ダイの大冒険

22巻でのラスボス【バーン】の台詞。
バーンが放った【メラ】の威力があまりにも強力で、ポップが【メラゾーマ】だと思った矢先に、バーンが放った台詞。

その圧倒的な魔力によって当時読者に絶望感を与えた名台詞。
2chで改変ネタもよく見かける。

全く関係ないのだが、これをⅨの攻撃魔力として考えたらどの程度の数値になるのだろうか?
メラの基本威力はⅨ基準だと12〜16で、攻撃魔力999でも97〜101とおよそメラミを少し程度に留まる。
バーンは少なく見積もっても、【ポップ】の放ったメラゾーマを軽く超える程度の威力があった。
しかしポップは当時でも人間の魔法使いとしては、かなり威力が高いことが作中語られている。
メラゾーマの最低成長値は220以上のため、少なくともこれを上回ることになる。

バーン初戦の時のポップのレベルは45と公式本では記されている。
Ⅸの魔法使いのレベル45だと攻撃魔力は190なので、成長値に少し及ばない。
ネタバレになるから具体的には言わないが、冒険途中で攻撃魔力が上がったと考えるべきだろう。
その過程で魔力が100ポイント程度上昇したとして、杖の増幅効果を加えて最大300程度と仮定する。
攻撃魔力300のメラゾーマだと191〜214程度となるため、最低この値を超える必要がある。
攻撃魔力50から999でメラの上昇値は85、単純計算で攻撃魔力1898で182〜187、攻撃魔力2837で267〜272と言うことになる。
実際に両者の呪文がぶつかった時、バーンのメラは消耗した様子なくポップのメラゾーマを通過している。
それを考えると、少なくとも互角ではなく大きく上回る程度の威力はあるのだろう。
純粋に考えてバーンの攻撃魔力は推定3000以上だろう。人間の限界など遠く上回っている。さすが大魔王である。

が、実はその時に【イオラ】を使っておりその時の威力は、【ヒュンケル】が言うには「【イオナズン】級」らしい。
イオラでイオナズンと完全に同等の威力を出すにはおよそ攻撃魔力880程度である。……あれ?
もしかしたらバーンの呪文には、他の呪文を打ち消す能力があるのかもしれない。さすが大魔王である。……ん?

ちなみにメラでそれぞれ上位の呪文に追いつくのは【メラミ】までだが、限界突破ありだった場合、
メラミ級だとおよそ攻撃魔力800、メラゾーマ級なら2000、【メラガイアー】級なら3200程度となる。
バーンのメラがメラガイアー級だとすると、メラゾーマは671〜695程度となる。これではまともに食らえば即死だろう。
ちなみに、その状態でイオラを使うと408〜424とおよそ一撃でパーティを全滅に追い込む威力だったりする。
もしかしたら威力が高すぎてイオをイオラと勘違いしたのかもしれない。イオなら188〜198とイオナズン級と言えなくも無い。
もうひとつの可能性として、演出を見る限り、ダイ大におけるイオラとはイオを何発か同時に放つ呪文であるとも考えられる。その一発一発がイオナズン級だったということだろうか。

インフレし過ぎだが、Ⅸの魔法使いだと800〜900程度がせいぜいである。
実用装備で最高魔力まで上げても880程度。メラなら86〜90程度、メラゾーマなら287〜311程度、イオラなら137〜153が限界である。
いかにバーンの魔力が異常なのかよく分かる。

尤も、これらはあくまでDQⅨのシステムに則って仮定・検証した上での話であり、ダイの大冒険の枠組みでそっくりそのまま当て嵌まるという訳ではないので注意。

最終更新:2014年02月13日 11:19