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*ダイの大冒険 漫画[[【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】]]に登場する敵キャラの一人。 「キィ〜ヒッヒッヒッ」と下品な笑い声が特徴の齢890歳の小柄の魔族の老人(バタック曰く妖怪ジジイ)。 魔王軍6大団長の一人で[[【魔術師】>【まじゅつし】]]、[[【悪魔の目玉】>【あくまのめだま】]]、[[【バルログ】]]等、 高い魔力による魔法を得意とするモンスターを中心とする妖魔士団を指揮する妖魔士団長を任されていた。 後に[[【大魔王バーン】]]に謀反を起こしたハドラーから彼を守った功績により、 魔軍司令となった[[【ミストバーン】]]直営の部下として魔軍指令補佐の地位を授けられた。 **能力 数々の高位呪文を使いこなすなど強大な魔力の持ち主で、他の軍団長からも一目置かれていた。 また、体内に数百種類にも及ぶ毒素が流れており、これを体内で自在に調合し、 爪から対象者に注入することにより麻痺させたり、意のままに操ったりすることが出来る。 その効力は凄まじく、地上最強クラスの大魔道士・マトリフのキアリーでも即時全快せず、体力がない者だと即死させてしまう程。 そして魔王軍の優秀な科学者(マッドサイエンティスト?)でもあり、自他ともに認める天才的な頭脳の持ち主。 その頭脳を以て様々な研究を行っており、中でも主軸となっているのは自軍の妖魔士団配下のモンスターの パワーと生命力不足の欠点を補うべく発案した『[[超魔生物計画>【超魔生物】]]』で、 魔族の肉体をベースに獣や悪魔といった他のモンスターの長所となる肉体を移植手術を繰り返し行う事で 圧倒的な力を持つ合成獣を人工的に作り上げるという、おぞましくも理に叶ったものである。 当初は超魔生物に変身させる事を念頭に置いていた為に呪文が一時的に使えなくなる欠点があったが、 息子(…が居たんだ;)の妖魔学士・ザムザに命じて研究を行なわせ、彼から送られた研究データを元に ハドラーを直接超魔生物へと改造する事で呪文の問題を克服。 さらに研究を重ね、対超魔生物(ザムザ)戦で猛威を振るった武神流閃華裂光拳や 超魔生物改造による生命力の大幅な消費を克服すべく、数多のモンスターの死体を合成・凝縮して 中に乗り込み直接魔力で操るという、自らの手を汚したがらないザボエラの卑劣な理念に大きく裏打ちされた 超魔生物の完成型である[[【超魔ゾンビ】]]を完成させる。 因みに、その時にモンスターの出し入れを自在に行えるアイテム【魔法の筒】の改良型として、 使い捨てながら一度に何十匹ものモンスターを詰め込める[[【魔法の球】>【まほうのたま】]]を開発している事実も伺える。 研究の姿勢は「前回の課題をすべてクリアして初めて“改良”という…!」の一言から判るとおり、 単純に優れた頭脳だけでなく、科学者としてあるべき面を読者に見せている。 //仮面ラ○ダーの死神○士かお前は…。 **性格 ヘタレでギャグキャラっぽい描写が目立つが、実際には利己心と出世欲の塊のような人物。 自分の息子であるザムザを含め、自分以外は全て自身が出世するための道具としか見ておらず、 利用価値がなければただのゴミとしか思っていない。 また、自分の身に危険が及ぶとモシャスを部下にかけ、身代わり(影武者)にしてさっさと逃げる事を平然と行う卑劣漢。 ダイ達との戦いにおいては、ダイの育ての親であるブラスを捕まえてクロコダインに人質作戦を持ちかけたり、 ハドラーと組んで夜襲をかけ、ポップの思い人マァムにモシャスで化け罠に嵌めたりする等々、 老獪とも言える自ら手を下す事のない、他人の力を利用した卑怯な手段ばかりを用いていた。 さらに(イソップ物語の蝙蝠のように)強者には媚びて取り入る姿勢を見せるが、 利用価値が無いと見るや否や掌を返すため、次第に味方から信用を無くしていった。 特にハドラーの離反後、魔軍司令となったミストバーンの前でハドラーを卑下したため彼の逆鱗に触れ、 「カス」だの「人から人へ 自分の成り上がりだけを目あてにうろつくドブネズミ」だのと言われる始末である。 また、ヒュンケルやアルビナスからは当初から「ダニ」呼ばわりされて全く相手にされていない、または軽蔑の眼で見られていたような描写があり、 特にアルビナスは「いずれ彼はハドラー様に災いをもたらします。一刻も早く処刑するべきです」と進言までしている (現にバーンにトドメを刺す後一歩の所で動きを封じられる形で災いをもたらした)。 尤も、当のハドラーはかつてのアバンやダイ達との度重なる戦いを通して考えを改めるようになっていた為、 ザボエラが曲がりなりにも自らを超魔生物に改造してくれた事や、先の戦いで息子のザムザを失っている事を汲み取り 魔牢に閉じ込めておくに留めていた訳だが…。 超魔ゾンビに搭乗した時は、クロコダインをその巨体で押さえつけ、「巨人」となることの優越感を語る。 これはすなわち、自身の体格が小さいゆえに戦闘力に劣るコンプレックスを持っていたことの裏返しであり、 弱さゆえに他人の力を当てにしたり、姑息な手段をとるほか無い場面も想像できる。 周囲の魔軍の幹部たちは揃いも揃って強豪ばかりであり、そういった地位に出世すればするほど 単純な実力では大きく劣る分、必然的に肩身が狭くなる事になる。 卑怯な手段とは、生き馬の目を抜く魔軍において、彼が生き抜くための拠り所であったのかもしれない。 超魔ゾンビの特徴である「乗り込んだ自分がケガをする心配の無い」発想も、フレイザードの 「[[【傷つくのが嫌なら戦場に出てくるんじゃねえ!!】]]」というセリフに照らし合わせれば、 自分の弱さを把握している彼にとって、分相応であり理にかなったものであろう。 **末路 最終決戦においても自軍が劣勢に陥ると、ミストバーンにその場を任せて自身はバーンの護衛という名目でバーンパレスに逃げ帰ろうとしたが、 これまでの経歴が災いして信用は皆無だったため、遂には捨てられるように突き放され孤立してしまう。 クロコダインに降伏を持ちかけられるが開き直り、切り札として周りにいる瀕死の部下を皆殺しにして自身の最高傑作「超魔ゾンビ」を生み出し、 それに乗り込んで圧倒的な力を以て戦うも、ロン・ベルクの渾身の必殺技『星皇十字剣』によって倒されてしまう。 辛くも脱出するもその影響で本人は全魔力、アイテムを使い果たして逃げるのが精一杯であり、すぐに発見されるような場所を這いずって逃げようとしていたが、 それを察知していたクロコダインに見つかってしまう。 尚も命乞いを装い彼を騙し、その隙に体内で調合した「相手の意識を奪い意のままに操る毒」で彼を操ろうとしたが、 既にそれを見越していたクロコダインは、グレイトアックスの柄を使って両腕を下敷きにして阻止し、計略は失敗。 更にそこへ闘気弾を上から撃ち込まれ本当の命乞いも空しく、絶命するという惨めな最期を迎えた。 (このあたりの下りは特にロトの紋章の[[【冥王ゴルゴナ】]]に非常に多く共通するものがある) なお、止めを刺す際に「煮ても焼いても食えぬ奴」と吐き捨てたクロコダインだったが、 友人のバタックには、ザボエラが本来は高い実力を持ちながらも出世欲に目が眩み、他人の力ばかりを利用している内に、 いつの間にかの間にか下衆になってしまった姿には軽蔑を取り越して、むしろ哀れみすら感じていた事、 そして自分もダイ達と一番初めに戦っていなかったら同じ様になっていたかもしれないという心情を語っている。 それに対しバタックは、自分の誇る良き友人クロコダインは例え敵であったとしても、決してそうはならないと断言した。 ----
*ダイの大冒険 漫画[[【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】]]に登場する敵キャラの一人。 「キィ〜ヒッヒッヒッ」と下品な笑い声が特徴の齢890歳の小柄の魔族の老人(バタック曰く妖怪ジジイ)。 魔王軍6大団長の一人で[[【魔術師】>【まじゅつし】]]、[[【悪魔の目玉】>【あくまのめだま】]]、[[【バルログ】]]等、 高い魔力による魔法を得意とするモンスターを中心とする妖魔士団を指揮する妖魔士団長を任されていた。 後に[[【バーン】]]に謀反を起こしたハドラーから彼を守った功績により、 魔軍司令となった[[【ミストバーン】]]直営の部下として魔軍指令補佐の地位を授けられた。 **能力 数々の高位呪文を使いこなすなど強大な魔力の持ち主で、他の軍団長からも一目置かれていた。 また、体内に数百種類にも及ぶ毒素が流れており、これを体内で自在に調合し、 爪から対象者に注入することにより麻痺させたり、意のままに操ったりすることが出来る。 その効力は凄まじく、地上最強クラスの大魔道士・マトリフのキアリーでも即時全快せず、体力がない者だと即死させてしまう程。 そして魔王軍の優秀な科学者(マッドサイエンティスト?)でもあり、自他ともに認める天才的な頭脳の持ち主。 その頭脳を以て様々な研究を行っており、中でも主軸となっているのは自軍の妖魔士団配下のモンスターの パワーと生命力不足の欠点を補うべく発案した『[[超魔生物計画>【超魔生物】]]』で、 魔族の肉体をベースに獣や悪魔といった他のモンスターの長所となる肉体を移植手術を繰り返し行う事で 圧倒的な力を持つ合成獣を人工的に作り上げるという、おぞましくも理に叶ったものである。 当初は超魔生物に変身させる事を念頭に置いていた為に呪文が一時的に使えなくなる欠点があったが、 息子(…が居たんだ;)の妖魔学士・ザムザに命じて研究を行なわせ、彼から送られた研究データを元に ハドラーを直接超魔生物へと改造する事で呪文の問題を克服。 さらに研究を重ね、対超魔生物(ザムザ)戦で猛威を振るった武神流閃華裂光拳や 超魔生物改造による生命力の大幅な消費を克服すべく、数多のモンスターの死体を合成・凝縮して 中に乗り込み直接魔力で操るという、自らの手を汚したがらないザボエラの卑劣な理念に大きく裏打ちされた 超魔生物の完成型である[[【超魔ゾンビ】]]を完成させる。 因みに、その時にモンスターの出し入れを自在に行えるアイテム【魔法の筒】の改良型として、 使い捨てながら一度に何十匹ものモンスターを詰め込める[[【魔法の球】>【まほうのたま】]]を開発している事実も伺える。 研究の姿勢は「前回の課題をすべてクリアして初めて“改良”という…!」の一言から判るとおり、 単純に優れた頭脳だけでなく、科学者としてあるべき面を読者に見せている。 //仮面ラ○ダーの死神○士かお前は…。 **性格 ヘタレでギャグキャラっぽい描写が目立つが、実際には利己心と出世欲の塊のような人物。 自分の息子であるザムザを含め、自分以外は全て自身が出世するための道具としか見ておらず、 利用価値がなければただのゴミとしか思っていない。 また、自分の身に危険が及ぶとモシャスを部下にかけ、身代わり(影武者)にしてさっさと逃げる事を平然と行う卑劣漢。 ダイ達との戦いにおいては、ダイの育ての親であるブラスを捕まえてクロコダインに人質作戦を持ちかけたり、 ハドラーと組んで夜襲をかけ、ポップの思い人マァムにモシャスで化け罠に嵌めたりする等々、 老獪とも言える自ら手を下す事のない、他人の力を利用した卑怯な手段ばかりを用いていた。 さらに(イソップ物語の蝙蝠のように)強者には媚びて取り入る姿勢を見せるが、 利用価値が無いと見るや否や掌を返すため、次第に味方から信用を無くしていった。 特にハドラーの離反後、魔軍司令となったミストバーンの前でハドラーを卑下したため彼の逆鱗に触れ、 「カス」だの「人から人へ 自分の成り上がりだけを目あてにうろつくドブネズミ」だのと言われる始末である。 また、ヒュンケルやアルビナスからは当初から「ダニ」呼ばわりされて全く相手にされていない、または軽蔑の眼で見られていたような描写があり、 特にアルビナスは「いずれ彼はハドラー様に災いをもたらします。一刻も早く処刑するべきです」と進言までしている (現にバーンにトドメを刺す後一歩の所で動きを封じられる形で災いをもたらした)。 尤も、当のハドラーはかつてのアバンやダイ達との度重なる戦いを通して考えを改めるようになっていた為、 ザボエラが曲がりなりにも自らを超魔生物に改造してくれた事や、先の戦いで息子のザムザを失っている事を汲み取り 魔牢に閉じ込めておくに留めていた訳だが…。 超魔ゾンビに搭乗した時は、クロコダインをその巨体で押さえつけ、「巨人」となることの優越感を語る。 これはすなわち、自身の体格が小さいゆえに戦闘力に劣るコンプレックスを持っていたことの裏返しであり、 弱さゆえに他人の力を当てにしたり、姑息な手段をとるほか無い場面も想像できる。 周囲の魔軍の幹部たちは揃いも揃って強豪ばかりであり、そういった地位に出世すればするほど 単純な実力では大きく劣る分、必然的に肩身が狭くなる事になる。 卑怯な手段とは、生き馬の目を抜く魔軍において、彼が生き抜くための拠り所であったのかもしれない。 超魔ゾンビの特徴である「乗り込んだ自分がケガをする心配の無い」発想も、フレイザードの 「[[【傷つくのが嫌なら戦場に出てくるんじゃねえ!!】]]」というセリフに照らし合わせれば、 自分の弱さを把握している彼にとって、分相応であり理にかなったものであろう。 **末路 最終決戦においても自軍が劣勢に陥ると、ミストバーンにその場を任せて自身はバーンの護衛という名目でバーンパレスに逃げ帰ろうとしたが、 これまでの経歴が災いして信用は皆無だったため、遂には捨てられるように突き放され孤立してしまう。 クロコダインに降伏を持ちかけられるが開き直り、切り札として周りにいる瀕死の部下を皆殺しにして自身の最高傑作「超魔ゾンビ」を生み出し、 それに乗り込んで圧倒的な力を以て戦うも、ロン・ベルクの渾身の必殺技『星皇十字剣』によって倒されてしまう。 辛くも脱出するもその影響で本人は全魔力、アイテムを使い果たして逃げるのが精一杯であり、すぐに発見されるような場所を這いずって逃げようとしていたが、 それを察知していたクロコダインに見つかってしまう。 尚も命乞いを装い彼を騙し、その隙に体内で調合した「相手の意識を奪い意のままに操る毒」で彼を操ろうとしたが、 既にそれを見越していたクロコダインは、グレイトアックスの柄を使って両腕を下敷きにして阻止し、計略は失敗。 更にそこへ闘気弾を上から撃ち込まれ本当の命乞いも空しく、絶命するという惨めな最期を迎えた。 (このあたりの下りは特にロトの紋章の[[【冥王ゴルゴナ】]]に非常に多く共通するものがある) なお、止めを刺す際に「煮ても焼いても食えぬ奴」と吐き捨てたクロコダインだったが、 友人のバタックには、ザボエラが本来は高い実力を持ちながらも出世欲に目が眩み、他人の力ばかりを利用している内に、 いつの間にかの間にか下衆になってしまった姿には軽蔑を取り越して、むしろ哀れみすら感じていた事、 そして自分もダイ達と一番初めに戦っていなかったら同じ様になっていたかもしれないという心情を語っている。 それに対しバタックは、自分の誇る良き友人クロコダインは例え敵であったとしても、決してそうはならないと断言した。 ----

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