衛兵は片手を挙げ挨拶し、痛みで顔をしかめながら横腹をさわった。
「私達の捜索に加わるよう、ハーバーマスター・ジンから言われて来たのか?
そうだと願うよ。シティ・ガードはいないのと同じだし、この傷も回復していない。
コボルドと奴らの汚いブレードを呪うぜ」
PC①「捜索?誰かいなくなったのか?」
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PC②「助けが要るのではないか?ひどい有様だな」
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talk①
「聞いてないのか?
私のいとこのヴェンとアーロス・アーケランアル・ケラン、
自称冒険家と財宝ハンターのことだ。奴らは本当に困った奴らなんだが、
何か大きな獲物、真のパワーを持ったアーティファクトの手がかりをつかんだんだ。
奴らは下水道のもっとも奥に勇んで入って行ったんだが、
それ以来奴らを見た者はいない」
PC①「奴らがどこで消えたのか、誰も知らない?」
⇒talk③へ
PC②「シティ・ガードは、コボルドから自国の民を守ることもできないのか?」
⇒talk④へ
PC③「今は愚か者たちを追いかける時間がないんだ」
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talk②へ
「安静にしていろ、とクレリックは言っている。傷口に毒は入り込んでないしな。
でも私の心は傷だらけだ、というのも私のいとこ、若さゆえに大ばか者達だが、
下水道で行方不明になってるんだ。
奴らは明らかに自分の力以上のクエストを追い求めていた。
この憎たらしい怪我さえなければ、私も捜索にもう一度加わるのに!」
PC①「最後にいとこが目撃されたのはどこ?」
⇒talk③へ
PC②「シティ・ガードが捜索に出ることはできない?」
⇒talk④へ
PC③「いとこのことは残念だったな。でも今は捜索に参加することができないんだ」
⇒talk⑤へ
talk③
「奴らは、どんな馬鹿にでも分かる足跡を残していたんだ。
そして、私もそれに従っていったら・・・ナッシュトゥース族の真っ只中に行き当たった。
ナッシャーはそこらの兵士よりずっとよく訓練されている。
私のいとこが対抗するには強すぎる・・・残念ながら私にだってそうだ」
男はテンバーは恐る恐るわき腹を触った。
「私が逃げる前に、あの小人共にナイフでわき腹を刺されたんだ。
ヒーラーに見てもらっているが、今でも痛みを引きずっている」
PC①「いいだろう、助けてやるよ。ナッシュトゥース族の所へはどうやって行くんだ?」
⇒talk⑥へ
PC②「どうして衛兵に増援隊を送りこまないんだ?」
⇒talk④へ
PC③「悪いな、だが手助けはできそうもない」
⇒talk⑤へ
talk④
「卓越した戦士が階級順で並んで、護衛に加わると思うか?
ほとんどが家族思いの奴らで、泥棒に怒鳴るだけで給料をもらっているんだ。
タフな奴らは数人いるが、
コイン・ロードたちはそんな奴らをストームリーチ・ハーバーには送りこまないだろう。
だからハーバーマスター・ジンがゲートを閉めるように命令を出したんだ。
私たちはお前のような冒険家の協力が必要なんだ。
じゃないと、私のいとこがシチュー用にめったぎりにされるのを
避けることはできないだろう。
お願いだ、手遅れになる前に、ヴェンとアーロスを探してくれないか?」
PC①「いいだろう。どこに行けばナッシュトゥース族を見つけることができるんだ?」
⇒talk⑥へ
PC②「私はいやだ。関わりあいになりたくないんだ」
⇒talk⑤へ
talk⑤
ガード・テンバーは、落胆と悲しみで歯ぎりしり歯ぎしりした。
「頼む・・・奴らはまだほんの子供なんだ!
アーロスなどはまだ衛兵に入れる年齢にも達していない。
軽はずみだったかもしれないが、
奴らはナッシュトゥース族のコボルドに食われるなんて、
そんな扱いを受けるようなことは何もしていない」
PC①「わかったよ、説得がうまいな。ナッシュトゥース族の所に行く道を教えてくれ」
⇒talk⑥へ
PC②「嫌だと言っただろう。どこか他をあたるか、自分でやれよ」
⇒talk⑦へ
talk⑥
テンバーの困った顔が少し輝いた。
「これがその道だ。チーフ・イーチクを探し出して、尋問するんだ。
奴は臆病だからな―一番に見つけ出せれば、奴に手こずることはないだろう。
本当にありがとう。もしあの子達を無事に連れ帰ってくれたら、
お前にリット・オブ・コメンデーションをやろう。
それをハーバーマスター・ジンに見せれば、間違いなく報酬がもらえるだろう」
クエスト『ロスト・シーカー』を受ける。
会話終了
talk⑦
「呪いあれ!助けを必要としている人を断る奴らの上にもな!
もう私の前から消えてくれ―
誰か他の、コボルドを恐れない奴に助けを求めることにするよ!」
会話終了
クエスト『ロスト・シーカー』を受け、一度もアドバンスされていない時に話しかける。
「ウレオンみたいなあご鬚のお前、まだここで何をしてるんだ?
いとこはもう絶望の淵にいるに違いないんだぞ!
コボルドが奴らを生きたままローストにしてしまう前に、
ナッシュトゥースの下水道に行って来い!」
会話終了
アーロス・アル・ケランを逃がした後に話しかける。
「ちょっと前に、アーロスが痛ましい体を引きずるようにして下水道から出てきた。
あの子はいつも自分で収拾がつかないことをしてしまう。
だが、お前が奴を救い出すことができて、本当によかった。
だが・・・何かヴェンのことはわかったか?」」
PC①「アーロスは、ヴェンがどこに連れて行かれたか分かるらしい」
⇒talk⑧
PC②「トンネルワームの住処にはどうやって行くんだ?」
⇒talk⑨
talk⑧
「トンネルワーム族、だ。アーロスがそう言っていた。
短刀に千枚通しか。運が悪いな!
トンネルワームはナッシュトゥースよりずっとたちが悪い。
奴らのボスのジィティック・・・あの男は間違いなく悪党だ。
それにイーチクの時より、もっと大変な戦いになるぞ。
奴がトンネルワームの刑務所に入る方法を知っている、賭けてもいい。
鍵か、パスワードか、何かだ」
PC「奴の住処への道はどこにあるんだ?」
⇒talk⑨へ
talk⑨
「主要交差点に戻るまで、南に向かえ。それから、東側の道を取れ。
一旦トンネルワームの縄張りに入ったら、
ワームの新しいオーガ・エンフォーサーに気をつけろ。
名前はクラングだ。
クラングは有名な衛兵殺しだ―多分お前では対処できないだろう―
お前のターゲットはボス・ジィティックだ。
さあ急げ!アーロスが救出されたのをボス・ジィティックが知ったら、
アーロスの兄の命が危なくなるぞ」
クエスト『ロスト・シーカー』チャプター1完了
会話終了
クエスト『ロスト・シーカー』チャプター1完了直後に話しかける。
「ぐずぐずしやがって、いい加減にしろよ。お前が一分でも時間を無駄にすれば、
それだけヴェンを生きて見つけ出せる可能性が低くなるんだぞ。
手遅れになる前に、トンネルワーム族の所に行け!」
会話終了
ヴェン・アル・ケラン・コープを発見後に話しかける。
「ああ、お前のその表情が私の心を凍らせる。
ヴェンはどこだ?私のいとこは?」
PC①「残念だが、奴の遺体を発見した」
⇒talk⑩へ
PC②「奴らはヴェンを何日も前に殺していた。チャンスなんてなかった」
⇒talk⑪へ
talk⑩
テンバーは首を振り、まばたいて涙を払った。
「予想していた通りだった。
私はいつも、奴がそんな死に方をするんじゃないかと恐れていた。
奴は街の地下をうろうろして、決して戦うことをためらわなかった。
だが、独りコボルドの刑務所で死ぬなんて・・・なにかとても無益だよな」
PC①「無益でもないかもしれないぞ。奴はメモを残している」
⇒talk⑬
PC②「少なくともアーロスが生きて帰ってきてくれてよかった」
⇒talk⑫
talk⑪
「死んだ?」
テンバーは驚いて凝視している。
「し・・・信じられない。奴はいつも怖いもの知らずで、
噂や安ぴか物を追っては下水道に入っていた。
だが・・・これでは割に合わない」
男はテンバーはうな垂れた。
PC①「奴のことは残念だったな。だが、聞いてくれ―奴はメモを残している」
⇒talk⑬へ
PC②「少なくともアーロスは生き延びた。ヴェンも喜んでいることだろう」
⇒talk⑫へ
talk⑫
「そうだ、だがお前がアーロスを早く救出してくれたから、望みも持っていたんだが・・・
ああ。だが、その望みも絶たれた。
もうこのことについて話して無駄だ。
今となっては、ヴェンが一体あの下水道で何を捜していたのか、
知ることができたらいいのに!」
PC「まだ少し望みはある。ヴェンは死ぬ前に、メモを残した」
⇒talk⑬へ
talk⑬
「メモ?何と書いてある?」
PC「『シール・オブ・シャン・ト・コー』とか書いてあった。
意味は分からないんだがな」
「シール・オブ・シャン・ト・コー?前にその奇妙な名前を聞いたことがある・・・
そうだ、あの変な到達者の小娘が言っていたんだ。
あの女は同じレリックを探して、トンネルワームの領域をうろついていた」
PC「到達者?」
「ああ、到達者。奴らは自分達をそう呼んでいるんだ。
向こう見ずな探検家の集まりにしては、気取った名前だが、
奴らは何が金になるか良く知っている。
もしやつらの1人がシール・オブ・シャン・ト・コーを追っているのだとしてら、
それは重要なものに違いない!
ウェイファインダー・デイルの所に行って、お前が突き止めたことを話して見ろ―
あの女はきっとストームリーチ・マーケットプレースの南東の角にある、
スチーム・トンネルを調べているんだ」
クエスト『ロスト・シーカー』完了
会話終了
クエスト『ロスト・シーカー』完了後に話しかける。
「下水道では、ほろ苦い勝利だったな。きっと今晩は哀れなヴェンの悪夢を見るだろう。
アーロスを助けてくれたから、アーケランアル・ケラン一家は永遠にお前に借りを作ったな。
ヴェンが探していたシールを見つけてくれ。
そうすれば、奴の死が無駄ではなかったと、私の悲しみは和らげられる」
会話終了
最終更新:2006年08月18日 19:31