第5階層 天ノ磐座


各種イベント、NPCの台詞などを書き込む場所です。
当然ながらネタバレ要注意。



21階

空の箱舟

空に浮かぶあまりに圧倒的な建造物に
近付いていく君たちの頭に、
何処からか不思議な声が響く…

「…天の御座、我が居城に
 訪れたるは何者か?

 此処は天の主。オーバーロードたる
 我が英知を込めて築いた場所。
 許可なく立ち入ることは許されぬ」

周囲には誰も居らず、強い風の音が
響いてくるこの天空の道で、君たちの
耳に不思議な声が聞こえ続ける。


君たちは、オーバーロードと名乗る
謎の声に、何と答えるか?

何と答えますか?
いにしえの盟約の為という
お前は何者だ?と問う
諸王の聖杯が目的だという

いにしえの盟約の為という
君たちは、翼持つ者たちから聞いた
いにしえの盟約に基づきここまで来た
と答える。

それを聞くと、謎の声はしばし
沈黙した後、再び言葉を発する。

「いにしえの盟約…。我が元を去り
 地に堕ちた民の末裔か」

どこか侮蔑するような口調で
謎の声は言葉を続ける。

「汝らがいにしえの間違いに気付き
 戻りきたのならば歓迎しよう

 我が居城に入るがいい。汝らは
 そこで、仮初の命を捨て、永遠の
 命を得るであろう」

謎の声はそう告げると、
そのまま聞こえなくなる。

お前は何者だ?と問う
君たちは、姿無き声の主に
何者か?と問い返す。

謎の声は、そんな君たちを
哀れむ響きを込めて返答する。

「…我はオーバーロード。
 汝ら人の仔は我を神と呼ぶ」

圧倒的なまでの威圧感を持つ声が
君たちに響き渡る。

「そしてここは我が居城。
 人の仔がここに訪れるとき…
 それは永遠の命を得るとき

 来るがいい、人の仔よ。
 汝らもまた、我が前で、永遠の命を
 得るべき運命にあるのだ」

謎の声はそう告げると、
そのまま聞こえなくなる。

諸王の聖杯が目的だという
君たちは、目的である諸王の聖杯を
取りに来たと告げる。

それを聞いた謎の声は、驚いた様子で
言葉を続ける。

「…聖杯!それこそ我が力の源にして
 永遠の命を生み出す装置。これにより
 人を死の運命から救うのだ」

驚きつつ、どこか悲しげな雰囲気で
言葉は続けられる…。

「聖杯を渡すことはできぬ。聖杯
 目的で来た者だというならば…

 …心してくるが良い。我が居城が
 汝らの終わりの場所となるであろう」

謎の声はそう告げると、
そのまま聞こえなくなる。

君たちは、このまま先に
進んでもいいし、注意して
一度街まで戻ってもいい。

22階

杯の贄

天空の城の内部、不思議な気配に
包まれた建物の内部を進む君たちに
再び不思議な声が聞こえてくる…。

「土に堕ちた者たちよ。
 汝らは自然の摂理をどう考える?」

不意に投げかけられた問いに
君たちが戸惑っている間に
不思議な言葉は続いていく…。

「自然の摂理、それは死だ。
 生きる者みないずれ死す、それが
 この世の抗えぬ事実だ

 …だが、それに抗い、死から
 乗り越えられるとすればどうだ?

 我はその死から逃れる方を探り
 長きに渡り研究を続けてきた

 汝らも、その為に役立って
 もらうとしよう。生命力あふれる者
 ほど、相応しき贄となる…」

…不思議な声はそういって消える。
君たちは、不思議な声に驚きつつ
注意深く探索を続けることにする。

23階

広間を徘徊するかつての冒険者たち

天空の城の内部、不思議な気配に
包まれた建物の内部を進む君たちに
三度不思議な声が聞こえて来る…。

「土に堕ちた者たちよ。
 汝らは不死に興味はないか?」

不思議な言葉が問いかけるように
君たちの耳に届く。

「汝らは知るまい。されど、古より
 人は、常に死の影に脅えてきた

 幾多の権力者、名高き王たち…
 ありとあらゆる力を得た者たちが
 最後に求めた力がそれだ

 不死…、いにしえより諸国の王が
 求め、そして得られぬまま死した
 もの…、我はそれを得たのだ

 諸王の聖杯…、それが
 人に死を乗り越える力を与える。」

 汝ら、心してくるがいい。
 この階には、かつて歴戦の冒険者で
 あった者がいる。

 当然、諸王の聖杯の力によって
 昔とは違う、より強靭な体と化して
 いるのだがな…」

不思議な声は、面白がるかのように
君たちにそう告げる。

「我が研究を守るガードマシンと
 不死の力を得、魔獣と化した
 ジャガーノート

 人の身のままの汝らの力が
 どこまで通じるか…
 楽しみにしているぞ」

不思議な声はそこまで告げると
消えていく…。不思議な声の内容は
君たちの理解の範疇を超えている。

しかし、言葉の中身から察するに、
どうやらこの階には
恐るべき敵がいるようだ!

もし、ここから先に進むならば
注意深く行きたまえ!

崩れ落ちる黒き獣

圧倒的なまでの力を誇った敵
ジャガーノートを撃破した君たちに
聞こえて来る声がある…。

「魔獣ジャガーノートまでも
 倒したか…。いかなる魔物でも
 汝らを止めることは無理であろう

 ならば仕方あるまい。最上階である
 25階まで来るが良い

 我、オーバーロードが
 汝らの旅に終焉を与えよう

 そして、諸王の聖杯を使い
 汝らに新たな命を吹き込んでやる」

不思議な声は、そういうと
聞こえなくなる。

どうやら、オーバーロードと名乗る
相手と、諸王の聖杯。
その場所は近いらしい。

君たちは、このまま先に
進んでもいいし、一度
街まで戻ってもいい。

25階

諸王の聖杯

…空に浮遊する謎の建造物。
君たちはついにその最上階の
部屋に到達した。

重々しい扉を開き、中へと
足を踏み入れると、そこは開けた
明るい広間になっている。

周囲には、君たちがこれまで
みたこともない物品で溢れ
不思議な音が鳴り響いている。

その部屋の中を物珍しげに
見る君たちの頭上から、あの
不思議な声が響いてくる。

「遂にたどりついたか。
 我が空船の最上階、王の間に。

 ここは我らが古の大地より
 空に逃れる為に作ったもの。
 古代の箱舟になぞらえたのだ

 言ってもわかるまい。
 だが聞くが良い。…古に一度、世界は
 滅びを迎えたのだ

 我らはそれを予見し、滅ぶ大地を
 捨て、空へと逃げた

 …しかし、そんな我らに
 新たな試練が襲ってきた

 あまりに変化した環境に
 人が適応しきれなくなったのだ

 我はそれを救うため、命について
 果て無き研究を続けた。されど、
 一部の者たちは違った

 死するならば大地で…と願い
 滅んだ大地の上、偽りの大地へと
 降りることを望んだのだ

 我は、我を信じついてきた者たちを
 救うため、研究に研究を重ねた…

 されど、生命の研究は深く難しい。
 我の人としての体では、その研究を
 推し進める時間が足りなかった。

 …我は人の体を捨てた。永遠に
 滅びぬ肉体に精神を宿し、再び
 研究に埋没したのだ

 我を信じ、ついてきた者たちを
 あらゆる災厄から守るために!

 …その研究は今なお続いている。
 諸王の聖杯。あらゆる時代の王が
 追い求めた不死の力の源

 それはまだ完成の域に達さぬ。
 遺伝子の働きが阻害され、人は
 人為らざる身にかわるのだ

 遺伝子研究を得意とした
 彼女さえいれば…、
 諸王の聖杯は完成したものを……

 …だが、今いっても仕方ない。
 我は一人でも研究を続け、
 みなを救うのだ!

 汝らの目的が聖杯ならば
 それを渡す訳にはいかぬ!

 我、オーバーロードの力で
 死して灰燼と化すが良い!!」

不死への誘い

オーバーロードと名乗った
驚異的な存在が、君たちの
目の前で音を立てて崩れ落ちる。

激しい戦いに勝利した君たちが
その余韻に浸っているとき、再び
あの声が響いてくる。

「我を倒すとは、汝らの力
 かなりのもののようだ。戦いだけが
 全ての解決には繋がらぬ。

 聞け、我が研究は未だ途中。
 人を作り変えるシステムは
 完成したものの…

 我は聖杯を完成させねばならん。
 永遠に生きる命を求めて…

 その為には汝らに負ける
 訳にはいかぬのだ

 …そこで、だ。提案だ。
 我が力を持って汝らに永遠の命、
 人を超える力をやろう

 その代わり、汝らは聖杯を
 諦めてここから立ち去るのだ

 …悪い話でもあるまい。
 人を超える力を得ることが
 できるのだ、どうだ?」

オーバーロードはそういって
君たちの返事を待つ。

…君たちはどう答えるのか
己の思う答えを返すがいい。


大人しく帰りますか?
【YES】/【N O】


【YES】
君たちは、オーバーロードの言葉に
従い、聖杯を諦めてここから
帰ることにする。

これもまた一つの終わりだ…。

ゲームオーバー

【N O】
君たちはオーバーロードの言葉に
首を振る。諸王の聖杯を目の前にして
立ち去ることはできない。

君たちの答えを聞くと
オーバーロードは深いため息を
はいて言葉を続ける。

「それが、汝らの選んだ道か。
 ならば仕方あるまい。
 我が下へ来るが良い

 我が、真の力で汝らの
 相手をしよう」


新たにモンスターを発見しました!
オーバーロード


「聞くがいい、人の仔よ。
 我は、滅んだ世界からの脱却 
 新たな世界での未来を夢見た

 何人であろうと、その邪魔は
 させぬ!人が人であるがゆえの
 限界を我は超えるのだ!」

神となりし我が力思い知れ!

~最後の戦闘へ~

エンディング

幾多の無音の光が周囲を包み込んで

激動のあとに、激しい閃光が

地表に降り注いでいく…。


それは、伝承の終焉を告げるものか…

それとも新たな伝説の幕開けなのか…


今の君たちには判断がつかぬことだ。


オーバーロード。


上帝と名乗り、空飛ぶ城に君臨した

男だったものが今、君たちの前で

光の粒と化し消え去った。


彼はいった。

「我が目指したのは人類の進化。

 新たな人の創造なのだ!」と。


彼は、人類の限界に絶望し

自らを以て種の突破を図ったのだ。


人の弱さを知り、人為らざる姿に

なった彼と、人の弱さを知りつつ

人であることを選んだ者たち。


正しさで判断することではないのかもしれない。


それぞれがそれぞれ

正しいと思う道を歩んだ結果である。


…あるいはまた人の子は傷つき、

戸惑い、迷うことがあるだろう。


だが、それでも人は一歩ずつ

歩き続けるはずだ。


空飛ぶ城を踏破した君たちのように

如何なる苦難にも立ち向かうだけの

勇気と力をその手に掲げて…。


…君たちの冒険はここで終わる。


しかし忘れないでほしい。


空飛ぶ城の伝説を…

天に消えた人々の想いを…

何時か誰かに語り継ぐために…


(宿屋の娘)
…[ギルド名]のひとが
無事にかえってくるんだ。
良かった…。

(シトト交易所)
私、信じてました。
あのみなさんなら、きっと
全ての伝説を解き明かす、と…

(鋼の棘魚亭)
アイツらが遂にやったか!
よぉし! ちょっくら出迎えて
やるか、英雄サマ達をな!

(冒険者ギルド)
世界樹の迷宮を踏破した、か…。
私も負けてはおれぬな、彼らを
見習い、成し遂げねば……

(公女)
…これで父さまも助かるのね!
大臣、今すぐ公園を挙げて
英雄たちを迎える準備をしなさい!

(エスバット)
天の支配者は滅んだ、か。
これで…、悲劇の輪廻に苦しむ
冒険者たちも救われるだろう。

Fin

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2008年03月15日 14:13