日本拳法道連盟 豊前福光派古術連盟 風門館

豊前福光派古術

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豊前福光派古術について



豊前福光派古術とは


美作福光党の末、開祖福光三郎左衛門明正公が江戸幕府開闢の折に豊前香春の地で帰農するにあたって、帯刀を禁じられた百姓の護身の芸として考案したのが流儀の起こりとされている。その後、代々一族相伝・門外不出の家守りの芸として豊前福光氏に伝えられ今日に至っている、総合古武術である。

特徴


武器術・体術かならなる総合古武術であるが、帰農した百姓の家守りの芸として考案されたために、武家の武術とは一線を画した特殊なものとなっている。殊に、薙鎌と呼ばれる草刈り鎌の術、二丁鎌・出刃包丁の類を使った双手鎌術、短刀術や手裏剣術など、江戸期の農民が生活用具として所持できた得物を巧妙に使うところにその特色があり、芸風も戦国期の合戦武術や介者武術の流れを色濃く残しているため、古色蒼然として飾り気なく、有る意味泥臭いほど、実用的な武術である。

福光派の最大の特徴は、「福光の鎌使」と称し、薙刀の理合によって、長柄の草刈り鎌を良く使ふ「薙鎌の術」を本芸とし、また、体術と混然一体となった「双手」と称する二丁鎌を裏芸として使うことにある。極めて実戦的・合理的な古武術である。

技術構成


武器術である得物五法と体術である素手(すって)五法から構成されている。

得物五法


第一法:元手
剣術 初伝脇勝十二本・中伝仕手勝十二本・奥伝変手勝十二本
第二法:棒の手
棒・丈術
第三法:本手
薙鎌術
第四法:双手
二丁鎌術
第五法:飛び手
つぶて・手裏剣術(ただし、すでに失伝)

素手五法


第一法:当て身
第二法:取手(とって)
第三法:組討
第四法:腰取
第五法:掻取(かきどり)



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  • 剣術のとこに、初伝脇勝十二本・中伝仕手勝十二本・奥伝変手勝十二本追加。 -- (きらら) 2008-03-25 14:25:31
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