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*Ⅰの姿のもの
**DQⅠ
元祖・魔法使い属モンスターの最上位種。黄色いローブに身を包んだ、魔道を極めた大魔法使いである
下位種に[[【まほうつかい】]]と[[【まどうし】]]が居る。
魔道を極めた大魔法使いの割にはドムドーラの町、メルキド周辺、竜王の城1F~B7Fと、実はかなり生息域が広く、あっちこっちに居る。
Ⅰにおける最強の攻撃呪文である[[【ベギラマ】]]を使うほか、マホトーンを唱えてこちらの呪文を封じようとしてくる。
他にベギラマを使う敵はしにがみのきしとりゅうおうだけなので、普通にやれば敵が最初にベギラマを使うのは彼との戦闘だろう。
この系列の敵のお約束として、直接攻撃の威力は低めなので、基本的にベギラマさえ何とかできれば楽勝である。
しかしマホトーンに若干の耐性があり、呪文を封じ損ねると深手を負う危険があるため、小細工抜きで短期決戦に臨んだ方が傷は浅いかも知れない。
下位種と違ってラリホーも無効なので、その点も注意が必要。
リメイク版ではステータスや耐性、報酬に若干の調整が入ったが、基本的に攻略法は同じ。
**不思議のダンジョンシリーズ
トルネコ2,3に登場。下位種に[[【まどうし】]]が居る。 むしろこちらで本領を発揮していると言える。
風来のシレンシリーズのゲイズ系の特徴を受け継ぎ、共通して[[【催眠攻撃】]]を仕掛けてくる。
これは「プレイヤーを操って勝手にアイテムを使わせる」というもの。
この催眠攻撃のために、貴重なアイテムを消費してしまったりして泣いたプレイヤーも多い。
少年ヤンガスでは催眠攻撃もろとも、系統ごと完全に削除されてしまった…。
***トルネコ2
[[【不思議のダンジョン】]]以降のすべてのダンジョンに出現する。悪魔系に含まれているのでデーモンバスターがよく効く。
1のまどうしと異なり、2では最初から起きていることが多い反面、[[【魔法の盾】>【まほうのたて】]]で防げるので何とかなる。
もっとも、GBA版では魔法の盾がかなりレアになった上に、[[【もっと不思議のダンジョン】]]では盾自体が出現しないのだが。
***トルネコ3
[[【遺跡の大空洞 南】]]や[[【封印の洞くつ】]]、[[【異世界の迷宮】]]などに出現する。今回は悪魔系ではない。
こちらでは催眠攻撃が防ぐことが事実上不可能に。一応[[【魔封じの指輪】]]で防げるが、この指輪は激レア。
しかも装備中は常時鈍足というとんでもない副作用がある。
発見次第、矢などで速やかに倒したい。眠っている場合は隣接しない限り目を覚まさないので無視しよう。
シナリオ中では、ロサを連れている時は特に気を付けよう。草やパンを食べさせられるとリレミトするしかなくなる。
なお、催眠攻撃は操作キャラクター以外に対しては混乱効果を与える。
ポポロの場合は距離をおいて仲間モンスターをけしかけたい。
混乱させられた仲間モンスターの攻撃の直撃を喰らう危険もあるが、それでもポポロが催眠攻撃を喰らうよりは幾分マシ。
仲間モンスターとしては、本編クリア後限定。催眠攻撃で隣接した敵一体に混乱効果を与える能力を持つ。
……が、同じ成長タイプで、より能力が高く、部屋全体に混乱効果を与えられる[[【おおめだま】]]に勝る点がほとんどない。
冒険の履歴目的で仲間にした後は御役御免となるだろう。
**剣神ドラゴンクエスト
ステージ6の、メルキドへ向かう山道の終盤に出現する。
体力も増え、回復呪文も使えるようになり、炎が激しくなったうえ、時間差の炎が6つになった。
ここまで来るとすべて記憶するのは難しいかもしれない。
だが、回復呪文を使っている間はダメージを与えられる上に即座に回復しているわけではないため、その瞬間に攻撃すれば倒すのは難しくない。
ここまで来るのたくさんの敵を倒しているため、剣パワーもおそらく最大。
そのうえドラゴンやキースドラゴン、キングスライムといったボス級モンスターが出るこのステージでは強敵とは言い難い。
余談だが、時間差で飛んでくる炎はこの系統で全員違う数の炎を飛ばしてくるが、杖の先から飛ばしてくる炎はこいつだけやたら激しい。
このゲームでは主人公も武器の先から炎を出しているので、もしかしたら杖の先から飛ばすタイプの炎では、まほうつかいやまどうしはギラ、こいつはベギラマを唱えているのかもしれない。
**DQMBⅡ
ステータスはHP:588 ちから:45 かしこさ:157 みのまもり:53 すばやさ:89。
使える技は「ギラ」と「じわれ」。
前者は杖から灼熱の光線を発して敵全員を攻撃する灼熱呪文。
後者は杖を地面に突き刺して敵1体の足元から岩が突き出る打撃技。決して[[一撃必殺技>【じわれ】]]ではない。
主人公の職業が魔法使いだと、ギラが「ベギラマ」にパワーアップする。
あくましんかんと似たような能力だが、こちらは素早さがはるかに高く、炎・灼熱・暗黒属性の攻撃に強い優秀なモンスター。
**その他
本編では雑魚モンスターとしてしか登場しないが、最上位の魔法使いという幹部然とした設定から、
CDシアターや小説版、ゲームブック等ではしばしば中ボスの役を割り振られ、固有の名前を付けてもらえることも多かった。
小説版では、[[【竜王六魔将】]]に抜擢された大魔道「カトゥサ」と「ザルトータン」の2名が登場。
カトゥサは本編開始時には既に死亡しており、メルキド攻略の不手際等のために処刑されたとある。
その後釜としてザルトータンが就任したとのこと。
なお、カトゥサについては[[【モンスター物語】]]に収録されたエピソード
「呪いのブラックメイル」「メルキドの守護神ゴーレム」で、処刑までの詳細を知ることができる。
*Ⅳの姿のもの
**DQⅣ
ボスモンスターである[[【エビルプリースト】]]の色違い。
エビルプリーストの下位種とは思えないくらいの強敵である(特にFC版は)。
敵本拠地である[[【デスキャッスル】]]等に登場する。同作における雑魚モンスターの中では、間違いなく最強だろう。
まず、一雑魚モンスターのくせにステータスウィンドウまではみ出す巨大な容姿がプレイヤーを圧倒する。
完全ローテーションで行動し、イオナズン→マホステ→スカラ→メラゾーマ→凍てつく波動→通常攻撃の順で行動する。
HP、攻撃手段共にボス並のインパクトがあるが、ラストダンジョンの雑魚であり、要するに通常出現する。
ことFC版では、報酬以外のほぼ全てのステータスがエビルプリーストよりも高く、呪文のレパートリーも全体的にこちらが優れている。
しかもMPは255(と言うか無限)であり、MP切れも全く期待できない。
攻撃呪文は全て有効だが、それは彼がマホステを使う前に限られる。 (一応天空の剣で効果を消すことができるが、これも勇者の行動を制限される)
有効な補助呪文はルカニ系のみで、ザキもラリホーも効かないし、得意の呪文をマホトーンで封じることもできない。
特筆すべきなのはそれだけではない。素早さがなんと220もあるのだ!
これは、周りの雑魚と比べて2~3倍で、あのメタルキング(同165)すら凌駕する値。もちろん、全モンスター中トップである。
周囲の雑魚はほぼ80以下だというのに本当に有り得ない高さで、アリーナですら先手を取られることも多い。
正面から戦っても良いことはほとんどなく、公式ガイドブックでは「出会ったら逃げるのも手」とまで書かれた。
一応、倒すとごく稀に[[【ひかりのドレス】]]を落とすが、そのために大魔道狩りを行うプレイヤーは稀だろう。
イオナズンの後はダメージを与える行動まで間があるのがせめてもの救い。攻略本の勧めに従って逃げるのが賢い。
PS版なら[[【個人逃げ】]]が出来るので簡単にやり過ごせる。
単体出現が基本で同種2匹で出ることはないが、他のモンスターを引き連れて出現することはある。
こうなると、お供によっては逃げるのもリスクが大きいが、それでも正面突破よりマシだろう。
リメイク版ではHPが100程下がり(それでも[[【パンドラボックス】]]と並んで通常モンスターNo.1だが)、
呪文封じが弱耐性に下がり、マホトーンや静寂の玉で黙らせることができるようになったため、大幅に弱体化した。
相変わらず素早さは高いままだが、攻撃力そのものは平均的なので、最初のイオナズンさえ耐えれば後は呪文を封じて楽勝である。
ちなみに、素早さのトップも裏ダンの[[【プラチナキング】]](同255)に譲っている。
**DQMCH
悪魔系Sランクとして登場。
ジェノダーク、ダークキング、ドロルリウム、ボストロール、ランプの魔王のうち、いずれかの心を2つを悪魔神官に使えば転生可能。
Ⅳとは反対に素早さが伸びないが、他の能力は軒並み伸びが良い。特にHP、MP、賢さの伸びは驚異的。
耐性も水攻撃に弱い以外は高め。特技要員として非常に有能である。
覚える特技はやみのはどう、デイン、メラ。
**その他
[[【4コママンガ劇場】]]では、複数の作者によってしばしばピサロの側近・腹心として登場しており、登場頻度はかなり高かった。
敢えて彼なのは、ある意味最も重要な腹心であるエビルプリーストを出す訳にはいかないためとも言われているが、真偽の程は定かではない。
[[【モンスター物語】]]においては、ピサロに戦力として異世界から召喚されたが、全く制御ができない強力な魔物だった。
ピサロに反旗を翻すも、静寂の玉で呪文を封じられて無言のまま降伏、以後は大魔道として仕えるようになったとされる。
ピサロの部下を簡単に蹴散らした強さから、元々居た異世界では魔王クラスの魔物だったのではないかと推測されている。
また、この静寂の玉の一件のために無口になり、自分について語ることも無くなったため、正確な出自も結局不明瞭なままである。
*Ⅶの姿のもの
**DQⅦ
[[【ボトク】]]と同じ色をしていて[[【あんこくまどう】]]の下位種。
[[【ダークパレス】]]の深部や[[【謎の異世界】]]に出現する。
通常攻撃、イオナズン、ザオリク、激しい炎、灼熱、凍てつく波動を使う。
Ⅳと比べて呪文は減ったが油断は禁物。なんと[[灼熱の炎>【しゃくねつ】]]を吐くのだ。
激しい炎の時もあるがさすがに灼熱は厳しい。
しかもイオナズンは健在だし、ザオリクで否が応にも戦闘を延長させる。
一応マホトーンは効くが、かなり効きにくい上に炎も来るためあまり意味はない。
しかもマジックバリアとフバーハで守りを固めると凍てつく波動まで使ってくるという隙の無さ。
[[【ギガントドラゴン】]]や[[【ネクロバルサ】]]と組まれると素で全滅の可能性がある危険なモンスターである。
また耐性も強く、デイン系以外の攻撃呪文には強い耐性がある。
Ⅶの中でも(クリア前では)最強クラスの雑魚敵なので苦戦は必至。特にボトクの弱さを見て油断してる人は危ない。
ちなみに、モンスターパークにいる者はやたらと不満たらたらである。
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