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氏はこれまで「チャンピオンベルト理論」を主張してきた。 その内実は、次の3点からなるとされる。 (1) 僕はこれまで『東大卒』というチャンピオンベルトを締めてきたけれど、 (2) そろそろ耐用年数が過ぎ、すり切れてきた。 (3) だから今度は『司法』という新しいベルトを手に入れたかったんです   (『週刊朝日』より引用) 氏自身から次のように敷衍された。 http://blog.livedoor.jp/t_yonetani/archives/29716057.html しかし、この敷衍に対して、司法試験板住人から以下のような指摘がなされた。 >第一 「学歴社会の終焉」の、予備校講師の立場からの宣言。 >発言の(1)部分を読んでカチンと来ている人がいるようですが、慌てないように。私が大学生時代を過ごした1980年代、日本はバブル経済の最中にあり、大学受験で「大学」というブランドを手に入れた人たちは、就職に困ることは全く無かったという時代でありました。現在40歳前後の世代が「バブル就職世代」と呼ばれている所以です。その頃はまだ「学歴(学校歴)」がそれなりの代理評価軸として幅を効かせていたし、自分が大学受験予備校の世界で仕事をするにおいても、意味を持っていました。しかし、90年代の大きな社会変化、たとえば能力主義の導入や終身雇用制の崩壊により、「学歴」の価値は暴落しました。これが(2)の発言です。また、仕事上の実績のない20代の頃であれば、「受けてきた教育」は自分のプレゼンの素材の一つになり得ますが、自力で実績を出せるような年齢に達すれば、もうベルトに頼ったり利用したりする必要はありません。「学歴社会の終焉」と共に、チャンピオンベルトも擦り切れて来たのです。 「学歴社会の終焉」の、予備校講師の立場からの宣言。の中で、「自力で 実績を出せるような年齢に達すれば、もうベルトに頼ったり利用したりする必要 はありません」と言っているのに、「学歴社会の終焉と共に、チャンピオンベルトも擦り切れて来たのです」と言うのは、『ボクは自力で実績を出せるべき 年齢に達しているのに、いまだ何らかのベルトに頼る必要があり、学歴社会の終焉も あいまって、従来の学歴に代わる新しいベルトに頼る必要性がますます増大しました』 と告白しているようなものだろ。 >第二 法曹資格そのものは目的ではなく手段であることの言明。 >このように法科大学院に入学するという形で転身を図っている私ですが、自分の人生の残りの後半の全てを賭けて弁護士業に没頭しようと考えているわけではありません。こう言うとまた、「不謹慎な奴だ」と怒り出す人もいるでしょうが、法律家という職業をまじめに考えているけれども、それ自体は目的ではありません。一度しかない人生において、やりたいことは複数あります。そのうちのいくつかは既に実現した一方、これからやりたいことも複数残っており、そのなかの重要な幹を実現するためには、次の20年くらいのスパンで法曹資格を持っておくことが有用である、と判断したのです。そういう意味で、「法曹資格=チャンピオンベルト」という比喩がピッタリなのです。チャンピオンベルトを獲得するまでのプロセスよりも、ベルトを腰に巻いてから何を為すかが大切だと思っています。これが、上記発言(3)という形で表現されています。 法曹資格そのものは目的ではなく手段であることの言明。では、「ベルトを 腰に巻いてから何を為すかが大切だと思っています」とカッコいいことを言ってるけど その内容がまったくわからない。あるいはないのか。 >第三 弁護士という職業の源流を踏まえた比喩。 >講談社現代新書『決闘裁判』(山内進)は今年の適性試験にも使われていましたが,本書によれば、中世のヨーロッパ封建社会では、民事・刑事の紛争は、当事者の「決闘」によってカタをつけていたということです。しかし、それには当然ながら、弊害がありますね。そこで、女性や老人が紛争の当事者になった場合は、親族の中から屈強な男が選ばれて(あるいは身内の名誉のために立ち上がって)、被告として名指された身内の<代わりに闘う>という風習が生まれました。そのうちに、「代闘士」という役割が職業化したのです。当人に代わって闘う者=「代闘士」のことを当時の言葉で「カンピオ」と言いました。これが「チャンピオン」の語源となったのです。つまり、「チャンピオン」とは、職業としての「弁護士」の源流を意味する言葉なのです。 弁護士という職業の源流を踏まえた比喩。と言いつつ、第二で「弁護士業に 没頭しようと考えているわけではありません」と言ってるよな。甚だ矛盾というか、 明らかにわかりにくいろ論旨の展開だと思うのだが。 結局、東大卒と思われる記者の人の要約が簡潔で妥当な要約にみえる。
氏はこれまで「チャンピオンベルト理論」を主張してきた。 その内実は、次の3点からなるとされる。 (1) 僕はこれまで『東大卒』というチャンピオンベルトを締めてきたけれど、 (2) そろそろ耐用年数が過ぎ、すり切れてきた。 (3) だから今度は『司法』という新しいベルトを手に入れたかったんです   (『週刊朝日』より引用) 氏自身から次のように敷衍された。 http://blog.livedoor.jp/t_yonetani/archives/29716057.html しかし、この敷衍に対して、司法試験板住人から以下のような指摘がなされた(白枠内はblog原文の引用)。 >第一 「学歴社会の終焉」の、予備校講師の立場からの宣言。 >発言の(1)部分を読んでカチンと来ている人がいるようですが、慌てないように。私が大学生時代を過ごした1980年代、日本はバブル経済の最中にあり、大学受験で「大学」というブランドを手に入れた人たちは、就職に困ることは全く無かったという時代でありました。現在40歳前後の世代が「バブル就職世代」と呼ばれている所以です。その頃はまだ「学歴(学校歴)」がそれなりの代理評価軸として幅を効かせていたし、自分が大学受験予備校の世界で仕事をするにおいても、意味を持っていました。しかし、90年代の大きな社会変化、たとえば能力主義の導入や終身雇用制の崩壊により、「学歴」の価値は暴落しました。これが(2)の発言です。また、仕事上の実績のない20代の頃であれば、「受けてきた教育」は自分のプレゼンの素材の一つになり得ますが、自力で実績を出せるような年齢に達すれば、もうベルトに頼ったり利用したりする必要はありません。「学歴社会の終焉」と共に、チャンピオンベルトも擦り切れて来たのです。 「学歴社会の終焉」の、予備校講師の立場からの宣言。の中で、「自力で 実績を出せるような年齢に達すれば、もうベルトに頼ったり利用したりする必要 はありません」と言っているのに、「学歴社会の終焉と共に、チャンピオンベルトも擦り切れて来たのです」と言うのは、『ボクは自力で実績を出せるべき 年齢に達しているのに、いまだ何らかのベルトに頼る必要があり、学歴社会の終焉も あいまって、従来の学歴に代わる新しいベルトに頼る必要性がますます増大しました』 と告白しているようなものだろ。 >第二 法曹資格そのものは目的ではなく手段であることの言明。 >このように法科大学院に入学するという形で転身を図っている私ですが、自分の人生の残りの後半の全てを賭けて弁護士業に没頭しようと考えているわけではありません。こう言うとまた、「不謹慎な奴だ」と怒り出す人もいるでしょうが、法律家という職業をまじめに考えているけれども、それ自体は目的ではありません。一度しかない人生において、やりたいことは複数あります。そのうちのいくつかは既に実現した一方、これからやりたいことも複数残っており、そのなかの重要な幹を実現するためには、次の20年くらいのスパンで法曹資格を持っておくことが有用である、と判断したのです。そういう意味で、「法曹資格=チャンピオンベルト」という比喩がピッタリなのです。チャンピオンベルトを獲得するまでのプロセスよりも、ベルトを腰に巻いてから何を為すかが大切だと思っています。これが、上記発言(3)という形で表現されています。 法曹資格そのものは目的ではなく手段であることの言明。では、「ベルトを 腰に巻いてから何を為すかが大切だと思っています」とカッコいいことを言ってるけど その内容がまったくわからない。あるいはないのか。 >第三 弁護士という職業の源流を踏まえた比喩。 >講談社現代新書『決闘裁判』(山内進)は今年の適性試験にも使われていましたが,本書によれば、中世のヨーロッパ封建社会では、民事・刑事の紛争は、当事者の「決闘」によってカタをつけていたということです。しかし、それには当然ながら、弊害がありますね。そこで、女性や老人が紛争の当事者になった場合は、親族の中から屈強な男が選ばれて(あるいは身内の名誉のために立ち上がって)、被告として名指された身内の<代わりに闘う>という風習が生まれました。そのうちに、「代闘士」という役割が職業化したのです。当人に代わって闘う者=「代闘士」のことを当時の言葉で「カンピオ」と言いました。これが「チャンピオン」の語源となったのです。つまり、「チャンピオン」とは、職業としての「弁護士」の源流を意味する言葉なのです。 弁護士という職業の源流を踏まえた比喩。と言いつつ、第二で「弁護士業に 没頭しようと考えているわけではありません」と言ってるよな。甚だ矛盾というか、 明らかにわかりにくいろ論旨の展開だと思うのだが。 結局、東大卒と思われる記者の人の要約が簡潔で妥当な要約にみえる。

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