いくらデジカメが安くなったとはいえ、冷静に考えるとあまり安い買い物って訳でもないのでちょっと注意点とか。
予算設定の考え方について
これから新しくデジカメを買おうという人の場合、ついつい予算目いっぱいの枠の機種を買いたくなるかもしれませんが、案外本体以外の出費って馬鹿にできません。
総予算のうちの6~7割程度を本体に回し、残りを予備電池やメモリーカード類に回せるような予算を組むように考えるのがいいでしょう。
ただしポイントカード制の量販店の場合は「本体を買ったポイントでメモリを買う」ってこともできますので、還元率を見つつアクセサリ予算を考えるのもまた一手。
機種選定について
安くて画質が良くて電池持ちが良くて初心者でも上級者みたいに写せる機種はありますか?
(・∀・)カエレ!
シーンモードがたくさんあった方がうまく写せる?
数あればいいってもんでもないです。あまり気にしないでOK。
室内で走り回る子供や犬猫をノーストロボで撮れるデジカメはないの?
コンパクトデジカメの場合、カシオや富士やオリンパスの一部機種のような高感度設定ができる機種でも室内で子供や犬猫を追いかけるのは厳しいと考えてください。
また、ハード的な要因はクリアしていたとしても近くを走り回る子供や犬猫の類というのは腕がないと追いかけるのは苦しいですよ。
比較的歩留まりが高そうな答えとしては、リコーのスナップモードやカシオの一気押しパンフォーカスモードのようにピント位置を固定するモードを使い、動きを先読みしてストロボを使うといったあたりでしょうか。これなら写るんですで撮るくらいの写り方をするはず。
単3電池使用タイプと専用電池タイプ、どっちがいい?
好みで。単3電池が使えるといっても別にアルカリ電池が実用になるって訳でもないので(
電池についてを参照のこと)、無理にこだわる必要はないかなぁと思います。
専用電池デジカメを買う場合、必ず予備電池は必要?
機種によりけりですが、公称撮影枚数が150枚以下の機種(スリム系モデルに多い)の場合は頻繁に再生させたり動画を撮りまくったりしていると半日持たずに電池が切れたりしますから、そういう機種については予備も確保しておいたほうが精神衛生上いいと思われます。
手ぶれ補正がついてないとぶれる?
あるに越したことはないけれど、ないと死ぬっていう性質のものではありません。手ぶれ補正がついててもぶれるときはぶれます。「手ぶれ補正がついてるから片手で撮ってもも大丈夫!」とかはまずあり得ません。
手ぶれを避ける手段については
AllAbout:手ぶれを防止する撮影テクニックあたりを参考に。
カメラ屋さんにおける行動について
カメラ屋さんに来たまではいいが、展示品がありすぎて選べないぞゴルァ
とりあえず深呼吸してから、棚に置かれたデジカメを片っ端から触ってみましょう。いまどきの機種であれば極端な外れ機種というのも早々ないので、まずは手触りや動作のフィーリングがしっくりくるかどうかを見るのが一番大事。
また、どうしても店員さんの接客が鬱陶しいと感じる方はメーカーのショールームに行ってみる事もお勧めします。
触ってみたけれどどこをチェックいいか分からないぞゴルァ
一番大事なのは握ったときに手の収まり具合がいいかどうか。スリムでスタイルがいいけど持ちにくい、なんて機種だと普段使いのときに不便を強いられますから。
次にチェックするのは起動や終了のレスポンスや、メニューの扱いやすさでしょうか。
あと大事なのはファインダー(光学式|液晶式)や背面液晶の見え方。特に背面液晶は晴天屋外のような輝度が高い場所で使うと何が写ってるか分からない機種なんてのもあるので気をつけましょう。
メニューといってもどこ見たらいいか分からないぞゴルァ
普段メニューをたどる操作でよく使うのは
- ホワイトバランス設定
- 露出補正
- 画面サイズ設定
- 感度
あたり。特にホワイトバランスと露出補正は結構使うので、このあたりの操作が少ない手数で行えるといい感じですね。
店員さんがアグレッシブで困るぞゴルァ
たまにメーカー派遣のヘルパーさんが混ざってて、あからさまに特定の機種だけ押してくる場合があるので要注意。まあ押してきた機種とのウマが合う分には何の問題もないんですけど、そうとも限らないですからねえ…。
ただ基本的にまっとうな店であれば店員さんの知識を借りて買い物相談をするというのは悪くありません。店員さんの選んだ思いもよらぬ機種がしっくり来るものだったりすると嬉しいですよね。
最終更新:2005年08月19日 22:46