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目次
















(一九八六年一月三日の霊示)

1.私は人の心を通し理想国家(ユートピア)の実現を唱えた


―― 孔子の招霊を行う ――

孔子  ―― ツワソ・テイソ・コウスイーツ……早口で中国語で語り出される、この間約四分間

――  お話中でございますが、あなた様は孔子先生であられますか…。

孔子  ソウシヤ・ピイシイ………

――  残念ながら私は中国語を解しませんので、お話して頂いておりますが、どういう内容か判りませんので、できますことなら日本語でお話できませんでしょうか。

孔子  中国語で、――よく聴き分けなさいと言いたげに手振りでカを込めて話す――。

――  まことに申し訳ありませんが、今のお言葉の概要だけでも日本語でお願いできませんでしょうか。

孔子  ――

――  今のお言葉は現代の中国語ではなく、今から二千数百年前に使われていた中国語でありますか。

孔子  チュイ・ツイイーアイウイ・ティウーツーヮ

――  それではボツボツでも結構ですが、少しずつでもお話願えませんでしょうか、あなた様のお名前を先ず日本語でお願い出来ませんでしょうか。

孔子  ウイテイ、ウイテイ、ア、ウイテイ、ア、ツツイテア、ツウ、ツツウ、ツツイウイ、コーツイア、クウ、クイクイテア、ツーオン、ツーテイアン、ツーテイアンソ……
(訳)  お前も中国語を話せるではないか……と言っている。私と一緒に中国語で話さないか、お前も中国語が話せるじゃないか……。

――  私は現在日本人として肉体を持って生まれて来ておりますために、かつては中国語を話せたんでしょうけど、現在では中国語を忘却してしまい語ることができないことをまことに残念に思います。孔子様は今から二千数百年前に中国にお生まれになられて教えを説かれた孔子先生ですね。

孔子  イイウン、テイ、アーウーテイ、トウアンチイ、ウイアンテイ、トウアン……
(訳)  私は確かに、今から二千数百年前に中国に生まれた孔子というものです。

――  孔子先生は中国におきまして儒学、儒教を説かれてその後、全世界にそのお教えが広まった偉大な思想家、導師であられたということを承知いたしておりますが、残念ながら私は、今世におきまして日本人として生をうけましたために、当時先生のお教えを受けた一人であるということでありますが、そのことは残念乍ら忘却してしまっている現在でありますため、願わくば今一度、現在の日本人なり或いは世界の人々に先生のご思想を再認識させて頂いて、新しい時代を創る上に大きな指針となりますような、そういう活力を得たいと存じますのでお願いいたします。

孔子  テイーカンツウ、アウエンツエー、アリンテイ……
(訳)  私は中国語でしか今のところ話できませんが、あなたが言われる日本語はよくわかりますし、あなたの考えておられること、あなたの意図しておられることは、十分理解することができます。暫くの間はこのような形で、この者の通訳によって話いたしますけれども、暫く話して慣れて来たら段々に日本語話せるようになると思います。

――  そうしますと今お話願っている中国語というのは中国の現代語ではないのですね。

孔子  チュウアンテイ、カンテイー………以下中国語
(訳)  中国語も勿論、二千数百年の間にずいぶん変わっておりますので、私の言っているのは現代語ではありません。その当時私が使っていた言葉です。

――  先生は偉大な思想家であられたのですが、周の時代に政治を改革するということで大臣にもなられ、国の゛政(まつりごと)゛に参画されたということでございますけれども、その当時のあなた様のお考えなり、どのように改革されようとなさったのか、その辺の思想的背景について、われわれが学び得る点がございましたならお教え願います。

孔子  ― 中国語 ―
(訳)  当時私は、やはり理想というものが国の政治には大切だということを常に説いておりました。国が政治をしていくうえにおいては何らかの理想がなければいけないし、古代の、まあ「尭舜(ぎょうしゅん)」の時代とですね、そういった時代にも理想国家というものが、中国にもあったといわれておりますが、そうした意味での懐古的な動きではありますが、そうした理想国家建設ということを説きました。これはまあ今、あなた方が考えておられる「理想世界(ユートピア)」建設なんかと同じものです。そしてですね、その理想に至るための方法論としては、私が説いたのは先ず、人々の心の中に、一人々々の心の中にユートピアを築かねばならない。理想国家はね。先ず人の心の中に説かなければいけない。で、私の中に、心の中に理想の国ができ、あなたの中にその国ができ、そして社会の中に理想の国が出来、そして国がですね、全体がやがて理想国家ユートピアになっていくという、こういったことを私は常に説いておりました。

――  ところが先生が当時政治の府に参画せられまして、お教えを説いておられたが、現実の問題として人々は、或いは社会は、或いは国家は、あなたのご理想を理解し、お教えに従うことができましたか。

孔子  ― 中国語 ―
(訳)  あなたは今ですね、私が当時、私が考えていたその理想の国が、人々に理解されてそのようになりましたかということをご質問されましたけれども、天上から、私は当時「天」と言っておりましたが、天からこの地にですね、この理想、これは天といいますか、今あなた方がいっていますのは、神仏とか神とか言っておられますけれども、こういったものからこのインスピレーションですね、このインスピレーションが地上に降りてくるときというのは、いつもそのインスピレーションの原形になるものがですね、この地上から表われている時なのです。その意味において今のあなた方も、非常に似たような環境にあるわけです。

私達の時代というものも、本来あるべきそういった理想の国ですね、神から来た理想が地上に実現されていないような時でした。ですから私が説いてもですね、そのままそういう国になるわけではありませんでしたが、まさしくあなた方の時代も同じであって、当時も同じような思想家達が輩出いたしまして、そしてそれぞれの理想論を説いていたわけですね。そういった雰囲気というものを醸し出してやがて天の国がこの地上に出来てくるようになってくるわけです。

――  あなたはその後政治の府から離れて諸国を回って教えを説かれ、弟子の育成に専念されたということになっておりますが、有名な『論語』の元になるような教えを説かれていたようでございますが、時の政府にはあなたのご理想が採用(もちい)られなかったのでしょうか。

孔子  ― 中国語 ―
(訳)  今ですね、あなたは私が諸国を巡回してですね、いろんな政治のことを説いたと思うけれども、それが採用されてうまくいかなかったのではないかというようなことを仰しゃいましたけれども、私の時代というのは春秋、それからやがて戦国の時代に到る国でしたけれども、また国造り、群雄割拠ですね、こういった時代であったわけです。で、後には「秦(しん)」とか「漢(かん)」とかいうそういった大帝国も、出てくるんですけれども、そういう大帝国が出て来る前の群雄割拠のようなそういった時代であったわけです。

で、それぞれ諸国を説いて歩きましたけれども、政治家達の理想としていた゛法゛、法といいますか、まああなた方は仏法を今説いていますけれども、彼らが求めていたものは、思想としての仏法伝道というようなことではなくて、ま、戦ですね、戦なり政治なりそういったものを如何にうまくやるか、というようなことを求めていたわけです。だから戦いに勝つ方法であるとかね、民をよく支配するような方法、こういったものを求めていたわけですね。ですから私もそういったことに対しても或る程度は説いてきました。けれども、まああなたがご存知のように、私が本来意図していたものは、そういうものではなかったのですね。私は当時、霊とか神とかいうようなことは説きませんでした。しかし、私が本当に理想にしていたものは、そういったやはり神の国なのですね。神の国の地上実現ということであったわけです。ところがやっぱり『鬼神乱神を説かず』というような時代であったために、そういったことを直接言えなかったわけですね。ですから世に受けるような法、こういったことを言いながら、その中に何らかの理想国家が出来ればそれでよいのではないかと、ということで、方便として国造りというか民の治め方ね、それから戦争の仕方とまではいかないけれども、今でいやあ軍略ですか、そういったものに対しての助言をしていたわけです。

ところが私は、本来神の世界のことを説きたい人間ですから、地上の国のことは、本当はどうでもいいんです。ですからそういった気持ちが一部あったために、いろんな教えを説いて廻ったにも拘らず、必ずしもそれが彼らの要求するものではなかったわけです。私としては或る程度の妥協をして教えていたのですけれども、そういった法ではなかったわけです。そういうことで余り受け入れられなかったということですね。その意味では現世的には大成したとは言い兼ねるところはあります。


2.私の愛弟子は、子路(しろ)、子貢(しこう)


――  あなたは当時、直接ご著書の中であなたのご思想を著わしておくと、後世に残すということはなさらなかったのですか。

孔子  ― 中国語 ―
(訳)  で、今あなたはですね、私が自身でですね、著書をなぜ書かなかったのかと言われましたけれども、今あなた方、こういった書物を出しておられますけれども、これで天上界の諸霊の言葉ということで伝えていますが、まあこういったことが出せるということは、今がそういったものを出せるような時代であるからであります。

当時私の悟りというものははっきり言えば、もう時代を、遙かに超えておったわけです。現代あなた方が知っているようなこと、こういったことまで或る程度、まだここまでは行っていませんけれども、或る程度のことはもう分かっていたわけです。ところが、私の弟子、まあいろいろ何人か居りましたけれども、゛子路゛だとか、゛子貢゛だとか居りましたけれども、彼らも私の本当の考えを、これは到底理解できなかったことなんですね、言葉も今のような言葉はなかったということでね、私も天帝とかいう言葉を使っていますけれども、天帝ですね、天に在る帝(みかど)、ですね、こういうことを言っていますが、ま、そういうことを言っても、彼らは地上の帝ですね、地上の帝王と同じようなことで想像して考えるだけであって。私がやはり神とか、或いは高級神霊のことを言っているということは、到底わからなかったわけです。ですからあえて私は道学者として当時生きていたわけですけれども、その中においてね、私の本当の考えというものは、書物に著わせるようなものではなかったのです。

それで、弟子達に合わせたいわば対機説法を私はやって来たということで、それを集大成して『論語』というような本が出来たわけですね。『論語』というのは私の思想のほんの一部分しか、数分の一しか現れていないものだと思って頂きたいのであります。そういう意味において弟子が理解し得た私の思想ということです。

――  そういう意味では釈迦もそうでありましたし、またイエスもそうであったし、弟子達に語ったことを弟子達が後世に師の教えを、かくあったのではなかったのかと寄り集まって、語りあって聖書なり、仏典なりを残したものでありますが、まあ当時の方々にはそういうケースが多かったようでありますが、それでは最もあなたのご思想を受け継がれたという方は、なんという方が一番近かったのでしょうか。

孔子  子路、であろうと思います。私が一番愛していた弟子であります。この「子路」という人は、あなたとも関係のある方です。あなたにも関係のある方なのです。

――  しかし時代は大分前ですね。

孔子  そうです。大分前です。あなたの魂と関係のある方です。

――  たとえば分身とか、兄弟子とか?子路といわれた方は、私の前身であったということでしょうか。

孔子  そうです、そういう方です。子路という方もやはりあなたと非常に性格は似ていますし、あなた日蓮のお弟子であったと伺っていますが、その弟子の日朗ですね、子路が丁度、日朗的な役割を果たしたのです。

――  あなたに対してですか。

孔子  そうです。

――  そうですか。―― そしてこの方はどういう形でどういう地方であなたのお教えを説かれた方なのでしょうか。

孔子  まあ私は当時ずいぶん諸国を歩いておりましたけれど、その伝道といいますか、授教と申しますか、各地で説いているうちに、いろんな弟子達が寄って来たわけですね。弟子達というのも何時も、いつも私のとこに居たわけではなくて、私は自分の弟子達をつぎつぎと、時の政府の、今の言葉で言えば悪いですけれども、御用学者というか、ブレーンですね、ブレーソとして送っていたわけです。ですから子路も、当時様々なところヘブレーンとして出したことはありますが、彼は情の、情愛の深い方でありますから、直ぐ私のところへ帰ってくるんですね、何時も私のまわりについて離れないような、そういった人でありました。


3.私が再誕するときは新文明を創る時


――  そうですか。まあ中国は四千年の歴史があるわけですが、あなた様は孔子、として出られて以来、現世には何処にもお生まれになって居られないのでしょうか。

孔子  おりません。

――  これは何かの意味があるのでしょうか。

孔子  意味といいますと?

――  そちらの方の任務が大きかったのか ――

孔子  というか、私達は、時代が変わって、百八十度転換して新たな思想を陳べ伝える時が来るまでは、そう簡単には出ていかないということです。私とか、ソクラテスさん、あなた方も本を出されるそうですが、ソクラテスさん。或いはキリスト、釈迦、こういったいわゆる宗教的、まあ宗教でなくても結構です、思想でも結構ですけど、始祖となるべき人というのは、やはり役割が決まっておりまして、いつの時代でも始祖として出てくるんです。それはその時代の文明の源流となる、役割を持っている人というのが居るわけです。私もそうです。ですから古代中国の文明の源流を創ったのは私です。そして現代までそれが延々として続いてきています。これは恐らくはキリスト教や、仏教の流れと同じであろうと思われます。それでまた新しい時代、私を必要とする新しい時代にはまた、もう一度生まれるつもりだということです。

――  ただその場合には、その当時のあなたのお考えから更に時代の流れに沿った新たなお教えという形で説かれるわけですか。

孔子  そうです。たとえば、今の中国というものを見てみますと、今の私が生まれてきて、新たな法が説けるような状態にあるかというと、ないわけです。まだ政治的に非常に問題があります。私のときの春秋時代ですね、春秋から戦国に入るような時代と較べても、今の中国というのは非常に活気がないわけです。人口は多いですが、思想的に活気がない、私達の時は、それぞれ諸子百家、いろいろ出ましてですね、いろんな説を説いたわけですね。百家争鳴と申しますかね、諸子百家の時代であったわけです。思想家もずいぶん出たんです。ところが今の中国の状況においてはそうした思想家が出て来れるような状況ではないわけです。彼らもよく時代を見ております。ただね、私は言って置きます。これから日本を中心として新たな文化の興隆があるわけですけれども、その影響をうけて中国も、あと百年もすれば新生中国となっていきます。新たな中国となってどちらかというと、自由主義体制に入っていくような時代になって来ます。そういった中で、中国にもあれだけの力がある国でありますから、優秀な方々が今後出てくる。続々と出てくるということを私はいまのうちから言っておきます。


4.中国の現代思潮は一つの波


――  中国における現代の政治状況なり、思想の傾向というのは、これはあるべくしてある天意によるものでしょうか、それとも天意に反する単なる人間知によって成り、また現れているものでありましょうか。

孔子  まあ波というものは、たとえば浜辺に押し寄せて来るときもあり、退いていくときもあるのです。波が退くことを知らずに、押すことだけを知っていたら、これは波ではないですね。そうでしょう、ですから私も一つの波であります。波として岸辺に押し寄せました。岸辺というのはこの地上ということですね、岸辺に押し寄せたその波はまた退いていくのです。そしてまた新たな波が押し寄せてくるのです。そして退いていく。ですから今あなたは波が退いていくすがたを見て、これは天意によるのでしょうか、人為に因るのでしょうかと言っているんですね。波というものの性質を考えれば、それ自体に備わったものなのです。

――  現在の中国の民衆は、現在の思想、現在の政治体制という波を必要とするような条件があるのでしょうか。

孔子  彼らは、魂としてはまだまだ幼い魂が沢山生まれています。十億もの人口を持つ国です。こういった国にはですね、現世に生まれ変わりたいと、人間として生まれ変わりたいという或る意味では未発達の魂が多く生まれてきているわけですね。ですから時代としては、たとえばあなた方と同じ時代に生きているわけですけれども、魂としてはそういった未熟な魂がかなり数多く生まれてきているのです。

あなた方は今、たとえば地上に四十億、五十億の人間が居ます。ところが私達の時代、今から二千数百年前というのは、地上に生きていた人間というのは今の、恐らく十分の一も居なかっただろうと思います。これだけ二千数百年の間に十倍以上の人口が、この世界に出て来ているわけですね。それは一体どういうことかというと、この地上生活に慣れていない方々が大量に生まれて来ているということなのですね。では地上生活に慣れていない方々は、どういったところに生まれてくるでしょうか。それは、たとえば今あなた方、日本という国に最終ュートピアという言葉でいってもいいですが、そういったものを創ろうとしておられますね。これは科学技術的にも高度に発展し、経済的にも発展した国に、また精神革命を起こしてですね、非常に素晴しい文明文化を創ろうとしています。こういった世界に生まれて来る人には、魂的にも最後の仕上げにかかった方々が続々と生まれて来ているのですね。今までの農耕社会や、武士の社会の中では、十分自分の魂の修行ができないような人がですね、もう十分そういうところを卒業した人が、最後の仕上げのために生まれて来ているんですね、この地上において、天上界、天国を経験するという目的のために生まれ変わっている人が大量に居るわけです。ところが、同じ時代においても中国の大部分がそうであるように、或いはロシヤの大部分がそうであるように、アフリカの大部分がそうであるように、まだまだ未開の地に物凄い数の人間が生まれているわけです。

これらは、時代としてはあなた方と同じ時代に居ますけれども、魂としては未だ幼い魂なのです。人間としての経験が少ない魂なのです。彼らはそうした後進地域に生まれて、まずこの地上生活に慣れるという初歩の経験を積むために、大量に生まれて来ているんです。そうするとそういった目的のために造られている国土、或いは現状においては光の指導霊達は、そう好んではこういう地には生まれて来ないんですね。或る程度、その地の人間達の知が進み、知恵が進み、文明文化が育って来たときにはじめて出て来るんですね。そういうことなのです。ですから時代としては、あなた方同じ時代に生きているから人間としては同じかと思うと、そうではないのです。魂としてはいろいろあるんです。それはたとえば学校というものの中にも、上級学校もあれば下級学校もあるように、或いは学校以外でも、ご承知のように塾というものの中にも進学塾と、そうでない学習塾とがあるように、いろいろと学力により、実力により分けていると思うのです。゛神゛はこの地上においてもやはり進度別にいろいろな、あるいは実力、学力別にいろいろな地域を用意しておられるのです。

ですから世界全体が、同じレベルになるということは何時の時代にもなかったのです。で、私達の時代にも古代中国には、百家争鳴しまして、様々なレペルの高い魂が出ました。では同じ時期に他の所に出たかというと、他の地域にはなかったわけですね。こういったようなものなのです。時代に或る時期、千年、二千年に一回、非常に高い文化の高みを神は造られるのです。そしてまた波が退いていきます。そしてまた暫くすると波が押し寄せて来るんです。

ま、これは地球という球の上に、神が偉大な芸術を創っているということですね。これは゛神゛の芸術なのです。いろんな地域、いろんな時代に様々な文明文化、これを正しい法というものを通して創っていくというのは神の偉大な芸術なのです。ここまで分かってほしいということですね。ここまでわかれば人間はもう地上に居る必要はないのです。地上での修行はおわりということです。


5.地球圈人口の増加は異星人、新人類転入による


――  そこでお尋ねしたいのですが、現在、お話のような中国、或いはアフリカ、ロシヤの地域に生まれている人の中には魂の若い人達が多く居るということでありますが、こういう人達も人類としての起源は、あなた方や私達と同時期にこの地球霊団の一員となった方々ではないのでしょうか。

孔子  そうではないのです。あなた方いろいろと、いろんな方々から教わっているように私は聴いております。そしてこの地球へ船団を率いて来た。最初の魂が肉体として降りて修行したと教わったはずです。ところが、時代はだんだんと降ってくるのですね、そしてこの地球という磁場に肉体修行の場ができて人間が住んでいる。いま私は地上に生まれたい人々が人口の多い国に生まれていると申しましたが、同じことがあるのです。肉体としては少数の人間がこの地球という磁場に、魂を育(はぐく)む場を設けると、これはまた霊界の中でもだんだん有名になってくるのですね。霊界というのは何も地球だけではないのです。地球以外の天体もあります。それで宇宙の中でいろいろな霊的な磁場が幾つもあるわけですね。ABCDEと、いろいろあるわけです。それでその中で魂の修行をしていくのですが、いま地球という磁場、ここを中心にして、たとえば霊団Aというのがあってここでやっているわけですが、他にもBという霊団、Cという霊団、他にもD、Eといろんな霊団があるんですね。それぞれでやっているんですが、それぞれ、BならBの霊団で修行していて、もう飽きてきた魂達が沢山居るんです。或いはBという霊団が非常に進んでいると、これに従いていけない魂達が居るのです。こういった者たちが、新たに自分らに合った修行の場を探さねばならない。そういうことで、程度の高いBという霊団に従いていけない一部の者が、たとえばA霊団という地球の霊団に入ってくる。

或いはCという霊団があります。この国もひじょうに発展した霊団とします。ところが、この霊団の中では、もうこれ以上魂の発展がみられないというような段階にまで来たとします。そうすると先程のB霊団のように魂が発達していないために、地球でもう一回やり直すという人も居ますが、このC霊団のようなところでは、もう行くところまでいってしまった人達というのは、もう新たな進歩はないわけです。そうすると、もう一度一から出直してみたいという意味で生まれ変わってくる人達がいるわけですね。高度に発達した自分らであるにもかかわらず、もう一回原始時代から始めてみたいという意味で、生まれてくる人達が居るわけですね。こういう人達がまた魂が分かれてくるのです。

ですから地球の人口ということを、今あなたは考えておられるはずです。なぜ四十億、五十億の人間が地上に居るのか、これだけの人間が地上に居るなら天上界、霊界では、恐らくは数百億の霊があるはずである。それだけの霊がどうしてこの地球に出来たのか、と考えておられると思います。が、これは最初肉体を持って地上に生まれた人は、少数であったのです。ところが地上という、地球という霊団ができたということが分かると、他の霊団からも、霊としても移ってくるということです。発達していなかった霊団が、発達していなかった人達がもう従いていけなくなって、この地球というところに引かれて移って来る場合、或いは高度に発達した人達が、もう修行ができなくなって、もう一回一からやり直そうとして地球に生まれてくる場合、こういうふうに、肉体としても来ていますけれど霊としても、地球という磁場に相当引き寄せられて人口が増えて来ているのです。ですから地球霊団の霊人口は当初に人類が住みついた頃に比べると、数十倍、数百倍に増えて来ているのです。

それはそうでしょう。あなた方日本という国でも、たとえば鹿児島とか、或いは北海道の釧路とか、根室とか、こういったところに住んでいる人もいますが、東京というところがありますね。大都会、ここはどんどん人口が増えて来たでしょう。ここ百年ぐらいで十倍以上になって来たでしょう。なぜかというと、北は北海道から、南は九州から、人がどんどん東京にはいってくる。なぜ東京にはいってくるか、そこに来ると様々な出合いがあり、様々な勉強ができ、様々な楽しいことがあり、様々な経験ができると思うから東京に来るわけですね。そうでしょう。そういう形で人口というのは増えてくるんです。霊的人口も同じであって他の霊系団から岐(わか)れてくるのです。

地球というのはどうも面白そうだぞというと、やはり徒党を組んで、霊としても渡ってくるのです。こういうこともあるのです。当然ながらそれが霊人口の増えている理由です。ですから比較的新しい時代に、他の霊系団から地球に移って来た方々が居るのです。こういった未熟な方々が今発展途上国において、人口問題が生じていますが、どんどんと地上に生まれているんです。ですから地球霊団というけれども、これは本来一つの霊系団でできているのではないのです。

進歩した星から当初肉体として渡って来た霊団、これは非常に優れた人達です。この霊団とそれ以外の星、いろんな星団から移って来た霊系団があるのです。進歩の度合いは様々だったのです。その進歩の度合の様々がこの地上においても様々な進歩度合い、人種、或いは文化文明の違いを生んでいるのです。それで地球の歴史、人類が来てから約三億年が経って居りますが、この三億年の歴史というのは一体何かというと、一番進歩した文明を持って来た星団ですね、その星団が地球を支配しようとする歴史であったわけです。私もそうですし、あなた方もそうです。遙かな昔、或る星団から移って来たわけです。そしてその文化をこの地球に持ち込んだわけです。

ところがこの地球に他の霊団、他の霊団から様々な劣った霊、未熟な霊が相当数移転して来ているわけです。それで問題が起きてきたわけなのです。当初渡って来た私達だけならば、高度に進化した霊意識を持ってこの地球で゛楽園゛を営んでいたのですが、こういった他の霊系団から様々な人が来たために、このレベルに混濁が起きたわけです。わかりますでしょう。たとえば私達がCならCという霊団から来たとしましょう。それは非常に高度に進歩した人類です。そういう人達がこの地球という新たなあこがれの地を目指して移って来ました。そこで理想郷をつくろうと、理想郷エデンの園を築いたわけです。


6.人種相違の原理


――  そこでちょっとお尋ねしたいのですが、たとえばあなたが来られた霊団をCならC霊団としますならば、新たにその後、異星から来た未発達のB、A霊団ならBA霊団というものがありますが、この霊団の方々を、地球というあなた方の進んだ霊団の下で修行させようとして引率して来た引率者というものは霊的にはかなり高い意識を持って来られたのではないでしょうか。

孔子  まあ、霊的な力としては高い。―― しかし考えにおいては、我々とは合わない考えの人達も居たわけです。

――  しかしその引率してきた人達は土着したのでしょうか、それとも元きたところへ帰っていったのでしょうか。

孔子  土着もしています。

――  そうしてその人達が、当時の優れた人類との間に交じって修行をして行こうと思い、またそうしてきたわけですね。

孔子  そうです。

――  そこで一つ分かりかねるところがあるんですが、それは人種的な違いということではどういうことになっているでしょうか。

孔子  先程は最初の人間が肉体を持って来たと申しましたが、それだけではなくて、他の星から肉体を持って来たものも居るわけです。そういった末裔(まつえい)としての違いもあるんですが、住んでいる地域によって変わって来たということももちろん大きくて、様々な複合原因が絢い交ぜになって現在の人種というものが出来てきております。

――  たとえば、赤道直下の熱帯あたりの地域に住んで居る人は肌の色が黒いとか、或いは北半球、いわゆる北方居住民族が肌の色が白いとか、或いは中国、朝鮮、日本というような温帯地域に居るものの肌の色は黄色いとか、いう現象が顕著ですが、これは気候、風土という自然環境によって、つまり外部要因によって変化を来たしているように思われるのですが。

孔子  それもあります。しかし、魂として少し違った面もあるのです。たとえばAという人種は、他のB、Cと違うところがあると思います。これは肉体としても当初違う肉体が来ていたことは確かなのです。ただ魂としてはね、やはり八割位は元来た魂たちが主としてA人種として生まれ変わっているのですが、そのA人種の肉体の中にもまた今の時代においては光の天使なども生まれて行っているのです。それはA人社会を進歩させていくためにですね。

――  まあ霊として霊団として異星から地球へ移勤してくるということは分かるのですが、肉体を持ってくるということになると、これは高度な科学技術をもっているという状況下であったろうと思うのですが、ここで優れた魂を持つ人類が優れた科学技術を持って移住して来たというのは理解できるのですが、未発達の魂を持つ人種の人間が優れた科学技術を持って肉体を運んで来たというのは、ちょっと納得し難いのですが。

孔子  そうではないのです。科学技術そのものの進化と、霊的な進化とはまた別なものなのです。霊的には未熟であっても、科学技術が進んでいる惑星というのは、この宇宙には沢山あるのです。技術だけが進んでいて、魂自体は進んでいない、そういったものはいくらでもあるのです。願わくば、霊的なものも、科学技術も進化したのが望ましいのですが、霊的だけに進化して科学技術の進んでいない星もあれば、科学技術が進んでいて霊的に進んでいない星もあるんです。両方進んでいる星もあるんです。我々が来た星が後者なのです。ですからわれわれは、それを理想としているわけですね。文明、文化としても開けながら、霊的にも進歩する。こういったものを理想としているわけですが、技術だけが進んでいた星から来た人達というのは、まだなかなかわからないのですね、霊的な進化という意味が充分に分かっていない。また霊的には進んでいても科学技術が進んでいなかった星から来た人達ね、これは霊として移って来ているのです。肉体ではなくてね。円盤などによる飛行物体によってではなくて霊的に地球に移って来ているわけですが、彼らは霊的なことには非常に興味を持ちながら科学技術文明的なことには余り興味を持たない、そういう霊が居るわけです。

――  非常に壮大な宇宙観と申しますか、地球観と申しますか、実は、孔子先生からはこのようなお話を伺えるとは思いもよりませんでしたが、それだけに一層感銘を深く拝聴いたしました。ありがとうございました。私達もこれをお教えの一つとして、これからの伝道に役立たせたいと考えております。

本来、孔子様という個性霊のお話としては、今から二千五百年前、今の中国当時の春秋時代にお説きになられた「儒学」の教えが中心となった人の生きるべき道というものを重点とした再教示がなされるものと考えておりましたが、更に間口を広げた大変なお説で非常な感銘を受けました。

孔子  私は今まで、二千数百年前に中国に肉体を持って以来、こういった霊的な指導ということは、殆どやって来なかったのです。ですから私自身は、ベールの彼方に隠されていたわけで、三次元の皆さんにこのような話をしたのは、これがはじめてです。生まれて始めてと言っては変ですが、霊的には始めてです。他の方々はいろいろ指導されておられましたけれども、私としては始めて出て来たわけです。


7.日本を中心とした最終ユートピア建設の基礎づくりに励め


――  それで、特に孔子先生としてかってお教えになられましたことに関連しまして現在の人類に対する「徳性」と申しますか人の生き方ということについてのご教示が頂けたらと思うのですが何かお願いできましょうか。

孔子  漠然としたご質間ではありますが、ま、幾つかに分けてお答えしようと思いますが、まず第一点としましては、今時代が進歩して来まして私の時代には説けなかったようなことを、たとえば霊的なことを、ある程度常識として説けるような世の中になってきました。それであなた方へのアドバイスになりますけれども、この機会に、人間は霊であると、肉ではなく霊であるということだけではなくて、私達の住んでいる本来の次元、九次元から三次元まで、これすべてを説き明かすという作業、それからまた私達が何処から来て何処へ行くのかと、地球の歴史というものもありますけれど、地球を超えた歴史というようなものも或る程度知って頂きたいと思います。私は先程少々申し上げましたけれど、あなた方の使命というものは、今、知りうるすべてを明らかにするという使命なのです。今まででしたらベールの彼方に隠されていたことをですね、これがまず第一点です。

第二点としては、やはりこの地上に、今あなた方の魂としては、日本を中心にして霊的な王国、神の王国を地上に創るという目的で生まれてきているわけです。ですからこの地上を如何にして最終ユートピアにするかということ、これに努力して欲しいと思うのです。これをつくっておけば、― 人類の歴史はまだ勿諭続くわけですけれども、この日本という国を中心とした。ユートピアが理想の国として残るわけです。― その後、これを理想として様々な生き方を、或いは様々の国の経営というものがなされていきますから、そういうことを考えて、この日本という国で最終ユートピア、霊と物質とが融合した、融和した「理念世界」を築くということ。これをやって頂きたいと思うのです。