概要

Ⅲから登場した金色のドラゴン。
Ⅰ以来の【ドラゴン】と異なり、胴が長く翼のない東洋の「龍」をモチーフとしている。
上位種に【スノードラゴン】【サラマンダー】【しんりゅう】がおり、系統最下位種である。

DQⅢ

最下位種なのだが、登場時期に対してやたらと強い。
初登場の【ガルナの塔】では「マッドオックスのギラが痛いな~」なんて思っている段階のパーティに、ダメージ30超の火炎の息を吹きかけてくる鬼畜。
当然ブレス耐性の装備など全く手に入らない時期であり、魔法使い系や転職直後だとHPの半分以上を持っていかれる。
しかも最大3匹の集団で登場。耐久力もやたらと高く、勇者と戦士で集中攻撃しても倒せないこともザラ。
頼みの綱のラリホーも高耐性で、攻撃呪文もメラ・ギラ・イオを無効。つ、強すぎる……。
試しに同時期のマッドオックスとステータスを比較してみると、

スカイドラゴン HP80 攻80 守60 速40 火炎の息(30~39のダメージ)を吐く
マッドオックス HP60 攻65 守49 速28 ギラ(10~17のダメージ)を唱える

何もかもが明らかに一回りデカいのがお分かりいただけると思う。
その分倒した際の報酬も大きく、経験値800(4人パーティなら1人200)・180G。同時期のモンスター4~5匹分に相当する。
上位種のスノードラゴンは経験値440・90Gな事を考慮すれば、この報酬の大きさがわかるだろう。
もっとも、ガルナの塔は【メタルスライム】狩りのメッカなので、この点はあまり目立たないが……。
だが一方で、割と高確率で【いのちのきのみ】を落とす。ガルナの塔には他にも賢さの種を落とす【おおくちばし】がいるので、一緒に狩られることもある。塔の2階・3階なら同時出現するので狙い目。

炎系の攻撃は無効だが、それ以外は軒並み通じる。魔法使いのヒャドや、僧侶のバギ、ザキを積極的に使おう。
【マヌーサ】は効きやすいが、前述通り火炎の息を吐くので、ターンの無駄になりやすく得策ではない。
大量のメタルスライムの群れと現れる事もあるので、【どくがのこな】で混乱させ、炎で一網打尽にさせる事も出来る。
まともに戦えば間違いなく苦戦を強いられるが、なぜか【ニフラム】に耐性がない為、ニフラムに頼るのも手。

後に【アープの塔】とその周辺にも出現するが、アープの塔は存在ごとスルーされる事もある場所な上、行っても塔の最上階にしか居ないため、ガルナの塔以降は見かけないまま終わる事が多い。
そしてそのガルナの塔も行かなくてもクリア可能なダンジョンのため、悟りの書入手は後回しにして強くなってから来ても良い。
どの道、ダーマ到着直後に【さとりのしょ】を手に入れても使うにはデメリットの方が大きい。

強いには強いが、スカイドラゴン同様に並び称される序~中盤の強敵の【からくり兵】【ストーンビースト】と違い、どうしても戦わなければならない事が無く、いくらでも後回しにできる点はマシと言える。
なお、からくり兵やストーンビーストと同様に、初登場以降本編に一度も再登場できていない。
しかしながら、Ⅸの【マンドリル】が再登場時がっかり性能だった事を考えると、遠い思い出のままなのが一番いいのかもしれない。

DQM

その実力を買われモンスターズにも初代から出演。無論【ドラゴン系】
1では牧場の上空をフワフワ飛んでおり、一度だけ産み落とした卵を手に入れることができる。
そのため序盤から入手可能だが、成長があまり速くないため戦力としてはやや頼りづらい。
後に【ちえのとびら】のボスとしても登場。当然ガルナの塔……ではなくアープの塔をモチーフにしたフロアで戦闘。
息を吸い込む→激しい炎が強烈無比。炎耐性の強いドラゴン系を連れて行きたいところだ。
【ひのいき】【いきをすいこむ】に加え、なぜか【グランドクロス】を習得。
ドラゴン系に【ひくいどり】を配合することでしか作れないが、【やまたのおろち】との配合で【しんりゅう】が作れるため配合する機会は多い。
2では滅多に野生のものを見ることがなくなり影が薄くなった。

最終更新:2014年02月05日 18:27