DQⅢ、DQⅣ(FC版)

ⅢとFC版Ⅳに登場するシステム。
自分のパーティメンバーに対して攻撃行動などを行うこと。
戦闘中、コマンド対象選択時において敵の上にある「|>」状のカーソルを操作することによって、
味方もしくは自分にコマンドを実行することができるというもの。

一見無意味に思えるが、これでもちゃんと有効活用できる場面があるからこそ搭載されている。
例えば、この頃は睡眠・混乱状態の仲間は、仲間からの直接攻撃を受けると一定確率でこれらの状態変化が解除される。
無論ダメージは受けるので、諸刃の剣とも言える行動だが、当時はモンスターからの打撃ではこれらの状態変化が解除されることがなく、
混乱に関して言えば睡眠状態に対する【ザメハ】にような安全な解除方法も存在せず、特にⅢのそれは仕様上非常に危険
そのため、多少のダメージ覚悟の上で1、2発殴ったほうが結果的に被害が少なくなることがある。
Ⅲにてラリホーを連発するアルミラージの集団など遭遇した際など、このテクニックを使わざるを得ない状況もしばしばだった。

ちなみにFC版Ⅲの公式ガイドブックでは混乱した仲間にラリホーをかけて沈静化させたり、
味方にマホトラをかけてMPの使い回しをしたりなどのテクニックが紹介されている。
また、このパーティアタックを利用して味方が陥った厄介な状態変化に対処するというテクニックは、「荒療治」とも呼ばれることがある。
「厄介な状態変化に陥った味方を、一旦殺してからザオリクで蘇生する」などというテクニックは、その最たるものである。

さらに応用として、本来味方に向けられる回復や補助呪文を敵にかけることもできる。
味方に対する攻撃行動よりもなお使い道に困ると思われる仕様だが、FC・BGC版では何故か【ゾーマ】にベホマや薬草を使うとダメージを与えることができる。
この時のベホマは消費MPに対して与えるダメージが高く、なかなか燃費が良いため結構使える。
非常にマニアックな戦術としては、「バイキルト状態の敵は痛恨の一撃が出ない」ことを利用し、
ボストロール等にバイキルトを掛けた後、自分達にスクルトを掛けまくることで、痛恨による事故を回避するテクニックも存在する。
Ⅳのメタルキングをマヒさせて【はぐれメタルヘルム】を盗む際には、トルネコの打撃で相手が死なないよう、勇者のベホイミで回復してやると良い。

Ⅶではこれとほとんど同じ効果を持つ特技【みねうち】が登場した。

FFでは相当メジャーな戦術(特にFFⅡ)ではあるのだが、Ⅴで廃止され、リメイク版Ⅳでも削除されてしまった。
別に残しておいてもいいとは思うのだが、何か問題でもあるのだろうか……?

最終更新:2013年07月18日 12:23