種類:クエスト
名前:ロスト・シーカー - チャプター1『コボルド・デン』
依頼人:ガード・テンバー


ガード・テンバーに話しかける。

衛兵は片手を挙げ挨拶し、痛みで顔をしかめながら横腹をさわった。

「私達の捜索に加わるよう、ハーバーマスター・ジンから言われて来たのか?
 そうだと願うよ。シティ・ガードはいないのと同じだし、この傷も回復していない。
 コボルドと奴らの汚いブレードを呪うぜ」


PC①「捜索?誰かいなくなったのか?」
⇒talk①へ

PC②「助けが要るのではないか?ひどい有様だな」
⇒talk②へ




talk①

「聞いてないのか?
 私のいとこのヴェンとアーロス・アーケランアル・ケラン、
 自称冒険家と財宝ハンターのことだ。奴らは本当に困った奴らなんだが、
 何か大きな獲物、真のパワーを持ったアーティファクトの手がかりをつかんだんだ。
 奴らは下水道のもっとも奥に勇んで入って行ったんだが、
 それ以来奴らを見た者はいない」


PC①「奴らがどこで消えたのか、誰も知らない?」
⇒talk③へ

PC②「シティ・ガードは、コボルドから自国の民を守ることもできないのか?」
⇒talk④へ

PC③「今は愚か者たちを追いかける時間がないんだ」
⇒talk⑤へ




talk②へ

「安静にしていろ、とクレリックは言っている。傷口に毒は入り込んでないしな。
 でも私の心は傷だらけだ、というのも私のいとこ、若さゆえに大ばか者達だが、
 下水道で行方不明になってるんだ。
 奴らは明らかに自分の力以上のクエストを追い求めていた。
 この憎たらしい怪我さえなければ、私も捜索にもう一度加わるのに!」


PC①「最後にいとこが目撃されたのはどこ?」
⇒talk③へ

PC②「シティ・ガードが捜索に出ることはできない?」
⇒talk④へ

PC③「いとこのことは残念だったな。でも今は捜索に参加することができないんだ」
⇒talk⑤へ




talk③

「奴らは、どんな馬鹿にでも分かる足跡を残していたんだ。
 そして、私もそれに従っていったら・・・ナッシュトゥース族の真っ只中に行き当たった。
 ナッシャーはそこらの兵士よりずっとよく訓練されている。
 私のいとこが対抗するには強すぎる・・・残念ながら私にだってそうだ」

男はテンバーは恐る恐るわき腹を触った。

「私が逃げる前に、あの小人共にナイフでわき腹を刺されたんだ。
 ヒーラーに見てもらっているが、今でも痛みを引きずっている」


PC①「いいだろう、助けてやるよ。ナッシュトゥース族の所へはどうやって行くんだ?」
⇒talk⑦へ

PC②「どうして衛兵に増援隊を送りこまないんだ?」
⇒talk④へ

PC③「悪いな、だが手助けはできそうもない」
⇒talk⑤へ




talk④

「卓越した戦士が階級順で並んで、護衛に加わると思うか?
 ほとんどが家族思いの奴らで、泥棒に怒鳴るだけで給料をもらっているんだ。
 タフな奴らは数人いるが、
 コイン・ロードたちはそんな奴らをストームリーチ・ハーバーには送りこまないだろう。
 だからハーバーマスター・ジンがゲートを閉めるように命令を出したんだ。
 私たちはお前のような冒険家の協力が必要なんだ。
 じゃないと、私のいとこがシチュー用にめったぎりにされるのを
 避けることはできないだろう。
 お願いだ、手遅れになる前に、ヴェンとアーロスを探してくれないか?」


PC①「いいだろう。どこに行けばナッシュトゥース族を見つけることができるんだ?」
⇒talk⑦へ

PC②「私はいやだ。関わりあいになりたくないんだ」
⇒talk⑤へ




talk⑤

ガード・テンバーは、落胆と悲しみで歯ぎりしり歯ぎしりした。

「頼む・・・奴らはまだほんの子供なんだ!
 アーロスなどはまだ衛兵に入れる年齢にも達していない。
 軽はずみだったかもしれないが、
 奴らはナッシュトゥース族のコボルドに食われるなんて、
 そんな扱いを受けるようなことは何もしていない」


PC①「わかったよ、説得がうまいな。ナッシュトゥース族の所に行く道を教えてくれ」
⇒talk⑦へ

PC②「嫌だと言っただろう。どこか他をあたるか、自分でやれよ」
⇒talk⑥へ




talk⑥

「呪いあれ!助けを必要としている人を断る奴らの上にもな!
 もう私の前から消えてくれ―
 誰か他の、コボルドを恐れない奴に助けを求めることにするよ!」

会話終了




talk⑦

テンバーの困った顔が少し輝いた。

「これがその道だ。チーフ・イーチクを探し出して、尋問するんだ。
 奴は臆病だからな―一番に見つけ出せれば、奴に手こずることはないだろう。
 本当にありがとう。もしあの子達を無事に連れ帰ってくれたら、
 お前にリット・オブ・コメンデーションをやろう。
 それをハーバーマスター・ジンに見せれば、間違いなく報酬がもらえるだろう」


クエスト『ロスト・シーカー』を受ける。

会話終了

再度話す

「ウレオンみたいなあご鬚のお前、まだここで何をしてるんだ?
 いとこはもう絶望の淵にいるに違いないんだぞ!
 コボルドが奴らを生きたままローストにしてしまう前に、
 ナッシュトゥースの下水道に行って来い!」

会話終了





チャプター1:コボルド・デン
入口:クラン・ナッシュトゥース・レアー
レベル:2
長さ:長い
基本XP:1,060XP(ハード)

【クエスト説明文-①-】
ウォーターワークスの地下深くでナッシュトゥース氏族のチーフ・イーチクを探しあて、
アル・ケラン兄弟を解放するよう「説得」する。





クラン・ナッシュトゥース・レアーに入る。


DM ナッシュトゥース族は冒険者たちから大した脅威とは見なされていない。
     ナッシュトゥース・コボルドは、獰猛さよりは数を頼みにしている。

コボルド
「侵入者達を殺せ!皆殺しにしろ!」

DM 扉の向こうからクリーチャーのいびきの大合唱が聞こえる。

コボルド
「目を覚ませ!襲われたぞ!」

コボルド
「この泥棒!ナッシュトゥースの戦利品を盗もうとしたな!」

コボルド・ウォリアー
「チーフ・イーチクを守れ!」

DM 扉の向こうから大声で偉そうにキャンキャン言う声が聞こえる。




チーフ・イーチクと話す。

「あわわわ!待て!危害を加えるな!イーチクはもう戦いたくないんだ!」


PC①「アーロスとヴェンがどこにいるのか言えば、危害は加えない」
⇒talk⑧

PC②「お前を殺す価値はない、なめくじ野郎」
⇒talk⑨




talk⑧

「誰のことだ?何のことを言っているのか、イーチクにはわからない」


PC①「知ってるくせに。ここに降りて来た、2人の財宝探しだ。お前が捕まえたんだろう」
⇒talk⑩へ

PC②(インチミデート)「もしまた嘘をつくと、お前の尻尾を切り取るからな。
               その後、手で、それから・・・」
⇒talk⑪へ




talk⑨

「そうだ。お前は正しいよ。イーチクは殺す価値はない。
 イーチクはお前を助けてやる。何が欲しいんだ?」


PC「2人の財宝探しはどこだ?アーロスとヴェンのことだ!」
⇒talk⑩へ




talk⑩

「2人?2人はいない!ナッシュトゥースは1人しか捕まえてない。
 エルリス、オルローだったか?そんな名前の奴だけだ」


PC①「アーロスか?奴はどこだ?」
⇒talk⑫

PC②「嘘ついているんだろ、イーチク?」
⇒talk⑬




talk⑪

「えぇぇぇ!分かった。分かった。イーチクは状況が分かった」

コボルド・チーフは縮み上がった。

「イーチクは尻尾は惜しいからな。
 アーロスという名前の奴はいるが、もう1人のことは聞いた事がない」


「アーロスはどこだ?」
⇒talk⑫へ




talk⑫

「刑務所だ。入って行って、奴を連れ出せ。衛兵が止めに入ると思うが―
 イーチクはこのことに関しては何もしてやれない。
 奴らはイーチクの言うことをあまり聞かないんだ―
 ブラッドレターがその下を統括している・・・」

その男イーチクはむっつりした顔で肩をすくめた。

「もう1人のほうに関しては・・・多分アーロスが知ってるだろう。
 イーチクは知らない。」


会話終了




talk⑬

「違う!イーチクは嘘ついていない!アーラスアーロスに聞いてくれ!
 奴は刑務所にいる。私が承認するから、奴を連れて行け。
 まあ、衛兵はそんなこと構わないと思うがね。
 奴らはブラッドレターの言うことは聞くが、私のことは聞かない」

その男イーチクはがっかりしてため息をついた。

「イーチクは約束は守る。さあ、行け!」


会話終了





ナッシュトゥース一族の牢獄の入口を見つける。

クエスト『ロスト・シーカー』chapter1をアドバンス(1回目)




入口:クラン・ナッシュトゥース・プリズン
レベル:2
長さ:長い
基本XP:1348XP(ハード)

【クエスト説明文-②-】
ナッシュトゥース氏族の牢獄でアーロス・アーケランアル・ケランを見つけ、
囚われの身から解放してやる。




クラン・ナッシュトゥース・プリズンに入る。

DM コボルドの住処の不潔さを考えれば、彼らの牢獄が不快な場所であることは
     容易に想像がつくだろう。

DM (スポット)水面下に木製のハッチがあるのに気付いた。

DM (リッスン)扉の向こう側から助けを求める人間の声が聞こえる。


ベッドラグド・プリズナー(1人目)と話す。

「ホストよ、感謝します!
 ここで絶対コボルドの恐ろしいブラッドレターに殺されると思った。
 助けてくれてありがとう。
 あなたとあなたの一族に祝福があるように」

DM 囚人は逃がしてくれた礼を言うと、安全な場所へ走り去った。

会話終了


ベッドラグド・プリズナー(2人目)と話す。

「安全なのか?本当か?・・・あの恐ろしい生き物、コッバーだったか・・・
 奴らは私の仲間を虐殺し、次に私をブラッドレターの餌にしようとしたんだ!
 ストームリーチなんて大嫌いだ。本当だよ、
 金貨をもらったらすぐ、最初のガリオン船でコーヴェアに帰るぜ」

会話終了


DM どうやらこれがナッシュトゥース一族の牢獄の主要部のようだ。


ベッドラグド・プリズナー(3人目・5人目)と話す。

「なんと・・・コボルド、哀れで臭いコボルド!たくさん殺ったのか?
 お願いだから全部片付けてくれ。そう、全部だ。
 殺して、ねずみや虫けらのえさにしてやれ!」

会話終了


ベッドラグド・プリズナー(4人目)と話す。

「まあ、これも救出と呼ぶんだろうな。そろそろだな・・・
 この臭い独居房に監禁されて、もうすぐ2週間だ。
 まあ、遅れたとしても、全然来ないよりはましだけどな」

会話終了




アーロス・アル・ケランと話す

「お前、誰だ?」


PC①「お前の仲間だ。お前のいとこのテンバーに言われて来た」
⇒talk⑭へ

PC②「そんなことはどうでもいい。助けにきたぞ」
⇒talk⑮へ




talk⑭

「テンバーか、懐かしいな!いつもヴェンや私をトラブルから救い出してくれた!」

アーロスはにっこり笑ったが、その笑みは消えていった。

「ヴェンは!奴を助けてくれ!」


PC①「落ち着け、アーロス。お前の兄弟がどこにいるか知らないんだ。教えてくれ」
⇒talk⑯へ

PC②「まず、お前達二人がこの下で何を探していたのか、話してくれ」
⇒talk⑰へ




talk⑮

「お前が?ありがとう、同志よ!
 ブラッドレターに絶対喉を掻っ切られると思ったのに、代わりに助けが来たよ!」

アーロスは顔を輝かせたが、何かを思い出したように、目を見開いた。

私の弟私の兄は?ヴェンと一緒じゃなきゃ、私はここから一歩も動かないぞ!」


PC①「心配するな。だが、奴がどこにいるのか知らないんだ。あんたはどうだ?」
⇒talk⑯へ

PC②「コボルドに捕まったとき、お前は何を探していたんだ?」
⇒talk⑰へ




talk⑯

「多分わかると思う。奴のほうが、先にワームに捕まったんだ。
 私は、助けを呼びに地上に出る途中で、
 ナッシュトゥースのコッバーたちに捕まったんだ」


PC「ワームってのは誰だ?」


「トンネルワーム族だ。コッバーのもう1つの徒党で、ここから下流に行ったところだ。
 奴も助け出してくれ!」


PC「分かったよ。だが、お前は地上に戻れよ」
⇒talk⑱へ




talk⑰

「知らないんだ。知ってるのは、すごく大きいってことだ。
 ヴェンはそれ以上何も教えてくれなかった・・・私を守るためだって言ってた。
 奴がブレインで、計画は全て奴が考えるんだ。私にはそんな頭はないからな」


PC「それで、奴に何があったんだ?」


「私がナッシュトゥースに捕まる前に、トンネルワーム族に捕まったんだ。
 コッバーがもっといた、卑劣な奴らだ。弟を兄を探し出してくれ!」


PC「分かった。だが、お前は今地上に戻って、家に帰れ」
⇒talk⑱へ




talk⑱

「そうするよ。ありがとう―私はもう下には来ないよ、こんなことがあった後じゃな。
 そして、チャンスがあれば必ずコボルドのブラッドレターを刀で貫いてくれ。
 奴らはこの下のどこかにいて、私たちの仲間をたくさん殺そうと、待っている」

DM アーロスはもう一度礼を言うと、安全な地上へ向かって走り去って行った。

会話終了





DM (スポット)壁に沿ってついている深いひっかき傷が「ブラッドレター」という
        単語になっていることに気付いた。


ナッシュトゥース・ブラッドレター
「ブラッドレターを怒らせたな!」


DM アーロスを自由にして調査隊を無事にこの玄関へ集めるまではここを離れることはできない。

パーティメンバー全員を出口に集める。


クエスト『ロスト・シーカー』chapter1をアドバンス(2回目)





コンタクト:ガード・テンバー

【クエスト説明文-③-】
戻ってガード・テンバーにトンネルワーム族の住処をたずねる。





ガード・テンバーと話す。

「ちょっと前に、アーロスが痛ましい体を引きずるようにして下水道から出てきた。
 あの子はいつも自分で収拾がつかないことをしてしまう。
 だが、お前が奴を救い出すことができて、本当によかった。
 だが・・・何かヴェンのことはわかったか?」」


PC①「アーロスは、ヴェンがどこに連れて行かれたか分かるらしい」
⇒talk⑲

PC②「トンネルワームの住処にはどうやって行くんだ?」
⇒talk⑳




talk⑲

「トンネルワーム族、だ。アーロスがそう言っていた。
 短刀に千枚通しか。運が悪いな!
 トンネルワームはナッシュトゥースよりずっとたちが悪い。
 奴らのボスのジィティック・・・あの男は間違いなく悪党だ。
 それにイーチクの時より、もっと大変な戦いになるぞ。
 奴がトンネルワームの刑務所に入る方法を知っている、賭けてもいい。
 鍵か、パスワードか、何かだ」


PC「奴の住処への道はどこにあるんだ?」
⇒talk⑳へ




talk⑳

「主要交差点に戻るまで、南に向かえ。それから、東側の道を取れ。
 一旦トンネルワームの縄張りに入ったら、
 ワームの新しいオーガ・エンフォーサーに気をつけろ。
 名前はクラングだ。
 クラングは有名な衛兵殺しだ―多分お前では対処できないだろう―
 お前のターゲットはボス・ジィティックだ。
 さあ急げ!アーロスが救出されたのをボス・ジィティックが知ったら、
 アーロスの兄の命が危なくなるぞ」


クエスト『ロスト・シーカー』チャプター1完了

会話終了

再度話す

「ぐずぐずしやがって、いい加減にしろよ。お前が一分でも時間を無駄にすれば、
 それだけヴェンを生きて見つけ出せる可能性が低くなるんだぞ。
 手遅れになる前に、トンネルワーム族の所に行け!」

会話終了




【クエスト説明文-チャプター1概要-】
ナッシュトゥース族の住処に乗り込み、
さんざん暴れまわってチーフ・イーチクを降伏させた。
イーチクは牢獄につないでいるアーロス・アーケランアル・ケランを
解放することは承知したものの、アーロスの兄ヴェンの行方については何も知らなかった。
アーロスを牢から出してやると、ヴェンはトンネルワーム族に捕らわれたのだという。
巨大な力を秘めたある宝物を一緒に探していたときのことだそうだ。
ガード・テンバーに尋ねると、
ウォーターワークスの中にあるトンネルワーム族の縄張りを教えてくれた。









最終更新:2006年08月19日 04:38