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【スキル】 - (2014/02/08 (土) 14:39:50) のソース

ここではスキルシステムそのものを取り扱う。
各種スキルの一覧は[[こちら>スキル]]へ。

*概要
Ⅷから登場したキャラ育成システム。
「スキル」は個々の特技のことではなく呪文・特技や特殊能力の詰め合わせで、キャラクターが[[【レベル】]]アップや[[【スキルのたね】]]の使用で得る「スキルポイント(SP)」を割り振ることで、スキルごとに決まった特技や能力を習得していく。

例:Ⅷではゼシカの[[【おいろけ】]]スキルに8SP振ると[[【投げキッス】]]の特技を覚え、18SPで「敵をお色気で見とれさせる能力」を覚える。

各スキルにはSPを振れる上限が決まっており、最後までSPを振るとそのスキルを極めたことになる。
当然、スキルの後半になるほど強力な特技・能力が手に入ることが多いため、一つのスキルに特化した方が明確な役割を持ったキャラになるが、逆に補助技などを浅く広く覚えて万能キャラを作るのも道の一つである。

*DQⅧ
初登場。
[[【主人公】>【主人公(Ⅷ)】]]・[[【ヤンガス】]]・[[【ゼシカ】]]・[[【ククール】]]の4人がそれぞれ5つのスキルを所持する。
内訳は武器スキル3つと格闘スキル、それとキャラごとの固有スキル1つとなっている。
なお[[【剣スキル】]]と[[【杖スキル】]]は4人のうち2人に、[[【格闘スキル】]]は全員に備わっているが、同じスキルでも習得する内容はキャラによって異なる。

武器スキルで習得した特技・能力は該当した種類の武器を装備していないと発揮できず(例:剣スキルで習得するはやぶさ斬りは剣を装備していないと使えない)、格闘スキルに至っては素手でないと使えないという制約がある。
これにより、今までの「武器を持ってるのに正拳突き」「武器が槍なのに火炎斬り」といった現象が払拭された。
一方、杖スキルで習得した呪文と、キャラ固有スキルで得た特技・能力は装備状態に関係なく有効。
まぁ戦闘風景をイメージすればなんとなく分かると思う。

これまでの作品と違い、使用できる武器が制限されるようになったため、攻撃力や追加効果だけでなく武器の種類まで考えて買わなければいけなくなった。
どのスキルを選ぶかで戦闘方法は大きく変わってくるため、周回プレイの醍醐味でもある。

スキルポイントの上限は各スキルにつき100だが、Ⅷでは「25+レベル×2」までしか上げられない。
100ポイントまで振れるようになるのは、25+38×2で条件数値が100以上になるのでレベル38以降となる。
序盤~中盤で主に一つのスキルを集中的に上げていると上限に当たるため、2つのスキルを上げていくことになる。
主に「武器スキル+固有スキル」または「武器スキル2つ」にする人が多い。
武器スキル2つにする場合は武器の付け替えも必要になるため、予算が嵩む場合は[[【錬金釜】]]も活用しよう。
格闘スキルは公式も認める地雷なので、初心者は避けたほうがいいだろう。

レベル99までにレベルアップで得られるスキルポイントは全キャラ一律350。それ以上はスキルのたねを投与する必要がある。
またPS2版では得られたスキルポイントはすぐに振らなければならず、取り置きはできない。
スマホ版ではⅨと同様に取り置き可能になったが、Ⅸのような転職システムがあるわけでもないⅧでは、取り置くメリットはほとんど無い。
「迷ってしまいどうしても今すぐに決められない」という場合か、もしくはノースキル縛りをする場合ぐらいだろう。

また初心者がやりがちなこととして、スキルを集中して上げるのではなく全スキルに均等に配分することがある。
この場合どのスキルも中途半端にしかならず、強力な技を覚えないため結果的に難易度は上がってしまう。
事前情報がある場合はピンポイントに配分することもあるが、いずれにしても上級者向けのテクニックだろう。
(例:ヤンガスの格闘を33だけ上げて忍び走りを習得、ゼシカのムチを23だけ上げて双竜打ちを習得)

スキルシステムに関しては[[【ポルトリンク】]]にアドバイスをくれるお姉さんがいるが、あまり活用されない。
新システムとしてジャンプやゲーム誌で大々的に宣伝されていたせいか、ポルトリンク到達前にスキルが上げられてしまうからなのか、それともお姉さんのダジャレが不快だったのか……。

*DQⅨ
Ⅸでは、武器スキル全12種に盾スキル・素手スキル、それに12の職業ごとの固有スキルがあり、これらをあわせて26種類のスキルが登場した。
各職業ごとに5つのスキル(武器・盾・素手を合わせて4つ、残り1つは固有スキル)が割り当てられており、[[【転職】]]をするとスキルポイントを振れるスキルもその職業のものに変化する。
なお転職をしても、既に振ったスキルポイント、および持っているスキルポイントが失われることはない。
武器・盾・素手のスキルについては同じスキルが複数の職業に割り当てられているが、同じ名前のスキルは全職業で共通となっている(例:旅芸人で剣スキルを20まで上げてバトルマスターに転職した場合、バトルマスターの持つ剣スキルも20になっている)。
また前作のようにキャラごとに習得内容が異なるといったことも今回は無い。

今回はスキルポイントを得てもすぐに使用せずにとっておき(いわゆるマイレージ)、必要なときにいつでも振り分けることが可能となった。
これを利用して、今の職業で上げたいスキルがないときは保留しておき、上げたいスキルを持つ職業に転職してスキルポイントを振るということもできる。
さらにレベルによって振り分けられるポイントの制限が撤廃されたため、極端な話、レベル1の職業であってもスキルポイントさえ溜まっていれば、その職業が持つ全スキルを極めることもできてしまう。
当分使う予定のない職業にあえて転職して、欲しい分だけスキルポイントを稼ぐといった手段も今作では重要になってくる(例:旅芸人のレベルを1から18まで上げてSPを34取得後、バトルマスターに転職してそのSPを「とうこん」に注ぎ込んでHPの底上げをするなど)。

今回のスキルで習得できる技は特技のみだが、これらの特技は他の職業に転職しても使えるという利点がある。
逆に呪文はスキルでは覚えずレベルアップでのみ習得でき、こちらは転職すると使えなくなってしまう。

武器・盾・素手の各スキルで得た能力は前作同様、該当する装備状態でないと有効にならない。
したがって、素手以外の武具スキルの特技はその武具を装備できる職業でないと使えないということである。
ただし、これらのスキルは100ポイントまで上げてマスターすると、全職業でその武具を装備可能となり、そして関連する特技も全職業で使えるようになる。
また、武器・盾・素手の各スキルは、30ポイントまで上げたとき、およびマスターしたときにそれぞれ受注できる[[【クエスト】]]が用意されている。
前者はクリアすると該当するスキルの武器・防具を、後者はクリアすると[[【秘伝書】>【○○○○の秘伝書】]]を貰うことができる。

各職業の固有スキルは、一定値まで上げると特定の能力値をアップ(底上げ)させることができる。
このスキル振り分けによってアップさせた分はどの職業に転職しても活かされ、失われることはない。
Ⅸではレベルアップによる能力値の上昇幅が従来作より抑えられているため、キャラ育成においてはこのステータスの底上げが非常に重要である。
特に高レベルの宝の地図の敵や大魔王を相手にする場合は、HP・みのまもりの底上げを完璧に行うことがほぼ必須といえる。

前作ではスキルのたね集めで非常に難しかった、全スキルコンプリートのやり込みも今作ではかなり楽になった。 
ただし、レベル99までにもらえるスキルポイントは200。
職業は全部で12種類なので(200×12=2400ポイント)、26のスキルすべてを極めるには最低1度は[[【転生】]]が必要。 

*モンスターズシリーズ
モンスター毎に決まったスキルを持っており、配合でスキルを継承できる。種類も膨大になった。
レベルアップで入手できるスキルポイントは所持しているスキルが多いほど多く手に入る。

[[【VS呪文】]]→[[【VS呪文2】]](ジョーカー2以降は【最強VS呪文】に名前変更)のように、
下位スキルをマスターすることで上位スキルに派生するものもある。
また、[[【メラ&イオ3】]]+[[【バギ&ドルマ3】]]→[[【やみのばくえんSP】]]のように、
複数のスキルを組み合わせることで生成する「SPスキル」も存在する。

極める為に必要なポイントは50~250になり、スキルによって異なる。
1ではスキルの種の回収が容易だったが、2では手に入りにくくなった。その代わりにレベル上げに最適な場所が増えた。
プロフェッショナル版以降はほぼ全てのスキルの必要SPが上がり、極めるのが更に難しくなった。

*余談だが…
MMORPGなどの他のゲームでいう「スキル」は特技や特殊能力の一つ一つを指し、各スキルにスキルポイントを振ってスキルレベルを上げたり、スキルの組み合わせで上位スキルを覚えたりするシステムであることが多い。
ドラクエのスキルシステムとはまったく趣が異なるので注意。
(ドラクエで例えるなら、「ホイミ」にスキルポイントを振って「ホイミLv2(≒ベホイミ)」に成長させたり、「メラゾーマ」と「マヒャド」を覚えていると「メドローア」を習得可能になるといった感じ)

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