『銀河パトロール ジャコ』(ぎんがパトロール ジャコ)は、鳥山明による漫画作品。『週刊少年ジャンプ』2013年33号より連載開始。同誌の「創刊45周年記念・新連載第一弾」である。
概要
その物語は、科学者・大盛の独白によって始まる。10年ほど前、不思議な宇宙人・ジャコに出会ったことから、大盛は数奇な体験をすることになるのであった。
あらすじ
ジャコ、地球に到着したものの、宇宙船が故障する。
ジャコ、大盛が開発中のタイムマシンを発見する。
ジャコ、宇宙船を直すには大金が必要と知って途方にくれる。
ジャコ、東の都でひったくり犯をおしおきする。
ジャコ、都でチンピラに絡まれていた少女を助ける。
ジャコ、大盛とタイツを抱えて空を飛んで逃げる。
ジャコ、大盛に修理してもらった宇宙船の試運転をするが、誤ってアンテナを壊してしまう。
ジャコ、武器を持った仲間を連れてきた固茹の船を発見する。
ジャコ、タイツを救うために大盛のタイムマシンを使う。
ジャコ、墜落するロケットに乗っていたタイツ達を救出する。
ジャコ、惑星ベジータのサイヤ人が乗った宇宙船を見逃してしまう。
登場人物
宇宙人。自称“銀河の平和を守る選ばれし超エリート”の銀河パトロール隊員。凶悪な宇宙人を倒して地球人を救う任務を受けて地球にやってきた。しかし乗ってきた宇宙船が、月にぶつけて墜落したショックで故障したので、地球で偶然出会った大盛に修理を頼む。昔、大盛のとなりの家が飼っていた犬の名前も「ジャコ」である。銀河パトロール隊員全38名が背の順に並んだ場合、ジャコは前から3番目。空を飛べるが、緊急用で1回しか使えない。身長148センチ。隊員ナンバー34。オシッコは頭部から出る。
科学者。高齢の男性で、小さな島に1人で暮らす。工学博士の資格を持つ、時空工学の権威。昔、政府の要求でタイムマシンを開発していた。実験中の事故で妻の飯子を亡くしている。ジャコの星では「オーモリ」は「会話中についポロリと落ちてしまったハナクソ」のことである。好物はピーナツ。
スーパーアイドル。ツインテールの少女。地球を2周する予定のロケット『キラキラ8号』に乗って、宇宙で歌うことになっている。ラッキーレコード所属。代表曲は『
恋するロケット』。
政府警察の職員。七三分けの青年。大盛に島からの立ち退きを要求する。部下には「固茹部長」と呼ばれている。
大きな帽子を被った少女。暴漢に絡まれていたところをジャコに助けられる。西の都の出身。夢はSF作家になること。去年16歳でウエスト大学を卒業した。
地球を2周する予定のロケット『キラキラ8号』の船長。
アイテム
ジャコが乗ってきた宇宙船。一人で操縦でき、通信機能もついている。ビデオも見れる。動力源は「空金(スカイゴールド)」という高価な貴金属。
過去や未来へと、時間を移動するための機械。大盛は昔、政府の要求でタイムマシンを開発していたが、失敗している。時間のコントロールは危険なので銀河法で禁止されているため、ジャコの世界にもタイムマシンは無い。
銀河パトロール隊が大昔から地球に送り込んであるロボット。ジャコによれば、地球にいるハエの10万匹に1匹は偵察ロボットだという。
ジャコが持つ小型の爆弾。スイッチを押して爆発させればウイルスが飛び散って地球から人間だけが絶滅していなくなる。ジャコは以前、別の星で一度だけうっかりスイッチを押してしまったことがある。その時は先輩にとってもしかられたらしい。
ジャコが耳に着けている補聴器。100メートル先のアリのゲップさえのがさない。
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最終更新:2013年10月06日 11:50