概要
Ⅲで初登場し、以後Ⅵ、Ⅷ、Ⅸに登場する棍棒を持った巨人のモンスター。
「トロル」または「トロール」とは、北欧の昔話でよく登場する妖精や魔物の名称。
巨人である場合もあれば、小人である場合もあるという。
トールキンの作品においてオークなどと共に悪玉の魔物として描かれて以来、
邪悪な巨人としてのイメージが定着した。
DQⅢ
ネクロゴンド地方に出現。
前作における
【サイクロプス】や
【ギガンテス】と同様のポジションのモンスターとして、
そのパワーとそこから繰り出す痛恨の一撃で勇者達を苦しめた。
また、何故か上位種の
王様よりも攻撃力が高く設定されている。
落とすアイテムは見た目にちなんでか
【こんぼう】となっている。
DQⅥ
ペスカニ周辺に出現。
やはり痛恨の一撃の脅威をプレイヤーに知らしめた。
素の攻撃力の高さやタフさも健在で、
【つきとばし】をしてくることもある。
また、
【ブラッディハンド】に呼ばれることもある。
Ⅵでは通常、こちらが1人旅にの場合敵はつきとばしを使わないが、コイツだけは容赦なくつきとばしを使ってくる。
落とすアイテムは今回もこんぼう。
ちなみに、この作品のトロル系モンスターはⅥでは数少ない
【自動回復】特性持ちになっており、
毎ターンHPが20ずつ回復している。
DS版では夢告白の舞台の一つとして「トロルのやま」というものが登場している。
最初から選択可能で、内容はトロルと向き合うようにバニーと犬がいる山というよくわからないもの。
DQⅧ
闇の遺跡などに登場する。悪魔系のモンスターとなった。
「攻撃をミスする」「武器を舐めまわす」などの無駄行動を取るようになり、攻撃ミスの専用アクションも設定された。
これにより、従来よりも頭の悪いイメージが強くなっている。
そのため、SFC以前の時代と比べると弱体化した感はあるが、それでも高い攻撃力と痛恨の一撃は脅威であり続けている。
落とすアイテムは
【いかりのタトゥー】か
【おおかなづち】。
DQⅨ
カズチャ村などに登場する。Ⅷに引き続き悪魔系。
【ラストバッター】が使える他は痛恨の一撃、武器を舐めまわす、攻撃ミスなど大体はⅧでの特徴が引き継がれている。
またラストバッターがMPを消費する仕様の為、生意気にも無限のMPを持つ。
だからといって大して意味はないのだが。
落とすアイテムはこん棒か力の種。
不思議のダンジョンシリーズ
トルネコ2以降ちからためを使うタイプのパワーモンスターとして登場。
しかし2と3のちからためは1ターン後に攻撃しない場合はためた力が無駄になるので、
一歩下がるだけで防げるという、本編譲り?の頭の悪さになってしまっている。
トルネコ3では特技使用率が0%に設定されているため、イカリ状態でないと特技を使わない。
しかし仲間にする分には、確実に攻撃してくれるから嬉しい仕様と言える。
成長タイプ
【攻撃・早熟】なので立派な戦力になれるが、自然回復速度がやや遅いのが短所。
また、珍しくボストロールが上位に登場しない。
少年ヤンガスでは同じくちからためを使うが、Ⅷ準拠のテンションを上げるタイプのちからため。
攻撃しない隙が生まれるのは同じだが。
最終更新:2013年09月03日 00:54