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目次

 1.性欲と愛

 2.結婚論

 3.家庭の意味

 4.家庭の調和





4.家庭の調和


さて、そういうふうに今回は家庭を積極的にプラスで位置付けてみました。まあこれは位置付けいろいろあるけれどもね、あるけれども大多数に合わせをするとプラスに位置付けなきゃ気の毒だと思うから、それは位置付けしました。

この時に家庭の中での次は調和の問題があるね、「高橋さんはそんなふうに家庭はいいことだなんて言うけど、家庭の中で問題いっぱいあるじゃないか。現にいっぱいでどうしてくれるんだ。現にカアちゃんの問題、どうせなら結婚しなきゃよかったのに結婚した後、病気ばかりして、もう本当どうしょうもないぜ」ってね、あります。生活難、子供のできが悪い、いっぱいありますね。これでどうするんだ。ね、こういうことですね。それは魂修行といったら、それで終わりだけれども、この中で家庭の中での、やはり規律、これをつくっていかなきゃいけないね。この辺が現代は道徳が廃(すた)れておるがために、すっきりしていないんだな。非常にすっきりしていない。こういう面があるんではないか、そう思います。

そこで家庭の調和を目指すための家庭の中の最低限の法だな、神理の法として、何をあげることができるのか、これは高橋信次の家庭憲法つくらにゃいかんね。家庭の掟(おきて)、家庭の十戒、家庭のルール、それが大事だと思うね。神近き高橋信次からみた家庭のルールですね、これをあげたいと思う。

そうしてみると、まず、ご主人のルールだな。私が、ご主人に要求するルール、主人はかくあるべしというルール、これをまず言ってみたいと思います。

第一条は、妻は自分の所有物ではなくて、良きパートナーであるという観点を忘れてはいけない。これです。第一条ですよ。自分の所有物ではない。良きパートナーである。協力者である。こういう観点を決して忘れてはいけない。ともすれば奴隷扱いしたりしてね、やっぱり端女(はしため)扱(あつか)いしてはいけない。「何言ってんだ。金は全部俺が稼いでいるじゃないか。お前なんか家で三食昼寝つきじゃないか、何もやっていないじゃないか」って言ったらいいわけじゃないよ。やっぱり妻は妻でね、それだけ金銭に評価してもできるような仕事をしているわけだから、それを馬鹿にしてはいけない。妻は所有物ではなくて、良きパートナーであるという観点を忘れちゃいけない。これ第一条です。

第二条は、夫は妻と子供を世の中の雨風から守る義務があるっていうことですね。やっぱり世間からのいろんな雨風、あるいは外部からの考えね、近所からの思いもかけぬ問題等、夫はやはり基本的には女房、子供を守る。外部に対して守ってやる。家庭を守るという、そういう守護神のようなね、そういう仕事を持っている。天職があるってことね、これを忘れてはいけない。だからいざという時の心の支(ささ)えに絶対ならねばいけない。主人は主(ぬし)であるし、あるいは大黒柱であるということを忘れてはいけない。

第三条はね、男性は、あるいは夫は、やはり経済的な自立に関して責任を負うということだな。

結局、妻の不満は、たいてい夫の経済的力不足だな。これに関する不満が、やはり半分以上あるように思う。経済力があれば不満がおさまる部分が相当あると思いますね。亭主の稼ぎが悪いっていうのは、これは不満の第一でございましてね、これがしっかりしておればそういうことはない。だから夫というのは常にね、やはり経済的な支柱となるということを自覚して、どうしたら家族がより豊かになれるかをね、これを考えてやる必要があると思う。

その辺は知らん顔してね、妻に「お前がもっと質素に倹約しないからいけないじゃないか」というけども、そうであっちゃいけないね。やはりご主人がよく働かんから給料が低いのかもしれないしね。それは自分の主人は一生ヒラで、隣りの主人は重役、社長になったら、そりゃあ奥さん腹立つわ。それをあんた嫉妬心とか、なんか言っちゃいけない。それはご主人がちゃんとやっぱり頑張ってやらんからいかんのだ。仕事しっかりすればね、収入が増えるように世の中できておるのだから、やっぱり男はね、女房、子供のために頑張って稼いでくる。

ライオンだって、ライオンは雌が餌取るけども、普通の動物だってね、やっぱり狩りをするんだからね、獲物取ってくるのが少なきゃ、そりゃカアちゃん、子供逃げちゃいますね。動物だって、そりゃあそうでしょう。そういうとこある。経済的な問題について、やはり責任持たにゃいかん。

第四条としてはね、夫は常に妻を美しく可愛いものとして取り扱ってやらねばいけない。妻を化け物扱いしてはいけない。「お前と結婚したのは一生の不覚であった」なんて言ってはいけない。「偶然だ」とか「事故であった」とかね、「人生の不慮(ふりょ)の災難であった」とか、こういうことを決して言ってはいけない。

妻というのは、やはり夫に美しいと思われたい。可愛いと思われたいという気持があります。これは決して自己保存欲ではありません。それは家庭がよくなっていくための本能です。だから夫は常に妻を美しく可愛いものとして取り扱ってやる義務があるということだと思います。

言葉の創化力なんてあるんでしょう。無理しても良い言葉を出せばいいんだよ。いつもひどい顔しておっても、たまにお化粧の使い方がよくて「今日のお化粧はいいね」とかね、いろいろあるじゃない。顔がほめられなきゃ、服をほめるとかね。服をほめられなきゃお尻をほめるとか、いろいろあるじゃないか。これスタイルが悪いなと思うけど、「君は本当に安産型だね」なんて、こんなんじゃ怒っちゃうかな、わかんないけれども。まあいろいろあるじゃないか、「頼り甲斐がある」なんてね、いろいろ言い方もあるしね、ほめ方あると思う。

人間ね、あらゆる観点から検討したらね、いくつかほめるところがある。絶対にある。女らしくない人には、たくましさがあるとかね、生活力があるとかね、戦争の時には君みたいな家内がやっぱり役に立つとかね、いろいろあるじゃない。だから夫は妻を美しく可愛いものとしてとり扱ってあげる義務があります。そして折につれて、やはりほめてやる。「君のお陰でうまくいったよ」とかね、「今日の食事はおいしいよ、今日の服はきれいだよ」とかね、やっぱりほめてやるといいよ。一日一回ほめてやると、だいたい家庭円満ですよ。間違いないですよ。

妻の大部分は、自分の働き、心づかいが正当に評価されていない。まあ、こういうふうに思っていることだね。だから、それをほめてやると非常にいいと思いますね。頑張って義務ですから、美しく可愛いものとしてとり扱ってやる義務がある。これが第四条です。

第五条はね、男は妻のね、愚痴(ぐち)、不平、不満をやはり聞いてやる義務がある。これはあきらめることです。そういう義務だと思いなさい。妻の愚痴や不平を聞いてやるのは仕事だと、これは義務だと思わなきゃいけない。これを聞いてやらないと、それがたまって、よそへ行っちゃいますから、あのー、子供いじめたりしますからね。義務がある。

妻の不平、不満、愚痴、やっぱり家庭をしているといろいろとストレスたまります。これを聞いてやる義務があると思いなさい。これが仕事だと思いなさい。

本職は外であるでしょう。ただそういう家庭の中の仕事もあると思いなさい。そうですよね。ゴミを出すだけが仕事じゃありませんよ。お風呂を掃除するだけが仕事じゃありませんよ。中には、洗濯物干している人もいるだろうが、まあご主人の仕事もいろいろあるだろうけど、一番大きなことはね、奥さんていうのは、自分の気持とか苦しいこと聞いてくれたら何でもするんだよ。ところが何も聞いてくれないから、「私は寒いのに洗濯してね、あと干して、二階へ上がって干して、あと掃除してねー、それからあなた食器を洗うわ、買い物行くわ、大変なのよ」って、こう言うわね。「ゴミは出さなきゃいけないし、月水金出さなきゃいけない。もう力はいるし、大変なのよ」。そしたら夫が帰ってきて「そんなのお前の仕事じゃねえか、何言ってんだよ」ってひとこと言ったらね、カクンときちゃいますね。

それで女性は自分の仕事に発展性がないっていうことでいつも不満なんだからね。どれだけ手際がいいかね、やっぱりほめてほしいということだ。男性が会社で出世しているけど、奥さん出世がないじゃないか、いつも同じことをしている。生産性がないっていうとこで悔(くや)しいね。だから、いかにいい主婦になったかを、やっぱりほめてやらなきゃいかん。だから男は愚痴や不満を聞いてやる義務があると、ある程度思わなきゃいけないよ。これが仕事だ。だからメインの仕事が会社なら、サブメインというか、副の仕事は自宅なんだ。聞いてやるだけでも大分いいんだから、それは男の器量が試されるところだ。器量が小さいと聞けなくなるから、これは自分の器量を大きくするためにやっとるんだと、こういうふうに思いなさい。

まあそれからね、第六条言っとくと、やはり男はね、一家の理想を持たねばいかんということだな。女性は、ロマンのある男性にはついていけるんですよ、苦労しても。ところがロマンのない男性にはついていけないんだ。だから男っていうのは、決して理想、ロマンを失っちゃあいけない。ご主人はどんな時でも理想とロマンを失っちゃあいけない。そういうご主人でありなさい。そうすればね、どんなことがあってもね、現象的には家庭はなんとかしてね、もっていくんだよ。前に進んでいる時にはね、何とかなるんだよ。まあそうしたもんだな、理想とロマンを決して忘れちゃいけない。まあ、これが第六条だな。

じゃあ女性の方も言わなきゃいけないな。奥さんへの私の教訓だな、奥さんのルール、主婦のルール、妻のルール、これを言っときましょう。

第一条は、自分の夫は素晴らしい人であると信じること。これは信仰です。みなさんね、現実はどうか関係ないんです。現実関係ありません。神を信じるように信することです。自分は素晴らしい亭主と巡り合ったと信じることです。自分のご主人は素晴らしいと、とにかく信じなさい。信じるということは事実と関係ないんですから、事実関係ないんですよ。給料の分析とかいろいろしては駄目です。あんまり芝生の刈り具合とかいろいろ言って駄目です。

とにかく自分の夫は素晴らしいものだと信じなさい。これは信仰ですから、神様は実際に分析してみてね、興信所が調査してみて素晴らしいから信じるんじゃないでしょう。そりゃ信じるじゃなくて納得がいくってことだな。これは調べるっちゅうんだ。信じるっていうのはそうじゃないでしょう。現に手に取ってみることができなくても、それをやはり、そういうふうに考えるんでしょう。思うんでしょう。違うか。

だからご主人は素晴らしいものだと信じなさい。これは信仰である。主婦は一人一人信仰を持たねばいかん。少なくともご主人は神様であるぐらいに思って、素晴らしい人だと思って信仰することです。信じることです。で毎日できればね、毎日ね、「あなたと結婚できて、本当に素晴らしい。あなた素晴らしい人です。きっと社会に出て有意義な方となるでしょう。世の中のためになる方と思って信じています」。そう言えば、ご主人だんだん神様に近づいていきますからね。とにかく信じること。信仰だと思いなさい。これは家庭教です。一種の家庭教で、素晴らしい人だと信じなさい。

一生懸命いいとこがあったら伸ばしてあげてね、「素晴らしい」、こう言ってやることだな。そしたら男は勇気が二倍にも、三倍にも、五倍にも十倍にもなります。ますます頑張れる。会社で部長にいくら怒られたって、女房が「私はあなたを信じています。素晴らしい」って言えば、「よーし」と、もう一回頑張れる。部長に怒られたって、「そりゃそうよ、私だってそう思うわ」と言われたら、もうそれで終わりです。カクッときますからね。これが一番大事ですね。

第二番目、妻っていうのは自分の肉体的欠陥を夫にあまり言われたくないもんですけれども、夫の肉体的欠陥、欠点を口にしないことも大事です。夫婦不和の原因は、「あなた、お腹が出たわね」とかね、「あなたって不細工だわね」とかね、「あなたって愛撫(あいぶ)がヘタね」とかね、「あなたってキスがヘタね」とか夫の欠点を言うことです。「あなたって本当にいつもタバコ臭くていやだわ」とかね、「あなたのその鼻を見るだけでもおぞましい」とかね、「あなたの虫歯を見たら嫌気がさす」とかね、「あなたの髪が抜けて頭がはげているのが大嫌い」とか言う女性結構いるんですよ。「足が短いからいやだ」とかね、言うのよ。「もうちょっと減量してからしてちょうだい」とか言うんだ。

普通はよく女性が自分の肉体的欠陥を言われたくないっていうけど、逆が多いよ。だから女性は男性の肉体的欠陥、あるいは欠点について口に出さないこと。

それはね、男ってやっぱり自尊心の動物なんだ。男から自尊心とったら何も残らないんだよ。「あなたって駄目ね」とかね。「あなたね、全国平均は、だいたいあれよ、十五分よ」とかね、「一時間は、やはり夜の勤めがあるのよ」とかね。「平均はいくらぐらい、どうのこうの」とかね。こういう男性というのはね、平均もってこられて比較されると、非常にいやなんだよ。「他の人が一時間したって俺が三分で何か悪い」って、「一分で何が悪い」って、「あなた、すごく早いのよ」って、こう言われるけど、「あなた一分よ」って、「なーに一分で何が悪い」って、「だんだん時間を短縮する傾向にあるじゃないか」って、「新幹線だって遠く走りゃいいし、オーブンだって短い方がいいし、電気釜だって早くかけるのがいいに決まっとるじゃないか、早くって何か悪い」って、「だけど隣りの奥さんに聞けば、だいたい二時間よ、一時間よ」とかね、いっぱい言われますね。「あなたって肉体的欠陥があるんじゃないの」って、こういろいろあるけども、こういうことは決して言っちゃいけない。

特に男性というのは自尊心の動物だっていうことを忘れちゃいけないね。だから平均だとかね、隣りの旦那さんとかね、うちの親戚の人とかそんなの出してきて、比較しちゃいけない。女性はしがちだよ。全国統計なんか知らないくせに、ちょっと聞いたことしゃべるからね。

男性の肉体的欠陥、絶対言ってはいけない。「体形が悪い」とかね。「あなたは、夜のがヘタ」だとかね、絶対これを言わない。これ大事です。なぜかって、男の自尊心を傷つける。そうすると外へ出てもうまくいかない。家の中でも自信がなくなる。駄目になってきますね。このところ特に気を付けてください。胸に手をあてれば、心当たりある奥さんは九割以上いるはずです。言われたことがあるっていう旦那さんは十割ぐらいいます。

だから僕もこれだけ力を入れている意味を、みなさん考えてくださいね。なぜ高橋信次がそれだけいうか。まあ考えてくださいよ。

男は、やっぱり自信がなくなるんです。言われるとね、「あなたって早いのね」と言ったら、もうそのひとことですよ。あなたね死んじゃいますよ、カクッときて。で、ますますいやになってきますからね。「誰がお前なんか相手にしてやるか」なんてね、こうなりますからね。で「あなたって干上(ひあ)がったのね」って駄目ですよ。こんなのね、だからあなた気をつけなさい。女性は特に気をつけなさい。

妻のルールの第三条はね、やはり家庭の中で、常に工夫することを怠(おこた)らないこと。家庭の中にも向上心はあると思って、どうやったら素晴らしい家庭をつくるかね、その工夫を怠らないこと。常に工夫する奥さんであれっていうことですね。これ大事ですね。毎日毎日ね、昨日よりも今日、今日より明日、家の中でね、子供のことでも、ご主人に対する愛情でもいろんなことでいいけども、何か工夫することないか、何かよくなることないかね、これをやはり研究する必要あると思います。これ大事です。常に家庭の中で工夫する妻であれ、これを言っておきたい。

そうするとね、やはり人生に目標ができてくるし、ますますよくなるんだよ。奥さんの仕事っていうのは直接的に影響しないけど、間接的にいろいろ影響するんだよ、男性にとってね。巡り巡ってそれが自分に還ってくるんだ。ね、そんなもんだよ。まあ、これが三条だな。

第四条はね、子供がもの心つくまではね、子供を育てるのが自分の仕事だと思うこと。これは天職だと思うこと。子供がもの心つくまで、これは自分の仕事だと思うことです。子育てはね。子供が小さい頃っていうのは、ちょうど旦那さんはね、会社とか仕事で大変な頃なんですよ。社会に出てね、まだ長という名がつかない時期、ヒラの時代、使われている時期なんだな。その頃はやはりね、それを仕事の方に全力を打ち込みたいんだよ。ところが家庭の問題、特に子供の問題でいろいろとね、足を引っぱられるとなかなか落ち着いて仕事ができないんだな。ご主人もそこで苦しんでいると思ってね、子供がもの心つくまで、すなわち、まあ中学校あがるぐらいまでだな、中学校ぐらいまでだろうか、それまではもう妻の仕事だと思うことね、子育ては。そう思うことです。「私がだっこ一時間したから、あなたも次だっこ一時間しなさい」とかね、「私がミルク三回飲ましたから、あなたも二回位飲ましなさい」とか、「私がおむつ三回かえたから、あなだだって夜中起きて三回かえてよ」とかね、こういうことは言わないこと。もの心つくまで中学生なるぐらいまでは妻の仕事だと思うこと、子育てはね。そしてやがて中学から高校になって進路決定とか、社会に出る段になると、夫の仕事になってくる。その頃には、会社なんかでもね、しかるべき管理職になってね、課長や部長になって多少余裕もできてね、仕事にも安定感があって自分の心に余裕がある。その頃には、そういう相談にも乗れるんだ、男っていうのはね。

とにかく若い頃にはガムシャラで働かなきゃ駄目なんだよ。そんな奥さんのね、家庭の問題出してこられたら駄目なんだよ。そういうことで子供がもの心つくまでは、自分の仕事とこころえよ。これ四条か。

じゃ五条はね、第五条は、夫は大きな子供だと心得よ。成長した子供だと心得よ。家の中ではだらしないもんです、男ちゅうのは。ネクタイしめて背広着て出ていったらカッコイイけど、家の中ではだらしないです。もうご飯食べたら食べっ放しね、お茶飲んだら飲みっ放し、みかん食べたら皮そのままね。新聞読んだら広げっ放し、布団から出てきたら、そのまま、まあいくらでもあります。だらしなく見えます。

しかし良き主婦の心得としては、夫はね、大人子供だと思いなさい。成長した子供だと思いなさい。そう思って世話することです。あんまり男はこうすべきだ。夫であればこうすべきだということを要求しないこと。子供だと思いなさい。母性本能でもって包むことね、大人子供だと思うことです。こういうことが第五条かな、としてあげられる。そういうふうに完全性を要求しないことね、夫に。大人として理性ある男性として、職場で働いているように家庭でやれとは言わんこと。これを要求しちゃあいけない。大人子供、成長した子供だと思って面倒見てやることね。こういう気持が大事です。

第六条はね、まあ男の要求、夫の要求としてだけれども、常に美しく可愛いい奥さんであろうと心がけること。独身の時はね、やっぱりきれいな服着たりさ、お化粧いろいろしたりしてたのがさ、もう結婚したらどうでもよくなってね、きったない格好して一年中同じものを着ている奥さん、冬はモンペはいて、夏は一つのスカートばかりはいていると、こうなったらね、男はやっぱり目で恋をしますからね、うちのカアちゃんだんだん見てくるの馬鹿馬鹿しくなるんだな。で夜の女なんてね、夜の巷(ちまた)にくり出して遊ぶ、目の恋ですよ、そんな水商売の女性なんてたいしたことないんだよ。昼間見たら、ひどいもんだよ。ところがお化粧してね、夜の化粧して、夜の服着てスポットライト当たったらきれいだよ、ね。

うちのカアちゃんたら、きったないなんかいつも同じエプロン、汚れたエプロンしてね、なんだこりゃって、不潔な女だとかね、いつもゴロゴロ昼寝してるわーって、そうするとね、だんだんいやになってくるね。

だから妻の義務があってね、やっぱり美しく可愛い女性であろうとする努力は、結婚して五年経っても十年経っても二十年経っても忘れてはいけない。それは決してけばけばしく化粧してね、帰ってくるなり三つ指ついて、「あなたお帰りなさいませ」なんて、芸者の真似しなくていいんですよ。そういうこと言っとるんじゃないよ。それを言っとるんじゃないけれども、やはり心がけだな、常に美しく可愛いくあろうとする心がけね、これを忘れないこと。旦那さんもやはりね、楽しませてあげよう。やっぱりよかったと思わしてあげようという気持ね、これを持つことね。

まあ以上男女とも僕は言っとくよ、ひととおりね、これはね、この六ヵ条ね、それぞれ守ってください。きっと家庭はよくなります。これ以外にいろんな仕事に応じた人のあり方あると思うけど、まあ、これはまた別の機会にでもね。旦那がこういう仕事の時、妻はどうするとかね、妻がこんな特殊技能をもっておる時にはどうするとか、そういう話あるけど、それはまた別にしましょうね。まあ、そういうことです。


5.最初のユートピア


さて、この結婚と家庭の最終の結論になりましたけれども、私たちがね、法を説いている時にユートピア創り、仏国土建設ということで大上段に振りかぶって言ってるけども、まあその出発点というのは、やっぱり家庭だということだね。

社会をよくする。国家をよくする。人類をよくするって言うけど、まず一人一人が自分の家庭の中、照らすことですよ。明るくすることですよ。こうすることによってね、家庭が光明化することによって、すべてが素晴らしくなってきます。すべてが立派になってくるんですよ。調和された家庭があっちにもこっちにもあったらね、幸福になりますよ人類は。僕そう思うね。

だから男性はお金儲ける、会社で働く義務もあるけど、家庭を光明化する義務もあると思います。明るく、楽しくユートピアに、そういうふうに男女ともにね、ユートピアの戦士として、この家庭をつくっていくっていうことね、この自覚必要ですよ。

一生の間、人類を救うような大きな仕事できんかもしれない。でも少なくとも自分の家庭をね、光輝くものにするということの努力は可能です。この最低限のユートピアね、ここまでは、みんな義務持っていると思っていい。できれば、これを踏み越えてね、もう一歩社会へ奉仕する人生であってほしいけども、まず最低限ね、自分の家庭、これを守る、光明化する。こういうね、最初のユートピア創り、これをやってくださいよ。

少なくともこの世に生まれた以上はね、人間としてちゃんと仕事をして、妻を愛し、子を愛しね、家庭を守って一人前にね、子孫残してあと豊かな後代、後の人たちに残してゆく、後の人たちへの遺産を残していくという、こういう最低限のプロセスをやっていただきたい。まあそういうことで、家庭というものをユートピア創りのひとつの核にしていただきたい。家庭がユートピアになってね、子供たちもいい子供に育てればね、それがまた次の時代へのユートピアになるんだよ、その布石(ふせき)になるんだよ。

ユートピア創りと言ったって、時間の流れがあるんだ。人間はどんどん年老いて、また若い者が出てくるんだよな。自分の世代だけユートピアができたって次の世代に受け継がれてゆかなければ、そのユートピアは何の意味もないね。この意味において子供たちをも合めたユートピアを創ること。そしてそのユートピアを次の世代に残していくこと。これが大事です。

それともうひとつはね、家庭の意味ね、教育の意味が大事だということね。学校教育は学校でやるでしょう。ただ家庭教育っていうのがある。家庭教育って何かというとね、やはり僕はね、宗教教育、これ大事だと思いますよ。

信仰心というのはね、幼い時に、教わらないと、なかなか身につかないですよ。社会に出てね、挫折してから初めて信仰心持ったなんて言うけど、やはりちょっと遅いです。このように家庭に信仰心をとリ戻すことが、ユートピア創りの原点だと言えましょう。