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PS用ゲームとして1999年9月15日発売。
2001年12月20日にはバランス調整されたGBA版『トルネコの大冒険アドバンス』が発売されている。
2000年11月15日には北米で『Torneko: The Last Hope』のタイトルでPS版が輸出されている。
前作[[【トルネコの大冒険 不思議のダンジョン】]]が開発・発売ともに[[【チュンソフト】]]だったのに対し、今作以降は発売のみエニックス(現スクウェア・エニックス)になっている。
なお、タイトルの正式名称は『ドラゴンクエスト・キャラクターズ トルネコの大冒険2 不思議のダンジョン』。
前年に[[ドラゴンクエストモンスターズ>【ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド】]]が発売されているので、それに対する名称と思われる。
ただ、不思議のダンジョンシリーズのメインはキャラクターではなくアイテムのような気もする。
*ストーリー
前作トルネコ1においてトルネコが[[【しあわせの箱】]]を持ち帰ってから半年後。
突如として村の周辺が不思議のダンジョン化していくという現象にみまわれる。
トルネコはその現象の謎を解くために、再びダンジョンへと挑戦する。
*PS版概要
主なゲームシステムは前作トルネコ1の項目を参照。
元々は初代のリメイクとして考えられていたようだが、いろいろやりたいことが出た、ということで新作になった。
前作トルネコ1ではユーザーにローグライクゲームを浸透させることに成功した。
更に[[【風来のシレン】]]シリーズでよりシステムを発展させ、それらをトルネコ2にフィードバックさせている。
例えばトルネコシリーズとしては初登場の[[壺>壺(不思議のダンジョン)]]や[[【合成】]]、[[【水路】]]やダンジョン内の店等はシレンが初出である。
そういった事情もあり、ゲームバランスはトルネコ1よりもシレン1に近くなっている。
初心者向けの配慮もあり、ダンジョンの数を多くして段階的にシステムを理解できるようにしている。
なので、不思議のダンジョン初心者にはおすすめしやすいゲームといえる。
一方で実験的な要素も多数盛り込まれており、[[【転職】]]や[[【井戸のダンジョン】]]はその典型であろう。
これによって、同じダンジョンをまったく別のシステムで遊ぶことができたり、鍛え上げた装備を活用する場も現れた。
特に[[【試練の館】]]のようなアイテム持ち込み前提の高レベルダンジョンは後のシリーズの定番になる。
ただしゲームとしては成立しているものの端々には調整不足と見られる面もある。
特に[[【中断】]]回りは不親切で、アイテム[[【中断の巻物】]]を使わないと任意の中断ができない。
このアイテムは戦士になると使うことすらできなくなるというのはさすがに欠陥と言わざるを得ない。
また身代わりコンボによる無敵技やアイテム無限増殖が簡単にできてしまう。
戦士の技や魔法使いの呪文にもバランスブレイカーなものが多く、自重しないとかなり大味なゲームになってしまう。
*GBA版概要・PS版との変更点
ゲームとして十分に遊べたものの不満点も多かったことから、GBA版では大幅な調整を受けている。
制作スタッフはGBA版を「ディレクターズカット版」としている。
GBA版独自のシステムに通信機能によるアイテム交換がある。
ゲームバランスの良さで言えば断然GBA版だが、画面の小ささは人によってはストレスとなるか。
また、無敵技や無限増殖があるPS版の方が、単純な難易度では簡単である。邪道だが。
:中断システムの変更|上記PS版の仕様から、階層を進むタイミングで任意に中断できるように。
また携帯機であることを活かし、スリープ機能も搭載しており、格段に遊びやすくなった。
:バグ・無敵技削除|-[[【黄金のつるはし】>【おうごんのつるはし】]]の能力バグ
-魔法使いが保存の壺の中に入れた矢のみ使えるバグ
-ガーゴイルの店の商品を外に投げた後にアイテムを売ると道を開けてくれるバグ
-[[【身代わりコンボ】]]による無敵技、[[【アイテム無限増殖】]]
これらは全て削除されている。(身代わりコンボのみ限定状況で残っているが)
ただし、[[【モンスター召喚】]]の罠による「つられ攻撃」等、バグっぽい仕様は残っている。
また、何故か[[【ゆうれい】]]と[[【しにがみ】]]の色が、合っていたのに逆に変更された。
:トルネコのレベル・攻撃力調整|序盤の敵を中心に経験値が下方修正され、必要経験値は上方修正された。
特に弱点のあるモンスターは明確に経験値を減らされている。
一方でPS版にあった攻撃力の限界値が無くなっており、終盤ではむしろ戦いやすくなっている。
例えば、PS版ではだいまじんは4回殴らなければ倒れなかったが、GBA版ではそれより少なくすることも可能。
なお、モンスターの能力は一部HPが変わった程度でほぼそのまま。
ただ、ガーゴイルにバシルーラと場所替えが効かなくなっている。
:便利アイテム削除・レア化|先の無限増殖に使う分裂の壺は削除された他、便利なアイテムは削除された。
削除されないまでも、激レア化したアイテムも非常に多い。
特に[[【必中の剣】]]・[[【魔法の盾】>【まほうのたて】]]・[[【わざふうじの盾】]]のレア度は深刻である。
またレア化とは違うが、[[【宝部屋】]]の中身と構造が一部変わっている。
:戦士・魔法使いのバランス調整|上記の調整に加え、戦士は一部の技の習得難易度上昇、満腹度消費上昇を受けている。
ただし元々の技の性能自体は変わっていないので、バランスブレイカー要素自体は変わらない。
一方魔法使いはメガンテで経験値を得られなくなった以外の仕様変更はほとんど受けていない。
結果、相対的に魔法使いが強くなっているともいえる。
:画面レイアウトの変更|GBAの小さい画面に合わせることで、半透明ミニマップの常時表示はできなくなった。
また上下に狭い画面の上にメッセージウィンドウが不透明になっている。
おかげでメッセージが表示されている間、トルネコの下は1マス分しか見えない。
ゲームの完成度は上がっているものの、ここだけは(ハードの制約上仕方ないが)改悪点だろうか。
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PS用ゲームとして1999年9月15日発売。
2001年12月20日にはバランス調整されたGBA版『トルネコの大冒険アドバンス』が発売されている。
2000年11月15日には北米で『Torneko: The Last Hope』のタイトルでPS版が輸出されている。
前作[[【トルネコの大冒険 不思議のダンジョン】]]が開発・発売ともに[[【チュンソフト】]]だったのに対し、今作以降は発売のみエニックス(現スクウェア・エニックス)になっている。
なお、今作からタイトルに『ドラゴンクエスト・キャラクターズ』と付けられているのは、
前年に発売された[[ドラゴンクエストモンスターズ>【ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド】]]に対する名称と思われる。
ただ、不思議のダンジョンシリーズのメインはキャラクターではなくアイテムのような気もする。
*ストーリー
前作トルネコ1においてトルネコが[[【しあわせの箱】]]を持ち帰ってから半年後。
突如として村の周辺が不思議のダンジョン化していくという現象にみまわれる。
トルネコはその現象の謎を解くために、再びダンジョンへと挑戦する。
*PS版概要
主なゲームシステムは前作トルネコ1の項目を参照。
元々は初代のリメイクとして考えられていたようだが、いろいろやりたいことが出た、ということで新作になった。
前作トルネコ1ではユーザーにローグライクゲームを浸透させることに成功した。
更に[[【風来のシレン】]]シリーズでよりシステムを発展させ、それらをトルネコ2にフィードバックさせている。
例えばトルネコシリーズとしては初登場の[[壺>壺(不思議のダンジョン)]]や[[【合成】]]、[[【水路】]]やダンジョン内の店等はシレンが初出である。
そういった事情もあり、ゲームバランスはトルネコ1よりもシレン1に近くなっている。
初心者向けの配慮もあり、ダンジョンの数を多くして段階的にシステムを理解できるようにしている。
なので、不思議のダンジョン初心者にはおすすめしやすいゲームといえる。
一方で実験的な要素も多数盛り込まれており、[[【転職】]]や[[【井戸のダンジョン】]]はその典型であろう。
これによって、同じダンジョンをまったく別のシステムで遊ぶことができたり、鍛え上げた装備を活用する場も現れた。
特に[[【試練の館】]]のようなアイテム持ち込み前提の高レベルダンジョンは後のシリーズの定番になる。
ただしゲームとしては成立しているものの端々には調整不足と見られる面もある。
特に[[【中断】]]回りは不親切で、アイテム[[【中断の巻物】]]を使わないと任意の中断ができない。
このアイテムは戦士になると使うことすらできなくなるというのはさすがに欠陥と言わざるを得ない。
また身代わりコンボによる無敵技やアイテム無限増殖が簡単にできてしまう。
戦士の技や魔法使いの呪文にもバランスブレイカーなものが多く、自重しないとかなり大味なゲームになってしまう。
*GBA版概要・PS版との変更点
ゲームとして十分に遊べたものの不満点も多かったことから、GBA版では大幅な調整を受けている。
制作スタッフはGBA版を「ディレクターズカット版」としている。
GBA版独自のシステムに通信機能によるアイテム交換がある。
ゲームバランスの良さで言えば断然GBA版だが、画面の小ささは人によってはストレスとなるか。
また、無敵技や無限増殖があるPS版の方が、単純な難易度では簡単である。邪道だが。
:中断システムの変更|上記PS版の仕様から、階層を進むタイミングで任意に中断できるように。
また携帯機であることを活かし、スリープ機能も搭載しており、格段に遊びやすくなった。
:バグ・無敵技削除|-[[【黄金のつるはし】>【おうごんのつるはし】]]の能力バグ
-魔法使いが保存の壺の中に入れた矢のみ使えるバグ
-ガーゴイルの店の商品を外に投げた後にアイテムを売ると道を開けてくれるバグ
-[[【身代わりコンボ】]]による無敵技、[[【アイテム無限増殖】]]
これらは全て削除されている。(身代わりコンボのみ限定状況で残っているが)
ただし、[[【モンスター召喚】]]の罠による「つられ攻撃」等、バグっぽい仕様は残っている。
また、何故か[[【ゆうれい】]]と[[【しにがみ】]]の色が、合っていたのに逆に変更された。
:トルネコのレベル・攻撃力調整|序盤の敵を中心に経験値が下方修正され、必要経験値は上方修正された。
特に弱点のあるモンスターは明確に経験値を減らされている。
一方でPS版にあった攻撃力の限界値が無くなっており、終盤ではむしろ戦いやすくなっている。
例えば、PS版ではだいまじんは4回殴らなければ倒れなかったが、GBA版ではそれより少なくすることも可能。
なお、モンスターの能力は一部HPが変わった程度でほぼそのまま。
ただ、ガーゴイルにバシルーラと場所替えが効かなくなっている。
:便利アイテム削除・レア化|先の無限増殖に使う分裂の壺は削除された他、便利なアイテムは削除された。
削除されないまでも、激レア化したアイテムも非常に多い。
特に[[【必中の剣】]]・[[【魔法の盾】>【まほうのたて】]]・[[【わざふうじの盾】]]のレア度は深刻である。
またレア化とは違うが、[[【宝部屋】]]の中身と構造が一部変わっている。
:戦士・魔法使いのバランス調整|上記の調整に加え、戦士は一部の技の習得難易度上昇、満腹度消費上昇を受けている。
ただし元々の技の性能自体は変わっていないので、バランスブレイカー要素自体は変わらない。
一方魔法使いはメガンテで経験値を得られなくなった以外の仕様変更はほとんど受けていない。
結果、相対的に魔法使いが強くなっているともいえる。
:画面レイアウトの変更|GBAの小さい画面に合わせることで、半透明ミニマップの常時表示はできなくなった。
また上下に狭い画面の上にメッセージウィンドウが不透明になっている。
おかげでメッセージが表示されている間、トルネコの下は1マス分しか見えない。
ゲームの完成度は上がっているものの、ここだけは(ハードの制約上仕方ないが)改悪点だろうか。
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