概要

本来は奴隷や罪人を閉じ込めておく施設。
しかし、DQにおいては動物や魔物が捕まっていたり、宝箱が置かれていたり、はたまた旅の扉が封印されていたりと、用途は中々に幅広い。
入るためにはⅡでは【ろうやのカギ】が、Ⅲ以降では【さいごのかぎ】(Ⅵでは【ろうごくのカギ】の場合も)が必要である。

Ⅲ以降の本編シリーズでは、主人公一行が牢屋に閉じ込められるイベントが必ずあるという妙な伝統がある。
ほとんどのシリーズでは、装備や持ち物は奪われない。
それを使って抵抗や脱出はできないのだろうか、閉じ込める側はそれを想定しないのだろうかなど、疑問は多い。


DQⅡ

初登場。
囚人のほか、【ローレシア】地下の【あくましんかん】【ムーンペタ】地下の【ベビル】など、魔物が捕らえられている事も少なくない。
これらはいずれも重要アイテムの持ち主なので、叩きのめしていかづちのつえや【みずのもんしょう】を頂戴しよう。
【ラゴス】の牢屋の仕掛けには多くのプレイヤーが苦しめられた。

DQⅢ

本作から「主人公たちが牢屋にブチ込まれる」という伝統が始まる。
【サマンオサ】でニセの王様に会うと捕まることになる。
捕まらないと本物の王様に会うことができないが、【ラーのかがみ】さえ取ってくれば捕まらなくてもストーリーは進む。
【さいごのかぎ】があるため、すぐに脱出できるので安心。

商人の町では、街が発展すると革命が起きて元パーティメンバーの商人が牢屋にブチ込まれる。
FCではそのまま一生捕まったままだが、リメイク版では救出可能。

DQⅣ

四章の【キングレオ城】と、五章の【ガーデンブルグ】で捕まる。

キングレオ城では、【キングレオ】に敗れた後に捕まる。
その牢屋で先代の王様に会うことができ、【じょうせんけん】もここで手に入る。
キングレオがなぜ先代王様を殺さなかったのか、なぜ乗船券を奪わなかったのかは永遠の謎。

ガーデンブルグでは、盗賊【バコタ】のロザリオ泥棒の濡れ衣を着せられ、一旦馬車の外のメンバー全員が地下牢に閉じこめられてしまう。
その後、自分達の手で冤罪を晴らすまでの間、人質としてパーティメンバーを1人牢屋に入れる事になる。
パーティのバランスを考える人ならレベルアップの早い【ライアン】を入れる所だが、多くの人は【トルネコ】【ブライ】辺りを選んだのではないだろうか。
4コマ漫画劇場では、「女ばかりの城に残れる」と男性陣が喜んで人質に立候補するネタが多いが、
牢屋で待っているだけだからあまり喜ばしくないだろう……。

なお三章では【ボンモール】の地下牢に囚われている【トムの息子】にキメラのつばさをあげて脱獄させるイベントがあるが、
先述のガーデンブルグの地下牢ではルーラで頭をぶつけるのに、ここでは何故かキメラのつばさが使用可能という謎の設定がある(この点はFC版でもリメイク版でも同じ)。

また、5章ではこの牢屋に【移民】?が登場する。
当然、【さいごのかぎ】がないと勧誘できないのだが、そもそも彼らが何をしたというのだ……。

DQⅤ

青年時代冒頭の【工事中の神殿】での奴隷時代に、反乱を起こして【ムチおとこ】との戦闘をした後、ヘンリーとともに投獄される。
そのすぐ後、【ヨシュア】の計らいで樽に入って神殿から脱出することになる。
なお神殿の奴隷部屋には男も女もごちゃまぜで入れられているが、それのどこに問題があるのか、魔物にとっては知ったことではないわけで……。

DQⅥ

またも、序盤と終盤の2度捕まる。

序盤では上の世界のムドーを倒した後、下の世界の【レイドック】城にて、以前にニセの王子を演じて【トム】兵士長を失脚に追い込んだとして投獄されるが、
その後王の命令によりすぐに釈放される。
まあ、感情的になってぶちこみたくなるのも仕方がないか?

終盤に訪れるはざまの世界では、町そのものが牢獄となっている【牢獄の町】があり、大賢者【クリムト】が囚われている。
主人公たちは【なげきのきょじん】の助言により、最初はわざと捕まることで侵入することになる。
牢獄の鍵を貰っているのですぐに出られるが、見張りの兵士に見つかるとすぐに牢屋に戻されてしまう。
捕まらないためには、【ソルディ】兵士長に会って、【へいしのふく4つ】を貰って変装しないといけない。
また反乱イベント(ドグマ&ゾゾゲル戦)後にももう一度捕まる。
今度は鍵と兵士服を没収されているが、囚人たちによる大規模な反乱が実行されているため、すぐに救出される。
ここの牢屋の扉は最後の鍵で開かない。開けられたらストーリー上、面倒なことになってしまうからだろう。

DQⅦ

牢屋とは若干違うが、過去【レブレサック】で類似のイベントがある。
まず、会議の時に【ルカス】と話をした後に村長の依頼を断ると、一旦小屋に閉じこめられる(このときは断らなければ閉じこめられることはない)。
またその後、村人による魔物の姿の神父への攻撃を止めようとすると、今度は【魔物の岩山】に閉じこめられる。
【リレミト】で脱出してみても、すぐに見張りに見つかり、再び閉じ込められてしまう。
脱出するには、山を頂上まで登り【ボトク】を倒さないといけない。
3DS版ではリレミトで脱出できないので、ボトクを倒すまで脱出不可能になった。

DQⅧ

序盤では【マイエラ修道院】【マルチェロ】により、馬車で待機していたトロデともども主人公一行は地下に投獄される。
このときは、まだ仲間になる前のククールの計らいで秘密の脱出路から抜け出すことになる。

終盤では【魔犬レオパルド】討伐後、マルチェロの罠にかかり、【ニノ】大司教ともども【煉獄島】に閉じ込められてしまう。
捕まった後、しばらく時間がたたないと話が進まない。
このとき、「どうしたらいいイベントが進むの?」とオロオロしたプレイヤーも多かったのでは?

DQⅨ

【ガナン帝国領】【カデスのろうごく】という大規模な牢獄施設がある。
終盤のイベントで【グレイナル】【闇竜バルボロス】に敗れた後、グレイナルに乗っていた主人公はここに連れてこられ、奴隷にされる。
このときは仲間キャラをパーティから外していなければならないため、捕まるのは主人公ひとりだけとなる。
【天の箱舟】の運転士である【アギロ】が捕まっているのも、ここ。
そのアギロによって反乱が企てられることになり、この流れはⅤとⅥのイベントをミックスさせたような感じである。
この牢屋では奴隷達によって【カデスの星】なる組織が作り上げられているが、
1人1人独房にとらわれているのに、よくもまあこんな組織を作ったもんだ。

このほかⅨの世界には井戸の中に牢屋がある場所もあり、囚人からクエストを受けられることも。

DQⅩ

しっかり主人公が投獄されるイベントが用意されており、グレン城で牢屋のお世話になる。
こちらを参照。


最終更新:2014年01月25日 13:24