WAPコード:Raioh(ライオウ / 記:雷王 / 意:迦邇米雷王(かにめいかずちのみこ)が由来か?)
  -
 ハルカの相方。中隊内におけるいじられ役兼ツッコミ役。
 チハヤとプロデューサーを守れなかった償いとして、ラーカス事件を機に、ハルカを守る為に傍で戦い続ける。
 相棒であるRaiohと共に近距離戦における頼れる仲間、のはずなのだが、謎の病気『サカタ病』にかかっている、らしい。
 ……感染源?

イオリ(水瀬伊織)

 WAPコード:Sanson(サンソン / 意:シャルル=アンリ・サンソン4世が有力か?)
  -
 懲罰中隊副官。ナタリー・F・ブレイクウッド役。
 どちらかといえば規律や部下に甘いハルカをフォローする形でサポートしている。
 ラーカス事件の影響は父親の隠ぺい工作により免れたが、それには納得できずに自らも戦線へと身を投じた。
 しかしMission-01が兵士としての初陣だったようで、初めての殺人にパニックを起こしている。
 どうやら物語の裏側に関わっているようだが、彼女曰く仲間達を守る為らしい。
 乗機Sansonは機動力を重視した遊撃型。武器腕を装備する事が多いのも特徴として挙げられるか。
 なお、動画内コメントより、機体名はフランス革命期の死刑執行人、シャルル=アンリ・サンソン4世が由来らしい、との事。

ヤヨイ(高槻やよい)

 WAPコード:Bargain(バーゲン / 意:安売り,取引,値切り)
  -
 原作におけるJ・J(ジョイナス・ジェリアスカ)役。これにちなみ、途中からパイロット名が『Y・T』として登録されている。
 かつて同様に振舞うものの、内面は『傭兵』らしい性格へと変貌しており、また自分達を追い込んだOCUそのものを憎んでいる。
 付き合いの長いキースとは良いコンビであり、乗機Bargainはライフル・火炎放射器などの単発近距離武器を両手に装備した、後述のキース機との連携を思わせる構成になっている。
 損耗率、ひいては被撃破率が高めで『一回休み』になってしまう事が多い。
 第二部にて、手のひらを返して彼女達を称賛する人々に対し、もっとも強い反感を見せている。

キース(キース・カラベル)

 WAPコード:Ms.Jerry(ミスター・ジェリー)
  -
 ヤヨイと『ワイルドギース』なるコンビを組む傭兵。
 出自らしい荒っぽい口調や金銭第一な態度が目立つが、ヤヨイを気遣ってもみせる良い先達とも言える。
 どちらかと言えば『ボケ』なキャラでもあり、ヤヨイに折檻されるシーンも。
 Ms.Jerryはマシンガン二挺とミサイルという攻撃特化型。いいかDoubleは取るなよ! 絶対に取るなよ!

フレデリック(フレデリック・ランカスター)

 WAPコード:Witness(ウィットネス / 意:目撃者,証人)
  -
 懲罰中隊従軍記者。ホされてたのか、スクープ狙いに躍起になっている所を中隊と出会い、以後同行する。
 報道真拳なるものに目覚めたり、邪気眼に覚醒したりとギャグ面に忙しい。
 が、『ジャーナリズムに客観性はいらん!』という持論や、ハルカをキリスト=『公共の敵』に例えるなど、
 トンデモに見えて一貫した考え方を垣間見せるあたりは流石に(一応)記者というところか。
 乗機Witnessは両肩にランチャーを搭載した遠距離特化型、のはずが、目撃どころかやたらと前に出まくる搭乗者のお陰で損耗率は高い。あまつさえ殴りかかるし。
 第二部ではリツコと共に何かを調べ上げている他、物語の核心へと迫りはじめる。
 が、ギャグ面に崩れるのは相変わらず。

マコト(菊地真)

 WAPコード:Heroic(ヒロイック / 意:勇気ある,英雄的な)
  -
 ヤン・メイファ役。本作では後半に登場するラルフ・ダイアンを師匠として仰ぎ、ヴァンツァー技術を鍛える。
 コロシアムファイターとして名を広める一方、ミキと共にチハヤの行方を追い、また765プロを陥れた『何か』に対して戦いを挑む。
 乗機Heroicは格闘戦仕様機であり、Double初期取得という凶悪さも合わさって、参戦時から絶大な破壊力を発揮する。

ポール(ポール・C・グリバー)

 WAPコード:Rainbow(レインボー / 意:虹)
  -
 従軍牧師。グレイロックにて孤立していたところをハルカ達に救出されたのち、とある戦いを経て懲罰中隊へと参加する。
 一応神職らしい言葉を放つのだが、肝心の信じている神様がどうにもSAN値チェックを要求されそうなシロモノっぽいのが何とも。
 時折妙に画面に残ったり、着弾時のエフェクトとかミサイル発射時がアレだったり……底が見えない。色々な意味で。
 乗機Rainbowは両肩にミサイル、自衛用の近距離武器を装備した遠距離支援型。

アルダー(アルダー・ワイス)

 WAPコード:Cowboy(カウボーイ / 意:牛追い,一匹狼)
  -
 かつては機体名でもある『カウボーイ』の異名を馳せた、OCU指折りの名パイロット。
 戦争で息子を失ってからは酒に溺れていた。戦争の(表向きの)原因であるハルカに食ってかかるが……。
 機体構築は遠・近・格全てをこなす型であり、連続攻撃系スキルを活かしにくくはなってしまうが、
 イジェクトパンチ=Stunの発動率の高さから無力化能力に優れる。

ミキ(星井美希)

 WAPコード:R-O-M(リードオンリーミキ)
  -
 ハンス・ゴルドウィン役。今回ばかりは「ああ、またか」では済ませられなかったらしい。
 その身に宿った直感像情報把握能力を駆使してスペンサー(情報屋の一種)として生活しつつ、マコトと共にチハヤと陰謀を追っていた。
 『0が一杯ついた通帳』片手に購入したらしい乗機R-O-M(作者曰く、りーど・おんりー・ミキ、の略らしい)は
 チャフやスモークを撒き散らし、ミサイルを撃ち切り中距離武器を撃ちまくる重遠隔支援特化型。
 ハルカと違って命中率悪いけど……と思ったら、遂にフォートモーナス戦にてハルカから命中率をぶん取った。
 やめて! ハルカの個性はもうゼ(ry

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 美希に限らず、元765プロのアイドル達の家族は戦争勃発の原因(の身内)という事で冷遇、または虐げられている立場である事が、解説編で明らかになる。
 そんな家族に対し、スペンサーとして稼ぐ以外『見ている事しかできない』彼女の嘆きこそが、機体名の真意である。

アズサ(三浦あずさ)

 WAPコード:Altruism(アルトリズム / 意:愛他主義,愛他心)
  -
 モーリー・オドネル役。ただしモーリーとは大きくその立場が異なる。
 ハルカを尋ねてハフマン島を訪れるも、お約束のように迷子となりフリーダムへ。
 鬱憤の溜まったUSN軍兵士に襲われかけるすんでのところを、地獄の壁隊長グリーグに救われる。
 その後、地獄の壁に手引きしてもらう形でハルカ達と合流するのだが……。
 乗機Altruismは攻撃を一切禁止する代わりに、ある程度の自己回復(リペア使用)を解禁している超防御特化機。
 最初のセットアップに用いたパーツが、彼女なりの決意表明か。

コング(グレゴリオ・マイアス)

 WAPコード:Mr.Kong(ミスター・コング)
  -
 コロシアムファイターとして不敗を誇ったが、マコトに敗北。
 さらなる強さを求めて懲罰中隊に加わる。単なる脳筋な描写が強いが、マコトとのコンビは漢らしさ全開……アレ?
 乗機Mr.Kongは格闘戦仕様機。サカタ会長護衛戦にてようやくスキルが揃い本領発揮。

ボビー(ボビー・ホプキンス)

 WAPコード:Death(デス / 意:死,死神)
  -
 ポルンガとは腐れ縁の傭兵。
 元O.C.U士官であり、所属部隊が壊滅しても彼一人だけが生き残ったために「死神」と呼ばれていたことも。
 懲罰中隊では貴重な突っ込み役。本人は個性とやらを得ようと色々模索しているようだが、常識人というだけで十分です。そのままの貴方でいて。
 乗機Deathはライフルとマシンガン、ミサイルを装備した攻撃特化型。

ポルンガ

 WAPコード:Natural(ナチュラル / 意:自然,野生,生まれながらの)
  -
 ボビーとは以前からの付き合いがある傭兵で、アボリジニの末裔(ただし混血であり、アボリジニの特徴は肌以外継いでいないとのこと)。
 街中にてヴァンツァー同士で喧嘩をしていたところをヤヨイに止められ、懲罰中隊に加わる。曰く中隊の空気は気に入っているらしい。
 乗機Naturalは『ミサイル撃って突っ込んで殴る』遠距離→格闘の強襲型。

アミ・マミ(双海亜美・真美)

 WAPコード:Gemini(ジェミニ / 意:双子座)
  -
 ヤン・イーヒン役。父親の知り合いの知り合い、要するに見知らぬ誰かに騙されニルバーナ機関へと送られる。
 同室の人間が次々姿を消していく様に怯え、脱走を企てた所で地獄の壁と『P』に救助される。
 その後、恐らくイーヒンだったであろう人物の助言に従って、機関施設に置かれていたWAPを奪取。
 即席でWAPの操縦を教わり、懲罰中隊へと逃げ込む事に成功。
 再び拉致される事を恐れたハルカの考えから親元へは返されず、そのまま中隊へと参加する。
 乗っていたサカタ90式は、複座型・兵器には似つかわしくない幼児対応のキッズ表示、
 『P』が機体の奪取ないしは破壊も考えていたらしい発言から、恐らくは実験の為に双子用として用意された機体ではないかと推測される。
 その後、このサカタ90式をベースとして構築したであろう、Geminiに搭乗。
 Acidによるアシスト役として出撃するが、意外にキル数を稼いでしまうのは皮肉か。

ラルフ(ラルフ・ダイアン)

 WAPコード:Cancer(キャンサー / 意:ガン)
  -
 マコトにWAPの手ほどきを授けた『師匠』。サカタ会長護衛ミッションにてサカタインダストリィに雇われた形で初登場。
 癌に侵され余命幾ばくの為か、何処か虚無的であり、『届かない敵』に挑むマコトに辛辣な言葉を放つ。
 が、マコトとのエキシビジョンマッチを経て思う所があったか、活力を取り戻し、中隊へと配属になる。
 機体名は原作準拠だが、対マコト戦ではレギュレーションによって機体と武装が固定されていたため、本来のセットアップはその時点では不明。
 解説(アルダー)曰く、マコトの師匠だけあって格闘戦を得手とするらしい。
 Mission-18にて本格参戦。ミサイルと盾を装備した重格闘戦仕様機で、次々と敵ヴァンツァーを打ち抜いた。
 (システム上、初期取得のStunとDouble以外のスキルを取得出来ない事への解釈とも言える)

ユキホ(萩原雪歩)

 補給車ドライバー兼整備担当。ピウィー・リッチバーグJr役。実家はジャパニーズ・マフィアらしい。
 ラーカス事件以後は塞ぎこんでいたものの、芯の強さを発揮して復活。
 実家の稼業の関係で、Mission-03にて懲罰中隊に自分達の護衛を依頼。
 その後、同僚のヒカル・マックス・カキザキの3人と共に、懲罰中隊補給車を担当する事になる。
 なお、カキザキはしっかりとフラグを建てて、しっかりと生き残っています。念のため。
 そしてこの補給車、初期の頑丈さ(ゲームバランスの事情なのだが)と残像すら発生させる不思議な回避率、
 時折聞こえてくる『着陸』『変形』といった不可思議な単語といい、中隊随一の謎を秘めた存在でもある。


●O.C.U.陸防軍

オルソン(グーリー・B・オルソン)

 OCU陸防軍大佐。
 上官であろうが誰であれ尊大な態度を取る性格で、当然ハルカたちに対する態度も非常に高圧的。
 原作と比べユーモア分が増量しているのは相手が年若い少女だからか。
 停戦時、原作にはなかったまさかの行動をとる。

ブレイクウッド(ウィラス・E・ブレイクウッド)

 懲罰中隊管理官。OCU陸防軍中将。
 登場回数が少ない為影が薄くなりがちだが、オルソンとは(意図しての事ではないが)飴と鞭の関係と言える。
 だが……。

チハヤ(如月千早)

 原作におけるカレン・ミューア役。ラーカス事件において機体を破壊され、行方不明に。
 その後、マコトやミキの調査から、生存の可能性が高い事が判明するが……。
 何故か彼女の持ち歌である『蒼い鳥』がUSN側のそこかしこで流れるが、それを聴く者の中には違和感を覚える者も。
 そして追撃戦ミッションにてUSN側の停戦を呼びかける役として登場するが、この『声』は本当に彼女なのだろうか……?



登場人物(U.S.N.)


ドリスコル

 USN陸軍大尉。ラーカス事件の実行者。
 意味ありげな言葉と共にUSNサイドのそこかしこに現れるが、その真意は未だ不明。
 乗機レイブンは一応WAP扱いではあるものの、その風貌・装甲・火力全てにおいて一般機体とはかけ離れた存在である。


●地獄の壁

 USN陸軍きっての少数精鋭部隊。
 正式名称は、U.S.N.陸軍戦車師団特機中隊前線都市防衛部隊特殊小隊第64機動戦隊。
 全てのメンバーがディアブルアビオニクス社の傑作機、フロストの特別仕様型に搭乗する。
 通称の所以は、戦場という『地獄』で自らの命を懸けて友軍を守る『壁』となる、その姿勢からである。

グリーグ(グリーグ・デミートリアス)

   WAPコード:Mad Bull(マッドブル / 意:猛牛)
    -
   地獄の壁隊長。難物揃いの部隊を見事にまとめ上げる兄貴肌。
   一見粗野な風貌に似合わず、頭脳的な戦いを得意とする。
   階級は大尉だが、過去の功績からか軍部での影響力はそれ以上に強い。
   フリーダムの街に迷い込んだアズサを助け、敵であるはずのハルカ達の元へと送り届けようとする、紳士的な一面を見せる。
   その後OCUの捕虜となっていたはずが、USNのフォートモーナス撤退戦において大型兵器シーキング型を駆って登場。
   殿を務め懲罰中隊と激突、そして……。

ゲッタ(ゲッタ・セドリック)

   WAPコード:Nothing(ナッシング / 意:無価値,無意味)
    -
   ファイター。隊では最年少。
   血気盛んで戦闘をゲーム感覚で楽しむきらいがあるが、仲間思いな一面も見受けられる。
   冷徹な発言の目立つ『P』に真っ先に喰ってかかるのも、そんな彼の性格を示している。

リーバス(リーバス・ビクター)

   WAPコード:Happy Rang(ハッピーラン / 意:幸せな音色)
    -
   ミサイラー。彼の放つゴルディアスMS・イーグレットRKに初見で泣かされたプレイヤーは多いであろう。
   陽気な性格だが、ミリガンのお寒いジョークに冷徹なツッコミを入れることもしばしば。

ミリガン(ミリガン・アシュトン)

   WAPコード:Dandelion(ダンデライオン / 意:タンポポ)
    -
   ミサイラー。元モデルという変わった経歴を持つ。
   言動からクールを気取るも、うんざりしたリーバスに毎回ツッコまれるのがオチ。
   まさか助けようとした少女から過激な一発を喰らう事になるとは思いもよらなかったようだが。

ジョシー(ジョッシュ・ダリン)

   WAPコード:Stray Cat(ストレイキャット / 意:野良猫)
    -
   ファイター。作中ではジョシーと呼称されるが、恐らくはニックネーム。
   語尾に『~ッス』と付けて喋る。何かと空気が読めない。
   地獄の壁がUSNから逃走する際に死亡した模様、だが……。

デイブ(デイブ・スターリング)

   WAPコード:Perfect Winner(パーフェクトウィナー / 意:完全なる勝者)
    -
   アタッカー。戦線ではグリーグと共に突撃戦を展開する。確かな実力に裏打ちされた自信家。
   口癖の『虫ケラが』などから、他人を歯牙にもかけない冷血漢と思われたが……。


●その他U.S.N.陸軍主要人物

諜報員

 メール川渡河戦にて初登場、ドリスコルの命により『何か』をUSN兵士にした模様。
 役職のイメージからはほど遠い性格で、上司であるドリスコル相手にも何処か軽い感じで応対する。
 その後、双子の脱走阻止を担当する隊の指揮官として登場する。
 が、やる気に欠けた(子供を手に掛けるのは気がひけていたらしい)のか、最低限交戦した後さっさと脱出した。
 顔グラフィックはゲーム内一般市民のもの。

カークランド(ザイバー・F・カークランド)

 モーガン要塞指揮官。階級はUSN陸軍大佐。
 プ○レス関係の番組にでも出てきそうな超ハイテンションな軍人。
 ドリスコルをして『生粋のパトリオット』と言わせるだけはあり、愛国心が第一!な性格。
 が、ドリスコルの暗躍に探りを入れてくる描写など、決して武勲一辺倒というわけではない。
 モーガン要塞での攻防で戦死したかと思いきや、停戦直前の追撃戦ミッションにも登場。停戦に納得せず、命令を無視して戦い抜く。
 最期まで、その結末に納得する事はなかった。



登場人物(その他)


リツコ(秋月律子)

 765プロの解散直後、実家の稼業でもある武器商会キャラバンを開業する。
 その行動範囲は広きにわたり、常に消耗が激しいハルカの隊に狙いを付け、お得意様にせんと目論む。
 兵器の売買のみならず国内外の情勢にも明るい。リッチャンハシノショウニンデスヨ
 何だかんだで面倒見が良く、アズサの為の機体を用意してあげたり、Sunlit内CPUの解析を請け負ったりしている……ほぼ懲罰中隊専属な気がしないでもない。
 と思いきや、サカタ社長のセリフからすると、懲罰中隊の物資は本当に彼女のキャラバンとユキホの実家でやりくりしているらしい。

                                                       \テンキュー/

アラン

 とあるステージにて登場の本作オリジナルキャラクター(顔グラフィックはFMのもの)。
 ポールとは顔見知りらしい。メナサ・グレイロックの2都市に対しFM3rd登場の『アレ』を撃ち込もうとする。

プロデューサー

 現在、この名の人間は2人存在する。
 片方はオープニングステージに登場するOCU兵士役として登場、担当していたハルカとチハヤと共にラーカス事件に巻き込まれ、行方不明になる。
 平和ボケか、USN軍から撃たれた事に最初抗議しようとしていた。
 もう片方は、ゲンツ・ヴィーザーのグラフィックにて登場。ハルカ達との戦いの後、何故か味方(USN)から追われる地獄の壁を助ける。
 初期に登場するプロデューサーとは違い、冷徹で残酷。曰く『心は死んだ』らしい。
 ドリスコルに絶望を味わせるために、地獄の壁の生き残りと共に暗躍する。
 サカタ会長護衛ミッションにてハルカと対峙。意味ありげな言葉を残し離脱する。

対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。
ミゼット・ブラウン

 野戦病院の医師。その正体は、物語の根幹ともいえるあるシステムの開発者の1人。
 思うところあって研究機関から逃げ出し医療の現場へと身を移すが、やはり過去はどこまでも追ってきていた。

ロイド・クライヴ&カレン・ミューア

 M18にてまさかの登場。傭兵部隊『ラピッド1』のメンバーとして、Dr.ブラウンの野戦病院の護衛を務めていた。他のメンバーは出払っていたらしい。
 カレンはミキにすら気付かせない高い隠蔽能力を持ち、早速彼女に教授、実践させた。おかげで本人も乗機も真っ白に……。
 ハルカを指して『命の恩人』と呼ぶが……。



  • テンダスPさんへの支援に、メインキャラ勢の説明を入れてみました、どうでしょうか? -- 名無しさん (2009-09-14 21:28:19)
  • GJ!! -- 名無しさん (2009-12-08 01:50:57)
  • 褒めて頂けたんで木に登ってみたw カークランド他、M17終了時点での情報にて更新。 -- 名無しさん (2009-12-08 23:14:50)
  • 祝第二部開始。表記の調整および解説編、M18終了時点での情報をある程度追加。 -- 名無しさん (2010-01-19 13:02:46)
  • 記事作り始めでブッ倒れてそのまま放置してたんですが……支援ありがとう! 本当にありがとう! -- 名無しさん (2010-04-06 04:49:01)
  • WAPコードと意味入れてみました。あと色々ちびっと修正。 -- 名無しさん (2010-04-13 11:35:07)
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最終更新:2023年12月13日 11:01
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