DQⅥ

【洗礼のほこら】に登場する試練軍団・技の1号。
この後【しれんその2】【しれんその3】と続く。
見た目は【バーニングブレス】と同じ。

守備力こそ20と低いが、かつて【ホラービースト】戦で多くの人にトラウマを植えつけた特技、
かの【メダパニダンス】を超高確率で使いまくり、あの時の悪夢を再び見舞う鬼畜。
初級の攻撃呪文も使うが、メダパニダンス以外の行動はほとんど行わず、とにかく相手を自滅させる事に全てをかけていると言ってもいい。
更に悪い事にホラービーストと異なり通常攻撃しないので、相手の打撃で目がさめることにも期待できない。
気がつくと唯一混乱しないミレーユが孤軍奮闘している事も多いはず。
そんな訳でミレーユが一軍に居ない場合はあっさり全滅しかねない凶悪なボス。

ところが、コイツには重大な弱点がある。
実は【おどりふうじ】に耐性を持っていないのだ。
踊り封じは踊り子の★6で習得するので、ダーマで最初に誰かを踊り子にしていれば覚えている位の時期。
まだ使えるキャラが居ない場合は誰かを踊り子に転職させ、仲間モンスターを勧誘しながら熟練度を上げよう。
踊りを封じられた場合、【判断力】の高いコイツはメダパニダンスをやめ、呪文攻撃を行うようになる。
使うのはメラ、ギラ、イオ、バギの4つだが、いずれもこの時点では明らかに威力不足。もはや敵ではないだろう。

さて、ここで悪知恵の働く人はこう思うハズだ。
「踊り封じが効いたのだから、マホトーンも効けば完封できるんじゃないか」と。
そしておあつらえ向きにコイツはマホトーン耐性も持っていない。
そんな訳でコイツにマホトーンを掛けると…

は げ し い ほ の お を吐いてくるのである。
ちょっと前にムドーの稲妻や氷の息がキツいと言っていたのに激しい炎。
当然回復が間に合わず全滅へ一直線となる。
「しれん」の名にふさわしいよくできたボスだ。
ちなみに激しい炎に対する警告なのか、公式ガイドには「呪文は封じない方が良い」と書かれている。

なお、戦闘をAIに任せていた場合は更に悲惨な事態が発生する。
AIが「マホトーン耐性持ってないんすか!やったー!!」と判断し、勝手にマホトーンを掛けてくれちゃうのだ。
「激しい炎吐いてくるじゃないすか!やだー!」となること請け合いである。
ここは必ず「命令させろ」で戦うこと。


こうしてホルストック王は「深追いは禁物」あるいは「部下をうかつに信用すると危ない」という事を学ぶのである。

一応【おいかぜ】を使えば激しい炎すら封じる事ができる。
その場合、行動パターンに含まれていない弱々しい通常攻撃を行う様になる。
……が、おいかぜを覚えるのはレンジャー★8。そこまで熟練度を稼ぐ事の方が大変なので、完封は諦めた方がいい。

踊り封じを覚えさせるのが面倒な場合は、同士討ちダメージ軽減のためにミレーユ以外のキャラの武器を全て外し、
ミレーユでスクルトを唱えまくった後、ミレーユの貧弱な打撃でじわじわ削るのみ。
HPは1000あるぞ!頑張れミレーユ!
一応ミレーユ1人で来ればほぼ完封できるが、ここは【ヘルゼーエン】など雑魚敵も結構強いので、ここにたどり着くまでに死んでしまう。
DS版ではミレーユも混乱するのでおとなしく踊り封じを覚えさせよう。

「マホトーンを掛けたくなるように仕向け、いざマホトーンが掛かるとかえって強くなる敵」は他にⅡの【グール】が存在する。

なお、機種問わず呪文や踊りが封じられていなくとも極稀に激しい炎いてくることがある。
つまり呪文封じをせずとも混乱で時間をかけすぎると容赦なく焼き殺され得る。
手加減されている様にも見えるが、あくまで「試練」に撤していると言うことだろう。

ちなみに、【ホルス王子】が不在でも戦うことが出来るが、その状態だと画面切り替えで復活してしまう。
倒すと1/32の確率で【すばやさのたね】を落とすため、こいつを何度も狩るプレイヤーも存在する。

最終更新:2013年09月20日 06:33