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目次


 2.文明の実験


 4.一つの対立





(1987年12月17日の霊示)

1.母星ベーター星


さて、いよいよ今までチラチラと匂わしながら、はっきりとは言わなかった事実。今から三億六千万年の昔に、人類がべー夕ー星、ベーエルダ星という星を脱出して地球に来たと、まあ、こういうふうに言っておるけれども、どんな状況であったのか。それは、一体何だったのか。まあ、このへんの疑問はあるわね。

まあ、みなさんは天文学はわかんないから「あの辺だよ」なんて指差したってわかんないと思いますけれどね。えー、地球からは、そうだねえ、まあ結構離れたところです。そこから来たんですね。これは科学文明としての宇宙船で来たわけです。

だから飛行時間はどのぐらいかかったかね。詳しくは覚えてませんが、えー、十年近くかかって来たような気がしますよ。ぼくの記憶ではね。地球時間でいうと、十年ぐらいの歳月で渡ってきた、地球までね。そのように思います。

それ故、大変な長旅であって、このへんが後にモーゼを指導するときに大変役にたちましてね、モーゼの出エジプトのときの指導にね、大変役にたちましたね。これには十年もかかって、何と言いますかねえ、宇宙船で船旅してきた。この間に人びとを、要するに納得させるのは大変だった。彼ら、もう「帰ろう、帰ろう」と何回言ったかね。カエルじゃあるまいし、ケローケローケローケロー言ってた。

ぼくは「必ずあるから。縁とね、縁と酸素、それから水に囲まれた美しい星があるんだ。これは調査済みなんだ」って言うけど、みんな「そんなのあるか。ケローケロー」ってね、ずいぶんうるさかったですよ。マゼランみたいなもんだね。マゼラン部隊みたいなもんで、だから指導者がよほどよくないと来れなかったね。だけどまあ、指導者が優れていたから来れたわけですね。

その母星にあったのが、まあベーター星と言われておるわけですね。この星はどういう星かっていうとね、大きさは地球の、そうだな、直径で、地球の約十倍ぐらいの星です。十倍ぐらいの星だと思っていい。

まあ、地球の十倍ぐらいで、人口でいうと別れてきたときの人ロっていうのが、どのぐらいいたかね。うーん、まあ人口自体はそう多くなかったね。えー、現在の地球ぐらいかね。五十億ぐらいだったと思いますね、人口はね。そのうちの、五十億の中の六千万人が出てきたわけですね。まあこういうふうになったわけですね。

このべーター星の特徴っていうのは何かっていうとね、地球は水が七、陸が三というようになってますが、陸がもうちょっと多かったね、ベーター星はね。陸が六ぐらいかな。陸は六で水が四。まあこのぐらいの環境です。そして、山もありますが、山も高くてせいぜい千メートルぐらいの山で、割に平坦だったんですね。平野が多かった。高くて千メートルぐらいの山である。そういうことで、平坦なものであった。

そして海はどうかっていうと、海はね、塩辛くないんですね。地球みたいに塩辛くなくて、淡水だったんですね。淡水湖です。海がね、淡水でできていました。淡水で、四割ぐらいの地表を覆っておった。

で、残りの部分はどうかっていうと、まあ平野が多かったわけだけども、ここにはやはり穀物を中心としたね、そうした農業地帯が結構ありました。そして地球にならっていうならば、主として南部の方が、南の方がそういう穀物地帯で、北のほうが工業地帯であったと。まあ、こういうことが言えると思いますね。そこではいろんな産業が発達しておった。

ベーター星で特に発達しておったのは何かっていうとね、ここで一番発達していたのはやはり交通機関です。この文明が発達しておって、非常に変わった乗り物いっぱいありましたし、その三億年以上の昔であっても、まだ現在それ程発明されてないような、何と言いますかね、自家用の小型機ね、小型飛行機みたいなの、こんなの飛び回ってました。それに乗ってね、えー、まあ長さ二メートルかそこらぐらいの小さな乗り物ですが、それに乗って自宅の屋上や窓からね、どんどん、どんどんいろんなところへ行っている。もう道路なんか走らずに、そういう小さな自家用飛行機で、みんな空中フワフワしながらあっち飛びこっち飛びしてた。こうぃう文明でございます。

交通機関はいろいろあって、リニアモーターカーなんかも今、開発中ですが、そういうふうに瞬時でもってものすごい距離を動くような交通網もありましたし、地下を打ち抜いた弾丸列車もありましたね。地下を打ち抜いて、ジェットコースターみたいな原理でね、シューンと下がってきてシューンと上がるようなね、こういう地下鉄、まあこんなものもありましたね。現実にね、あった。だから交通機関を中心とした文明であったと言えると思います。

そして農業地帯の方では、やはり農家もあったわけですね、今お百姓さんやってる人も、昔やってたかもしれませんね、そこでね。やっぱり農業もあったし、その中で動物もずいぶん飼ってましたし、いわゆる哺乳類、哺乳類が多かったね。ずいぶん哺乳類が多い。こういうふうに言えると思いますね。それで豚とか牛とかの原形になるものがおったんですね。

ただ、牛なんかは、地球の牛はちっちゃいね、ひとまわりね。もっと大きいんだよ、本物はね。本物の牛はもっと大きくて、五メートルぐらいあるんだな。大きな牛だよ。大きな牛なんだよ。五メートルあるんだ。何で五メートルかっていったら、人間も大きいからね。そのぐらいの牛じゃないと食っていけないから。あのー人間も、そうだね、標準サイズでニメートル二十から三十ぐらいはあります。だから牛も大きいわけだ。全体にちょっと大きいんだ、全部がね。ひとまわり大きい。まあこういうふうに言えますね。

あと、地球に住んでなかった生物としてどんなものがおるかというとね、水陸両用の生き物というのが大分(だいぶ)おりましたね、これが。たとえば、まあ魚に羽がはえとると思えばいいわ。水中で魚やっとって飽きたら、水からポコッと出て、空飛ぶのがおるんだな。こういう水陸両用の生き物がおった。これについては、地球ではまだちょっと発明ができてませんね、十分に。竜ぐらいだね、伝説の竜で、滝登って空飛んでいくぐらいの竜があるけれども、えー、水陸両用の生き物が、結構この星にはおりました。水の中におっては、時どき空飛ぶと、そういう生活だね。これも面白いわね。それから、水空両用の生き物がおりました。

あと陸地の中でも、特別に面白い生き物としてね、どんなのがおるかって言うとね、一番面白いのは、こういうのがいるよ。うーん、なんというかね、植物と動物の合いの子みたいなんだなあ。こんなのがおって、外見は動物で、たとえばうーん、どうなるかね、説明をすると、まあ恐竜に近いかもしれないが、テラノザウルスとかあんなのあるけども、ああいうものに似たものがおるんだけど、それの背中にね、果物がなるような動物がおるんだな。これが不思議だけど。あなたがた笑っちゃうと思うが、そういう、まあ恐竜なら恐竜みたいのがおって、まあそら卵産んだり、乳出したりするんだから、果物作るのもおってもいいわな。背中に要するにギザギザというか、植物の枝みたいなのいっぱいあって、それに果物がなるんだよ、背中にね。こんなのがおるんですよ、笑っちゃいますよ。その果物は、まあ柿とも桃ともミカンとも、何とも言いかねるような果物だけども、こんなのがなるんだよ。

これをね、非常に可愛いがっておってね、この動物をね。まあ全長二メートルから三メートルぐらいの、恐竜型の動物です。この動物の性格は温和なんですね。外見はグロテスクだけど。背中にこう何と言うかね、尾びれじゃないけど、ギザギザがいっぱいあって、ワニ皮みたいな背中なんだけど、ここに珊瑚礁(さんごしょう)みたいな技がいっぱいはっておって、この枝の先に果物がなるんだ。それで、だいたい草食が多くてね、草食って、草食ったものが背中に果物になってピュッとなるわけだ。こういうのがおったんですね。面白いのがね。これをね、家畜として飼っておった。時どきその動物を追いかけては背中から果物をもぎ取って食べたりするんだな。こういうことができたんですね。

これも地球にはないね、こういうものが。一度また創らないかんと、私は思ってるんだけど、面白いわね、そんなのできたら。ねえ、今度は背中にお米ができる動物とかなんか創っちゃったりしてね。まあそういうのもいたということですね。


2.文明の実験


さて、そういう文明であって、非常に文明は発達して爛熟期(らんじゅくき)を迎えておったわけですが、そこで彼らもね、まあ五十億人近い人が住んでおっていろいろやったけども、多少何というかね、文明の実験というのもいるんじゃないかということで、面白いこといろいろ始めたんですね。

全世界が同じ速度で進化しとるっていうのは面白くないっていうんで、違う進化速度つくってみないかという提案があって、それで大都会ではそういう素晴らしい交通網があるけども、こんなのに何というか嫌悪感を持つような人もいるからね、じゃあ全然そういう機械なしで生きろと、生きてみろって、そういう地域つくるんだな。たとえば、日本で言えば九州みたいなもんだけど、九州は要するに文明の利器一切使っちゃいかんと、まあこういう地域つくるんだ。それでも好きなのがゾロゾロ行くんだよな、そこへね。そこで石斧(いしおの)で生活するような、こういう地域もつくりました。

あるいは海中で住むっていうようなことね、こういう実験もずいぶんやりましてね、背中に、この海水、海水じゃないけども、淡水だが、水を分解してね、酸素をつくり出す装置、こういうの背中に背負っとって、それからパイプでロにつながっておってね、マスクかぶっとんだけども、それで自動的に水が酸素に変わるから、それ吸っていられるんだな。それで好き好(この)んで、水底に住んでおる人がおるんだな。水底人(すいていじん)がおって、水底基地つくっちゃって、そこで水の酸素吸いながら、生きとるんだな。魚と一緒に泳いどるのが幸せって、こんなのもおったね。こういう文明の実験も行われました。

あともうひとつは、今度はだいたいそういうのを見ると、もうひとつ出てきそうなものが何かっていうと、空中だわな。昔世界の七不思議って言って、空中庭園とかいうのがあったとか言われているけれども、現実にこのベーター星に空中庭園というのがあったんですね。

それはどういうようになるかというと、地上から見てみると、本当目に見えない幕ですね。幕でもって仕切りができておって、空中で浮かんどるんですね、街が。どういうふうにしておるかっていうと、まあ特殊性の、要するに何と言いますか、プラスチックでもガラスでもないものでできておる囲いをつくっとるんだな。これが磁石の反発力みたいな形で、ある種の反発力でもって空中に浮いとるんだ。そういうものが反発しあって。それで、空中であなた、下見たらもうまっさかさま、上見たら青空というようなとこ、ここで住むのが好きな人がおるんだな。雲の上で住んどるような生活だな。こういう、まあ天上界志望の人たちでしょうか。こんなとこで住んでるのがおったんだよ。空中で生きとるのがもう大好きという、こんなのがおった。

結局、文明が進んで、みんな倦(う)んじゃってね、退屈しちゃって、いろんなことして楽しもうと。新たな環境を何とかして楽しもうと。まあ、こういうことをしておったと言っていいでしょう。


3.指導者の群像


ではそうした文明の中において、指導者というのは一体何だったのかと、まあこういうことが言えると思いますね。指導者にも種類がございまして、このベーター星というところの指導者は、主に科学的指導者、それから教育的指導者、政治的指導者、宗数的指導者と、まあこの四種類に分かれておったんですね。

で、指導者、この四種類の指導者が、交替制でいろんな指導に当たると。今年は科学の年と、翌年は宗教の年、その翌年はまあ、また違った年と、こういうように循環があって、それぞれ一年間は科学的指導者たちが国を治めたりね、あるいは一年間は政治的指導者が国を治めたり、こういうことをしておったんだね。それぞれ毎年毎年、新しい、何というか、そういう支配というかね、統治というのを楽しむと。まあ政権交替の走りみたいなもんだな。こういうものがありました。

この中で、うーん、まあそうだね、宗教的指導者って何かって言うと、やっぱりそのベーター星の中における神の道を説いておった。こういうことが言える。政治的指導者は、まあいろんな統治能力が優れておった。人びとを統治する能力が優れておる。あるいは指導したりする力が優れておる。教育的指導者っていうのは、段階的に人びとを導いてね、引き上げてくる。学問的な教育、これが非常に優れておるんですね。こういう指導者がおる。

まあこの中で、しかし、やがて勢力のバランスが崩れてくるんですね。こうして、この四者で交替制で治めておったものが、だんだん力に差が出てくるんですね。統治能力に差が出る。一年交替でやっとったけれども、たとえば科学者指導と宗教家指導では、住民の人気が違うね。で、たとえば「科学の方は二年やれ」とかね、「宗教の方は半年でいいわ」とか言われたりする。こういうようになってきて、次第に勢力の均衡が崩れてくるということが、現実に出てきたわけですね。そういう事象が出現してきた。ここに一つの問題が出てきたわけです。


4.一つの対立


さてここで、その三億数千万年前に、大きな対立が起きてきたんだな。思想的に大きな対立が出てきた。それはこの科学と宗教をどういうふうに考えるかという面での対立ですね。これは現代にもあるんだけども、そういうふうに指導団を組んで交替制でやっとるうちに、宗教と科学とを全く別なもんだという見解が強くなってきたんだね。これは全く別なもんで、春夏秋冬があるように、順番に回ってくるだけであって、それぞれのものは独立である、別なものである。全然異質なものである。まあこういう見解があったね。

ただこの中に、科学者のグループの中にね、「そんなことはない」という人がいたわけだな。「そんなことはない。科学の中にも神理はある。宗教はあるんだ。神への道は科学の中にあるんだ。色心(しきしん)は不二(ふじ)なのだ。物理的法則は、神理と合致をしておるのだ」まあこういうことを言う偉い人がいたんですね。これは私なんですが、こういう人がいて、科学と宗教を対立させる立場に非常に反対した。で、「これは統合していくべきである」こういうことを主張したわけですね。

ところが、当時その四つの科学、宗教、政治、教育という指導者群団ていうのが、非常に専門化して、テクノラートって言いますかね、専門家集団に変わってきておったんだね。それで認めない、そういうことを。科学と宗教の仕切りを取るということを認めない。こういうことがあって、このへんで意見の対立というのが、非常に出てき始めたんですね。意見の対立というのが出てきた。それで、ただその調整をしていこうと思ったけれども、こうした四つの指導集団でこの世を指導していくことは、神から与えられた掟(おきて)であると、こういうふうに言われておった。それで「これを破ることは相ならん」まあ、こういうふうに言われたわけね。

そこで、この科学者でもあり宗教家でもあるという魂ですね、こういう意見に従う人たちが、離反運動を起こしたんでずね。離反、ストライキですね。「そんなのあり得ない。おかしい。新たなものは統合的見地からいかにゃいかん。科学も宗教もない。神と物質、神と科学は本来ひとつのもんだ」こういう意見、これを国内で説いておったんだけども、だんだん異端視されるようになってきた。異端視されて差別されるようになってきた。

それで次第に説得が進みましてね、「この国をそんなに、この星をそんなに乱す必要はないんではないか。もしやりたければね、そういう実験をやってみればいいじゃないか、自分たちで。他の星へ行ってやってみなさい。科学と宗教とが融合するような立場、創ってみなさい。そういう文明創ってみなさい。科学と宗教が融合するような文明創ってみなさい。やれるものならやってみろ」と、まあこういうわけだな。こういうように言われた。「やれるもんならやってみろ。よそへ行って。ここでやらんと、よそへ行きなさい。よその星でやってみい」って、こう挑戦状を叩きつけられた。

その時の指導者が、その時に、「うん、そこまで言うんなら、よし、ひとつやってみようか」まあこれがエル・ランテイーという指導者であったわけだけども、「ひとつやってみよう」というんで、もうバチバチ宇宙船団つくったわけですね。宇宙船をつくって、飛行計画つくってね、「よーし、ぼくたちは、神の心と科学の心を両方伝えるために、このベーター星を脱出して、未知なる緑の星、水の星に向かうぞ」こういう同志を募った。そしたら六千万人近い人が応じてきたんですね。五十億人のうちの六千万人。まあ、ちょっとした中国程度の人数でしょうか。その程度が応募してきた。その中には科学者が非常に多かったです、ね、科学者が多かった。けども、まあそういう人たちを引き連れて、大船団組んだんですね。大船団を組んで脱出してきたわけですね。そして新たな星を求めて出てきたわけです。

まあ、それは魂がわかれたと言ってもいいでしょう。その星ではある程度もう、進化というかね、魂学習が終わったんで、新たな魂の試練を求めて出てきたと。まあこういうふうに考えてもいいかもわかりませんね。

で、出たのは出たんだけども、まあコロンブスの航海、マゼランの航海と一緒でございまして、出てしばらくすると、みんな寂しがり始めましてね、ホームシックになって、「家へ帰りたい。うちへ帰りたい。どこへ行くやらわからないのに、ただあのとき妥協してね、みんなの言うこと聞いてじっとしておりゃよかった」って、「こんな清教徒革命じゃあるまいし、メイフラワー号に乗って出ていくの嫌だった。ああしまった」ってね、こう言ってる。

ただ、指導者は非常に賢い人であったから、そういうことも見越してね、大きな母船をつくって、その中にもう。土も入れたしね、湖もつくるっちゅうぐらいの大きな気持でね、つくって、そして動物、植物全部持っとったんですね。ノアの箱船の原型。すべての文明の原点ね、そういうものを持っておった。だからまあそういう大農場も船の中にあると。こういう状況で、人工照明をつけてね、大農場をつくっておった。まあそうして人びとの寂しさから、気をまぎらわそうとした。

そしていつもいつも、希望の原理を説いておったわけですね。「もうすぐ着く、必ず着く」みんな「もう五年たった」って言って、「もう信じられない。帰ろ帰ろ。あと何年かかるか分からんのに帰ったほうがいい」「しかしぼくの調査によると、あと五年で着くはずだ。それは素靖らしい星だ」「素晴らしい星って、おまえ見たことあるのか、行ったことあるのか」って、「いや、行ったことはないけれども、幽体離脱して霊視して来たことはある。飛んでいってね。霊の体で見てきたことがある。だから間違いない」そしたら「おまえの霊能力なんか当てにならない」と、まあこういう人もいたね。

まあだから、船団の中には一部は途中で引き返したのがおりました。はっきり言ってね。もう引き返す」って、引き返して、引き返してどうなったか知らないよ。迷子になったのもおるかもわかんない。私は知らないけどね、そういうのもいます。だけど、まあ一応大編隊で、一隻(いっせき)に一万人ぐらい乗る船で、六千艘(そう)ですかね、そのぐらいの大編隊組んで渡ってきましたね。その中では、旅の途中で死んだ人もいましたでしょう。まあいろんなことありました。


5.ベーター星からの脱出


以上で、べー夕ー星からの脱出の話もちょっと致しましたけども、こういう脱出の問題っていうのはね、今後の人類の未来史を考える上で非常に意義があるんですね。やがてこういう現象が、目の前に出てくるであろうと思われるんですね。おそらく地球からの脱出ということもありうるであろう。地球の中で魂がわかれてね、また他の星へ向けて、転生していくこともあるであろう。まあこういうふうに思うわけですね。新たなユートピアを目指していく。過去いろんな移民がアメリカヘ行ったように、ブラジルに行ったように、他の星へ行くこともあるであろう。こういうことが、私は言えると思いますね。

このベーター星からの脱出の時の教訓としてあげられることは何かというと、いくつかあるんですね。教訓としていくつかある。その教訓のひとつはね、結局こういうことですね。うーん、まあ大きな判断の時期っていうのがあるっていうことですね。妥協的に、とにかく現状でいいという生き方もあるけれども、大いなる挑戦の時、チャレンジの時っていうのは必ずあるんで、魂がもう一定以上進化しなくなった時には、思い切って環境を変えるということ、これも大事であるということね。そして、自分たちのところのユートピアだけじゃなくて、そのユートピアを他の世界へも広げるということが、宇宙全体の進化にもつながるんだということね。これは大事なことですね。

また魂にとっては、新しい経験ていうのがどれほど意味があるか、意義があるかね、こういうことを知らなければいけない。魂にとっては、新天地というのは非常に大事なんですね。ですから地上のみなさんも、同じ環境でね、同じような生き方だけするんじゃなくて、環境を変えてみて、新たな魂修行をいつも求めるような気持ね、こういう気持は大事ですよ。決して現状に甘んじてはいけないね。もっともっと自分の魂を磨く場があるんじゃないか、向上させる場があるんじゃないかと、まあこういうね、考え方は大事ですよ。もっと綺麗(きれい)な女の子がいるとこがあるんじゃないか。まあ、こんな話はちょっと違いますがね。まあこれ冗談ですが、もっと魂を向上させる場があるんじゃないかと、こういうように考えていいと思うんですね。

ただこの時に決意と、何というか不屈の、不撓不屈(ふとうふくつ)の心ね、これが大事ですね。みんなやっぱり気が弱くなってきますからね。このへんが指導者の信念が大事な部分だと、ぼくは思います。信念がないとね、物事は何事も成就しません。決断と実行ですね。これが大事ですね。だから指導者の条件は、決断と実行ですね。だから指導者っていうのは、我慢する時は我慢するけれども、いざ決断する時はスパッと決断してね、行くべき時はドンと行かなきゃいけない。これを忘れちゃいけないね。優柔不断ていうのはいけませんね。

だから、悩みの時に現状維持は結構ですが、それがいつもの現状になってしまうと優柔不断で、いつも「ああでもない、こうでもない」と、要するに、いつも「ああでもない、こうでもない。ああでもない、こうでもない」ねえ、「太陽もいいけど、月もいいよ。女性もいいけど男性もよくて、あの子もいいけどこの子もいいわ」ねえ、そんなことばかりやっておっては、魂っていうのは飛躍のチャンスを逸してしまうんですね。だから、ひとつ決断したときにね、思い切って飛び出してみる。こういうことが大事だと思いますよ。ひとつの星から脱出するのに比べりゃ、あなた、地上で決断することなんか簡単なもんですよ。ねえ、出家の決意なんていうのもありますが、そんなの大したことありません。簡単なもんですよね。

そういうもんで、みなさんね、やはり人類の故郷(ふるさと)、私たちの魂の故郷というものを振り返った時にね、先輩たち、人類の先輩たちはそれだけ大きな勇気を持ってね、果敢(かかん)に行動したということね。これに対して、大いなる尊敬の念を払わにゃいかんよ。彼らの勇気ある行動なければ、君たちはないんだよ。君たちの現在はないんだ。自分たちの先祖は、それだけのフロンティア精神とパイオニア精神だな、これを持って来たんだ。君たちは今、そのフロンティア精神持っとるか。そのパイオニア精神を持っとるか。小さな自分になってないか。つまらない自分になってないか。停滞の自分になってないか、ね。そんな遙(はる)かなる星から、十年の月日をかけてね、大船団組んで飛来して来た。この時の意気込みね。どんな気持だったかわかるか、ね。

そういう自分の魂の故郷、大昔っていうのを思い出してみなさい。そうすると、現在の自分て何て小さなことを言っておるか。姑の嫁いびりとかね、「あーボーナスが今月は二千円少なかった―」とかね、「あいつも俺より早く係長になったあ―」とかね、言ってるけど、じゃあこの大いなるべー夕ー星からの脱出というロマンからみたら、何だそんなもの、ねえ、つまらんじゃないか。もともと諸君らの心の奥には、そんな大きな理想とロマンがあったんだぞ。それを忘れ去って小さくなるな。ちっちゃなちっちゃな人聞になっちゃいけない、ね。現状を当然と思っちゃいけないよ。人類の歴史を二千年だと思っちゃいけないよ。もっともっと古いんだよ。もっともっと古くて、いろんなものが、いろんな経験を経てね、現在に至っておるんだ。

そういう原点に帰るということは、いつの時代でも大事なことだとぼくは思うよ。原点を知るということね。人類の原点は、結局フロンティア精神、ね、パイオニアスピリッツ、ね、こういうことだったんだ。君たちも決してそれを忘れちゃいけない。これから未知なる世界への探険に出て行くんだな。今までないような世界観、これの確立、それを広げていく。こういう仕事をしているんだけども、その時にね、パイオニアの気持と、フロンティア、フロンティアって言うのは、まあ前線だな、前線基地の開拓だな、開拓精神だよ。これを忘れちゃいけない。切り拓いていくという気持ね。大事だぞ。

かつて先祖がそうして地球に来たんだ、ねえ。大船団を率いて、初めて地球の上空に来た時の、あの感激が君たちにわかるだろうか。この青い水に包まれた星。地球がクルクルと回ってるの見たときに、バンザーイ」っていう声が、どれだけ聞こえたかわかるかね。バンザーイっていうのは忘年会の時だけにやるんじゃないんだ、ね。そういう時もあったんだよ。

その大きな感動から言やあ、小さい小さい自分であるということをね、恥ずかしく思わにゃいかんよ。ちっちゃくまとまっちゃいけない。もっと大きな理想をもって、どんどんできるだけ大きな人生を生きていく。そういう気持を大事にしてください。現状の小さな悩みの中に閉じ篭(こも)らずに、そこから大いに脱出してください。

まあ、それだけをお願いして、本章は閉じることとしましょう。