雑学の部屋・常識の嘘
雑学11
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2006/9/10
国連憲章は他の国が日本に攻め込むのを容認している
国連憲章には「旧敵国条項」というものあり、
第二次世界大戦で「敵国側」であった日本やドイツには、
国連憲章の一部が適応されない。
第二次世界大戦で「敵国側」であった日本やドイツには、
国連憲章の一部が適応されない。
このような敵国条項の例が53条で、
53条には安全保障理事会の許可なしに他国へ攻め込んでは
ならないと決められているが、
敵国側であった日本やドイツは例外で、安保理の許可無しに
攻め込んでもよいとしている。
53条には安全保障理事会の許可なしに他国へ攻め込んでは
ならないと決められているが、
敵国側であった日本やドイツは例外で、安保理の許可無しに
攻め込んでもよいとしている。
もっとも敵国条項は、あくまで昔の取り決めがそのまま残ってしまっただけで、
現在は実質的には死文化している。
現在は実質的には死文化している。
2006/9/18
ノーベル賞が生まれたきっかけは、ノーベル生前に自分の死亡記事が新聞に載った事
1888年4月12日、ノーベルの兄が死んだとき、フランスの新聞が誤って
兄でなくノーベル本人の死亡記事を載せてしまった。
兄でなくノーベル本人の死亡記事を載せてしまった。
その死亡記事はノーベルに批判的なもので、
彼を「かつてないほどすばやく多くの人を殺す方法(=ダイナマイト)を発明する事で儲けた」、
「死の商人」として取り扱っていた。
彼を「かつてないほどすばやく多くの人を殺す方法(=ダイナマイト)を発明する事で儲けた」、
「死の商人」として取り扱っていた。
ノーベル当人は、ダイナマイトをトンネル工事等の平和目的に使う為に
発明したつもりだったので、この記事を読んで愕然とした。
発明したつもりだったので、この記事を読んで愕然とした。
この件依頼、死後の自分の評判を気にするようになったノーベルは、
ノーベル賞を作り、自分の遺産の一部をそこにつぎこむ事を思い立ったのである。
ノーベル賞を作り、自分の遺産の一部をそこにつぎこむ事を思い立ったのである。
2006/10/29
デタラメな論文が権威ある哲学論文誌に採録された事がある
イグ・ノーベル賞に移動。
2006/12/18
イルカは右半分の脳だけ眠る事ができる
イルカは右の脳と左の脳を交互に眠らせる事ができる特殊な能力を持っており、
この為休むこと無く一日中泳ぎ続ける事ができる。
この為休むこと無く一日中泳ぎ続ける事ができる。
一回の睡眠は一分程度で、一日に300回~400回寝る。
寝ているときイルカは一定方向に回転し、
北半球のイルカは反時計回り、南半球のイルカは時計回りに回る。
北半球のイルカは反時計回り、南半球のイルカは時計回りに回る。
ちなみに右の脳が眠っている時は反対の左目をつむり、
逆に左の脳が眠っているときは右目をつむりながら泳ぐ。
逆に左の脳が眠っているときは右目をつむりながら泳ぐ。
2006/12/26
画像圧縮の専門家達はプレイボーイのグラビアを研究に使っている
画像圧縮の専門家達は雑誌プレイボーイに載ったレナ・ソジョーブロムという女性の
グラビア写真を研究に使っている。
グラビア写真を研究に使っている。
自分が作った圧縮プログラムと他のプログラムの優劣を調べる為、
「テスト・イメージ」という画像を圧縮してその圧縮度合を比較するのだが、
そうしたテスト・イメージの中でもっとも有名なものがレナのグラビアなのである。
「テスト・イメージ」という画像を圧縮してその圧縮度合を比較するのだが、
そうしたテスト・イメージの中でもっとも有名なものがレナのグラビアなのである。
このグラビアはもとはヌード写真 なのだが、
彼らが研究に使うのは、このヌード写真の肩から上の部分だけなので、
一見してヌードだとは分からない。
彼らが研究に使うのは、このヌード写真の肩から上の部分だけなので、
一見してヌードだとは分からない。
この画像を最初に使った南カリフォルニア大学の
アレクサンダー・サウチャック教授の話によれば、
彼が研究用に人物画像を探していたとき、
ちょうど誰かがプレイボーイ誌を持ってきたので
そこに載っていたセンター・グラビアを使ってみたのだという。
アレクサンダー・サウチャック教授の話によれば、
彼が研究用に人物画像を探していたとき、
ちょうど誰かがプレイボーイ誌を持ってきたので
そこに載っていたセンター・グラビアを使ってみたのだという。
レナの写真はあまりに有名になった為、
画像処理の学会の50周年記念としてレナが講演会に招かれた事もある。
画像処理の学会の50周年記念としてレナが講演会に招かれた事もある。
参考:wikipedia:レナ
2007/1/5
「ホラを吹く」とは本来は仏の説法の事
仏教において「ホラを吹く」という行為は仏が民衆に説法をする事を指す。
というのもインドでは昔、人を集める際にホラ貝を吹く習慣があり、
仏の説法に民衆がよってくる様がまるでホラ貝を吹いたときのようだったからである。
というのもインドでは昔、人を集める際にホラ貝を吹く習慣があり、
仏の説法に民衆がよってくる様がまるでホラ貝を吹いたときのようだったからである。
日本でも「ホラを吹く」という言葉は元々この意味に用いられており、
例えば『無量寿経』、『法華経』、『心地観経』などの仏典にその用例が認められる。
例えば『無量寿経』、『法華経』、『心地観経』などの仏典にその用例が認められる。
この元々の意味が転じて、現在の「おおげさに言う」という意味になった。
本来「ホラを吹く」事ができるのは仏だけのはずで、
単なる人間がまるで仏のようにホラを吹くのは身分不相応な為、
人間のホラ吹きがおおげさな言説に感じられたからである。
本来「ホラを吹く」事ができるのは仏だけのはずで、
単なる人間がまるで仏のようにホラを吹くのは身分不相応な為、
人間のホラ吹きがおおげさな言説に感じられたからである。
なおインドでホラ貝は呪的な意味を持っており、ヒンズー教、仏教、ジャイナ教という
インド発祥の三大宗教では全てホラ貝が宗教的シンボルとして扱われる。
インド発祥の三大宗教では全てホラ貝が宗教的シンボルとして扱われる。
マラソンの最長記録は54年8ヶ月6日5時間32分20秒3
日本における「マラソンの父」金栗四三(かなぐりしそう)は、
ストックホルムオリンピックのマラソンに出場したのだが、
レースの途中で意識を失ってしまい、あえなく棄権する事となった。
ストックホルムオリンピックのマラソンに出場したのだが、
レースの途中で意識を失ってしまい、あえなく棄権する事となった。
しかし彼の棄権の意思はオリンピック委員会に伝割らなかった為
公式記録には「競技中に失踪し行方不明」として間違って記録された。
公式記録には「競技中に失踪し行方不明」として間違って記録された。
それから55年後、ストックホルムオリンピック開催55周年を記念した式典を開く為
当時の記録を調べていたオリンピック委員会がこのミスに気付き、
金栗を記念式典でゴールさせるよう招待した。
当時の記録を調べていたオリンピック委員会がこのミスに気付き、
金栗を記念式典でゴールさせるよう招待した。
招待を受けた金栗はストックホルムへ赴き、競技場内に用意されたゴールテープを切った。
こうして彼の記録は書き換えられ、54年8ヶ月6日5時間32分20秒3という完走時間が
公式記録として残る事となった。
こうして彼の記録は書き換えられ、54年8ヶ月6日5時間32分20秒3という完走時間が
公式記録として残る事となった。
金栗はゴール後のスピーチで「長い道のりでした。この間に孫が5人できました」とコメントしている。
参考:
wikipedia:金栗四三
wikipedia:金栗四三
2007/1/22
外国に日本語を公用語にしている土地があるが、実は誰も日本語を喋っていない
パラオのアンガウル州では、現地語、英語と並び日本語が公用語の
一つとして定められている。
一つとして定められている。
戦時中パラオが日本の植民地(厳密には委任統治領)だった事の名残り。
ちなみに日本には「日本語を公用語とする」という法律は無いので、
法律で日本語を公用語に定めている唯一の場所は
日本ではなくアンガウル州だという事になる。
法律で日本語を公用語に定めている唯一の場所は
日本ではなくアンガウル州だという事になる。
もっとも現在ではアンガウル州で日本語を日常的に使用している人はいない。
パラオ全体でも264人。
パラオ全体でも264人。
参考:
wikipedia:アンガウル州
wikipedia:アンガウル州
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