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*概要
ファミコン版のⅠやⅡの[[【復活の呪文】]]を作成するプログラム(ツール)。
名前・経験値・ゴールド・アイテム・フラグなどを任意に設定した復活の呪文を出力することができる。
Windows用のフリーソフトとしてⅠ・Ⅱともにさまざまなツールが公開されているので、「復活の呪文 ツール」などの単語で検索してみよう。
以下にその主な2つの機能を紹介する。
*チート的な復活の呪文を作成する機能
自分の好きな名前で経験値や装備を最高にして「俺TUEEEEE!!」を存分に満喫するも良し、
[[【しのくびかざり】]]や[[【ゴールドカード】]]といったレアアイテムを思いのままに手に入れるも良し、
特定の状況を作り出して実際のゲーム上で検証・確認するも良しである。
ちなみに、ストーリーを無視したフラグやアイテムの組み合わせも自由自在。
さらに、通常のプレイでは有り得ない次のような状態を作り出すこともできる。
**DQⅠ
勇者名に数字やハイフン記号を含む復活の呪文を作成できる。
また、本来は竜王と戦うときには持っていないはずの[[【ぎんのたてごと】]]を[[【にじのしずく】]]と同時に持つ復活の呪文を作成すれば、竜王討伐後のエンディングで[[王様>【ラルス16世】]]が2人登場するバグを見ることができる。
**DQⅡ
そのキャラが装備可能な装備品であれば、同じ箇所にいくつでも装備した復活の呪文を作成できる。
例えば武器の二刀流なども可能で、もちろん、そのぶん攻撃力や守備力を増やすことができる。
なお、[[【ローレシアの王子】]]の名前を入力すると[[【サマルトリアの王子】]]と[[【ムーンブルクの王女】]]の名前を自動的に表示してくれるツールもあり、プレイ前に自分の好きな組み合わせの名前を見つけることもできる。
*成文型復活の呪文を作成する機能(語呂合わせ機能)
ツールには、[[意味を持つ日本語の文章になっている復活の呪文>【成文型復活の呪文】]]の捏造をサポートする機能も搭載されていることが多い。
これは、途中まで完成している復活の呪文に、データの整合性がとれるよう穴埋め式に残りの数文字を検索してその候補を表示する機能で、その補った文字によっては文章のように読める復活の呪文が出力される場合がある。
こうして発見された語呂合わせの復活の呪文が「予言」などと呼ばれて世間を賑わすことがあるが、ほとんどの場合、この手のツールで捏造されている。
ただし、ゲームとして正常な復活の呪文かどうかのチェックが厳しいために完全に自由な文章というわけにはいかず、捏造には手間がかかる。
*歴史
この手の[[チートツール>【チート】]]はⅠの発売当初より存在しているが、メーカー側からすると、建前上は好ましい存在とは言えないだろう。
しかし、コンピュータプログラムに詳しい者にとっては復活の呪文の解析やツールの作成はそれほど難しくはなかったようで、今となっては信じられない話ではあるが、市販のゲーム雑誌にこのプログラム(ソースリスト)が掲載されており、読者は各自でそれを手元のパソコンに打ち込んでいたのだ。
「ファミコン通信」(現・ファミ通)には、現在では[[【オホーツクに消ゆ】]]の音楽などで知られるゲヱセン上野氏がMSX版のBASICで作成したⅠの復活の呪文作成プログラムが掲載されたことがある。
また、「マル勝ファミコン」にもファミリーベーシックで作成した同様のプログラムが掲載されたことがある。
その後、パソコンの性能向上やインターネットの普及などで復活の呪文の解析がさらに進み、各種パラメータを与えて呪文を作成する従来からの機能に加えて「語呂合わせ機能」も搭載したツールが多くなり、現在ではこの2つの機能を備えたツールが主流となっている。
各ツールによりさまざまな個性がみられるこの語呂合わせ機能はアルゴリズムの洗練などもあってより便利になり、また検索スピードも高速化したためか、今日では多くの語呂合わせ復活の呪文が生み出されるようになった。
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*概要
ファミコン版のⅠやⅡの[[【復活の呪文】]]を作成するプログラム(ツール)。
名前・経験値・ゴールド・アイテム・フラグなどを任意に設定した復活の呪文を出力することができる。
Windows用のフリーソフトとしてⅠ・Ⅱともにさまざまなツールが公開されているので、「復活の呪文 ツール」などの単語で検索してみよう。
以下にその主な2つの機能を紹介する。
*チート的な復活の呪文を作成する機能
自分の好きな名前で経験値や装備を最高にして「俺TUEEEEE!!」を存分に満喫するも良し、
[[【しのくびかざり】]]や[[【ゴールドカード】]]といったレアアイテムを思いのままに手に入れるも良し、
特定の状況を作り出して実際のゲーム上で検証・確認するも良しである。
ちなみに、ストーリーを無視したフラグやアイテムの組み合わせも自由自在。
さらに、通常のプレイでは有り得ない次のような状態を作り出すこともできる。
**DQⅠ
勇者名に数字やハイフン記号を含む復活の呪文を作成できる。
また、本来は竜王と戦うときには持っていないはずの[[【ぎんのたてごと】]]を[[【にじのしずく】]]と同時に持つ復活の呪文を作成すれば、
竜王討伐後のエンディングで[[王様>【ラルス16世】]]が2人登場するバグを見ることができる。
**DQⅡ
そのキャラが装備可能な装備品であれば、同じ箇所にいくつでも装備した復活の呪文を作成できる。
例えば武器の二刀流なども可能で、もちろん、そのぶん攻撃力や守備力を増やすことができる。
なお、[[【ローレシアの王子】]]の名前を入力すると[[【サマルトリアの王子】]]と[[【ムーンブルクの王女】]]の名前を
自動的に表示してくれるツールもあり、プレイ前に自分の好きな組み合わせの名前を見つけることもできる。
*成文型復活の呪文を作成する機能(語呂合わせ機能)
ツールには、[[意味を持つ日本語の文章になっている復活の呪文>【成文型復活の呪文】]]の捏造をサポートする機能も搭載されていることが多い。
これは、途中まで完成している復活の呪文に、データの整合性がとれるよう穴埋め式に残りの数文字を検索して
その候補を表示する機能で、その補った文字によっては文章のように読める復活の呪文が出力される場合がある。
こうして発見された語呂合わせの復活の呪文が「予言」などと呼ばれて世間を賑わすことがあるが、
ほとんどの場合、この手のツールで捏造されている。
ただし、ゲームとして正常な復活の呪文かどうかのチェックが厳しいために完全に自由な文章というわけにはいかず、捏造には手間がかかる。
*歴史
この手の[[チートツール>【チート】]]はⅠの発売当初より存在しているが、メーカー側からすると、建前上は好ましい存在とは言えないだろう。
しかし、コンピュータプログラムに詳しい者にとっては復活の呪文の解析やツールの作成はそれほど難しくはなかったようで、
今となっては信じられない話ではあるが、市販のゲーム雑誌にこのプログラム(ソースリスト)が掲載されており、
読者は各自でそれを手元のパソコンに打ち込んでいたのだ。
「ファミコン通信」(現・ファミ通)には、現在では[[【オホーツクに消ゆ】]]の音楽などで知られるゲヱセン上野氏が
MSX版のBASICで作成したⅠの復活の呪文作成プログラムが掲載されたことがある。
また、「マル勝ファミコン」にもファミリーベーシックで作成した同様のプログラムが掲載されたことがある。
その後、パソコンの性能向上やインターネットの普及などで復活の呪文の解析がさらに進み、
各種パラメータを与えて呪文を作成する従来からの機能に加えて「語呂合わせ機能」も搭載したツールが多くなり、
現在ではこの2つの機能を備えたツールが主流となっている。
各ツールによりさまざまな個性がみられるこの語呂合わせ機能はアルゴリズムの洗練などもあってより便利になり、
また検索スピードも高速化したためか、今日では多くの語呂合わせ復活の呪文が生み出されるようになった。
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