ポケットモンスターシリーズ

「ポケモン、ゲットだぜ!」

ポケットモンスターは、(株)ゲームフリークが開発、任天堂と(株)ポケモンが発売元*1である携帯ゲーム機用RPGのシリーズ。
およびそのヒットを受けて製作された同名のアニメ作品シリーズである。
ピカチューピカチュウなどでお馴染みの、大ブームを作った傑作。
本編シリーズ以外にも「不思議のダンジョン」シリーズなどの派生作品が多く登場している。

対戦にしか使われていなかったゲームボーイの通信機能に新しく「交換」の概念を追加した画期的な作品である。
「赤・緑」の爆発的ヒットは市場にも影響を与え、ソフトの売上が頭打ちとなり、
ハードとしての末期を迎えつつあったゲームボーイを復活させ、後継機の発展等にも一役買うこととなった。
というか、このゲームが発売されなければゲームボーイアドバンスやニンテンドーDSも開発されず、
携帯ゲーム市場自体が縮小・消滅していた可能性すらある。
実際に開発はかなり難航したらしく、製作開始が1990年、最初の納期が91年末であった。
実際の発売が96年だったことを考えると、5年近くも余計に歳月を費やしたことになる。

この4ヶ月後に発売された次世代機NINTENDO64もプレイステーションに押され、
苦境に立たされていた任天堂にとっては救世主のような存在だったに違いない。
これ以降、二匹目のドジョウを狙うべく「通信対戦&交換」をコンセプトに作られたゲームが多数登場したが、
「メダロット」「ドラゴンクエストモンスターズ」などの一部を除けば多くが失敗している。

売上は赤・緑合わせて822万本。それまで最高だったスーパーマリオブラザーズの681万本を凌駕した。
さらにこれに別バージョンの青・ピカチュウなども加えると、1000万本を突破する。

ゲーム自体は
  • ポケモンを全種類捕まえて、図鑑を完成させる
  • 育てたポケモンでジムリーダー達を倒し、四天王+チャンピオンが待ち構えるポケモンリーグを制覇
  • 悪の組織の野望と戦う
この3つが目的だが、プレイヤー同士のやり取りを重視した結果、対戦に関わる要素は非常に充実。
というか充実しすぎた余り、子供向けゲームでありながら、どう見ても大きなお友達仕様としか思えない状態になっている。
  • 「4Vヒトカゲ出たけど性格が死んでる」
  • 「マンムーの252振り礫で無振りガブが乱数1発」
  • 「雨乞い時にスカーフヘラ抜き調整」
などと口走るようになったら、おめでとう、あなたは廃人です。
「4V」「無振り」等の意味を知りたい人はこちらを参照。

アニメ版は主人公サトシと、モンスターボールに入るのが嫌いなピカチュウなどの個性的なポケモンや、彼らの仲間達の活躍が描かれている。
アニメでは建物の配置や一部キャラクターの性格などがゲームと異なる箇所がある。
アニメの設定を一部使用し、「赤・緑」をリメイクしたのが「ピカチュウバージョン」である。
「でんのうせんしポリゴン」放送時に起きた「ポケモンショック」によって入院者が続出し、一時期放送を休止したことがある。
ポケモンショックの詳細はこちらを参照。
この事件がきっかけで、アニメを放送する際に『部屋を明るくしてテレビから離れて見てください』というテロップが流されるようになった。
またそれが原因か、この事件以来ポリゴンは一切アニメに出ることがなくなった。
「金・銀」で登場した進化系のポリゴン2、「ダイヤモンド・パール」で登場したその更に進化系のポリゴンZも同様である。

なお、外国では本来のタイトルである「ポケットモンスター」ではなく、略称である「ポケモン」がタイトルとして使われており、
それ以降は国内でも英字表記は「Pokemon」になっている。
これはアメリカで既に「モンスター・イン・マイポケット」という商標があったからであるが、
英語の「ポケット~」には隠語で阿部さんの大好物の意味があるからだと言われることも多い。
また中東アジアの一部国家では販売が禁止されている*2

ニコニコ動画では改造ポケモン、特定のポケモンのみでクリアを目指すプレイ動画が多くアップされている。
また、手書きMADや萌キャラへの擬人化(通称「萌えもん」)、図鑑改訂などの作品も人気が高い。

基本的にニコニコ動画において知名度が高いのは初代「赤・緑」の151匹である。
「金・銀」はまだそれなりに知名度があるが、「ルビー・サファイア」「ダイヤモンド・パール」「ブラック・ホワイト」のものとなるとややマイナー扱いとなる。
といっても、現在公式に登場しているもので総数646種がいる上に、ニコニコユーザーの年齢層を考えるとまぁ仕方ないと言える。*3

DSの躍進もあり、近年は初代や金銀で育った世代が新作やリメイク作を手に取る機会が増えたため、ルビーサファイア以降のポケモンの認知度も向上しつつある。

ニコニコRPGにおいては、闇サトシネタの影響により、遊☆戯☆王とのコラボレーションネタが非常に多く、
ピカチューがサンダーフォースを放ったり、ピジョンがファルコン、リザードンがラーの翼神竜として登場した。

関連項目


関連動画





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最終更新:2011年02月07日 18:49

*1 (株)ポケモンが販売元になったのは「ルビー・サファイア」から。

*2 宗教上進化論を否定していることが原因らしい。ただしポケモンの進化は「幼虫→さなぎ→成虫」のように、現実の生物で言うと変態に近い。

*3 メインターゲットの子供達には普通、その時点での最新作が一番馴染み深いポケモンのためこのようなことはない。