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*概要
Ⅱ、Ⅲ、Ⅶに登場した帽子。総じて消費MPを軽減する効果がある。
デザインはFFの黒魔導士の帽子(いわゆる魔女の三角帽子)に、怪しい眼がいっぱいついた感じである。
#contents(fromhere=true)
*DQⅡ
サマルトリアの王子とムーンブルクの王女の装備できる唯一の兜である。
守備力は4しかないが、消費MP(戦闘中のみ)を4分の3(+1)にする特典つき。素晴らしい。
だがもちろんその分レアで、[[【メイジバピラス】]]か[[【バズズ】]](GB版では更に[[【はぐれメタル】]]も)が1/128の確率でドロップする事でしか手に入らない。
数あるDQのドロップアイテムの中でも群を抜いて有名なアイテムである。
なおFC版Ⅱでは、やくそう・どくけしそう・せいすい・キメラのつばさ・ふくびきけん以外のアイテムをパーティメンバーがすでに所有している場合、敵がドロップする事はなく、
宝箱を落としても獲得金が増えるだけという仕様のため、1つしか持つことができない。
よって、この帽子をすでに持っている場合はメイジバピラスやバズズをいくら狩っても2つ目以降は手に入らないので注意。
なお、リメイク版では[[【ロンダルキアへの洞窟】]]の宝箱に入っている。
*DQⅢ
守備力8で効果は同じ。僧侶、魔法使い、賢者、商人、遊び人と、リメイク版の盗賊が装備できる。
FC版においては彼らの最強装備([[【はんにゃのめん】]]を除く、商人と遊び人はターバンと同じ)だが、こちらもレア。
[[【メイジキメラ】]](1/64)か[[【ひょうがまじん】]]・[[【バルログ】]](1/128)のドロップでしか手に入らない。
ルビスの塔最上階でメタル狩りを敢行したらメイジキメラも出現するので、その時に入手できるかもしれない。
リメイク版でも入手の条件は同じだが、盗賊の盗みのおかげで格段に入手しやすい。
これ以上の守備力がある頭部防具も多数出てきたが、多少の守備力の差は大して影響ないのでMP軽減効果を優先してもいい。
*DQⅦ
Ⅳ以降は[[【しあわせのぼうし】]]に出番を奪われた感があったが、見事に復活。
守備力は8で変わらないが、最終メンバー全員が装備できるうえに消費MP半減にパワーアップ。
謎の異世界の宝箱で1個手に入るほか、[[【ほうらい大王】]]、[[【ワームスペクター】]]のドロップや、コスタール3Fかグランドスラムのラッキーパネルでも入手可能。
呪文だけでなく特技の消費MPも半減してくれるため非常に便利ではある。
問題は入手の遅さだが。
*余談
今や日本を代表するゲームシリーズとなった「ポケットモンスター」の誕生にはこのアイテムが非常に深く関わっている。
「ポケモン」の開発者である田尻智氏は、当時DQⅡのプレイ中にとうとうふしぎなぼうしを手に入れる事はできなかった。
しかし田尻氏の旧友であり、後に「ポケモン」のキャラクターデザインを担当する杉森建氏がふしぎなぼうしを2つ所持しており、
「どうにかしてその一つをもらえないか」と思い悩んでいたらしい。
書籍「ゲームセンター「CX」」によると、彼はこの体験をゲームボーイの通信機能と組み合わせ、
交換したくなるような魅力的なもの(=モンスター)を育ててやり取りするゲームの着想を得た。と語っている。
もし、ふしぎなぼうしがレアアイテムではなかったら「ポケモン」は世に出ることも無く、その数々の[[亜流>【ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド】]]が作られる事も、
「ポケモン」発売当時、既に頭打ちにあったゲームボーイの売り上げが息を吹き返すこともなく、今のゲーム業界はまるで違ったものになっていた…かも知れない。
ただ、どうもこのエピソードには矛盾がある。
「ポケモン」の原型は既に1990年には任天堂に持ち込まれているため、田尻氏と杉森氏がプレイしたのはFC版(またはMSX・MSX2版)のDQⅡのハズである。
DQⅡの項目で解説したとおり、これらの機種では仕様上ふしぎなぼうしを2個手に入れることはできなかったはずなので、田尻氏の記憶違いか、杉森氏が虚栄を張っていたか、
あるいは、杉森氏が[[【復活の呪文】]]を間違ってメモしていたのに、偶然にふしぎなぼうしを2個持った状態で正常な呪文として通ったか…という可能性もある。
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*概要
Ⅱ、Ⅲ、Ⅶに登場した帽子。総じて消費MPを軽減する効果がある。
デザインはFFの黒魔導士の帽子(いわゆる魔女の三角帽子)に、怪しい眼がいっぱいついた感じである。
3DS版Ⅶでは、強化された[[【真ふしぎなぼうし】]]が登場した。
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#contents(fromhere=true)
*DQⅡ
[[【サマルトリアの王子】]]と[[【ムーンブルクの王女】]]の装備できる唯一の兜である。
守備力は4しかないが、消費MP(戦闘中のみ)を4分の3(+1)にする特典つき。素晴らしい。
だがもちろんその分レアで、[[【メイジバピラス】]]か[[【バズズ】]]が1/128の確率でドロップする事でしか手に入らない。
数あるDQのドロップアイテムの中でも群を抜いて有名なアイテムである。
やくそう・どくけしそう・せいすい・キメラのつばさ・ふくびきけん以外のアイテムをパーティメンバーがすでに所有している場合、敵がドロップする事はなく、宝箱を落としても獲得金が増えるだけという仕様のため、1つしか持つことができない。
よって、この帽子をすでに持っている場合はメイジバピラスやバズズをいくら狩っても2つ目以降は手に入らないので注意。
**リメイク版
[[【ロンダルキアへの洞窟】]]の宝箱に入っているので、1つは確実に入手可能。
獲得金が増えるという仕様もなくなり、2つ以上入手することが可能になったので、2人とも装備可能となった。
また、GB版では[[【はぐれメタル】]]が1/128の確率でドロップすることがある。
*DQⅢ
守備力8で効果は同じ。[[【僧侶】]]、[[【魔法使い】]]、[[【賢者】]]、[[【商人】]]、[[【遊び人】]]が装備できる。
僧侶、魔法使い、賢者にとっては、[[【はんにゃのめん】]]を除く最強装備(商人と遊び人は[[【ターバン】]]と同じ)。
[[【メイジキメラ】]](1/64)か[[【ひょうがまじん】]]・[[【バルログ】]](1/128)のドロップでしか手に入らない。
[[【ルビスの塔】]]最上階で[[【メタル狩り】]]を敢行したらメイジキメラも出現するので、その時に入手できるかもしれない。
**リメイク版
追加職業の[[【盗賊】]]も装備可能。
また、その盗賊の盗みのおかげで格段に入手しやすくなった。
これ以上の守備力がある頭部防具も多数出てきたが、多少の守備力の差は大して影響しないので、MP軽減効果を優先してもいい。
*DQⅦ
Ⅳ以降は[[【しあわせのぼうし】]]に出番を奪われた感があったが、見事に復活。
守備力は8で変わらないが、最終メンバー全員が装備できるうえに消費MP半減にパワーアップ。
謎の異世界の宝箱で1個手に入るほか、[[【ほうらい大王】]]、[[【ワームスペクター】]]のドロップや、コスタール3Fかグランドスラムのラッキーパネルでも入手可能。
呪文だけでなく特技の消費MPも半減してくれるため非常に便利ではある。
問題は入手の遅さだが。
**3DS版
更に強力な[[【真ふしぎなぼうし】]]が登場した。
*余談
今や日本を代表するゲームシリーズとなった「ポケットモンスター」の誕生にはこのアイテムが非常に深く関わっている。
「ポケモン」の開発者である田尻智氏は、当時DQⅡのプレイ中にとうとうふしぎなぼうしを手に入れる事はできなかった。
しかし田尻氏の旧友であり、後に「ポケモン」のキャラクターデザインを担当する杉森建氏がふしぎなぼうしを2つ所持しており、
「どうにかしてその一つをもらえないか」と思い悩んでいたらしい。
書籍「ゲームセンター「CX」」によると、彼はこの体験をゲームボーイの通信機能と組み合わせ、
交換したくなるような魅力的なもの(=モンスター)を育ててやり取りするゲームの着想を得た。と語っている。
もし、ふしぎなぼうしがレアアイテムではなかったら「ポケモン」は世に出ることも無く、その数々の[[亜流>【ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド】]]が作られる事も、
「ポケモン」発売当時、既に頭打ちにあったゲームボーイの売り上げが息を吹き返すこともなく、今のゲーム業界はまるで違ったものになっていた…かも知れない。
ただ、どうもこのエピソードには矛盾がある。
「ポケモン」の原型は既に1990年には任天堂に持ち込まれているため、田尻氏と杉森氏がプレイしたのはFC版(またはMSX・MSX2版)のDQⅡのハズである。
DQⅡの項目で解説したとおり、これらの機種では仕様上ふしぎなぼうしを2個手に入れることはできなかったはずなので、田尻氏の記憶違いか、杉森氏が虚栄を張っていたか、
あるいは、杉森氏が[[【復活の呪文】]]を間違ってメモしていたのに、偶然にふしぎなぼうしを2個持った状態で正常な呪文として通ったか…という可能性もある。
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