DQⅢ

ラスボスである【ゾーマ】との戦闘時に流れるBGM。 ドラクエのラスボスの音楽といえばこれという人は多い。
ⅠとⅡのラスボスの音楽は、勇者の前に立ちはだかる大魔王の威圧感を表現した禍々しさの王道の曲調だったが、
今作では曲名のとおり、大魔王に挑む勇者の方に重きが置かれている。
出だしと中間部分は禍々しいものの、その禍々しさを振り払うような勇者の勇敢さを感じさせる王道の曲調に切り替わる。
なお、1回目のサビ(?)はⅠの【広野を行く】のアレンジで、2回目のサビはⅡの【遥かなる旅路】のアレンジ。

アレンジがメインになっていて、なおかつノリのいいボス戦のBGMいう意味では
後の【敢然と立ち向かう】【おおぞらに戦う】 の先駆け的な存在とも言える。

FC版とGBC版ではかなりアップテンポで、特にFC版は音源的な問題のせいか非常に硬質的な印象を放っている。
その一方、SFC版ではテンポを落とし、音数が増えて音色も豪華なオーケストラ調になりロマンチック度が激増。
「わがうでの中で息絶えるがよい」という台詞が非常に似合うBGMになった。

FC版ではゾーマとの戦闘中に【ぎんのたてごと】【ようせいのふえ】を使うと、SEがなったあと、
BGMが【戦闘のテーマ】に切り替わってしまうという凡ミスがあった。
そんな変な事する人がいるとは思わなかったんだろう。

それ以前に、初プレイの人がラスボスだと信じ切っていたバラモス戦がいざ戦ってみると戦闘のテーマという…
ドラクエⅢのガッカリ要素になっていたこの問題は、リメイク版制作の際に新規ボスBGM【戦いのとき】を追加する事で解消された。
この追加BGMはゾーマ戦にも適用され、【ひかりのたま】を使わないと勇者の挑戦は流れない仕様になった。

DQⅨ

大魔王の地図の一種、【ゾーマの地図】でのゾーマ戦でももちろん流れる。
第5回Wi-Fiクエストの「ゾーマ100万体討伐」に協力したプレイヤーは、何度も聞いたであろう。

いたストシリーズ

SPの【死の火山】、ポータブルの【ダーマ神殿】の、それぞれ目標金額突破時に流れる。
しかも豪華なオーケストラバージョンである。

その他

コンサートなどで演奏される場合はSFC版をベースに、さらにアレンジがなされている。
ちなみにこのオーケストラバージョンをよく聞いてみると、曲中に一部【ロトのテーマ】が流れる箇所がある。

【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】のサントラにもアレンジ版が収録されている。
謎のロックドラムが輝きを放っている。

最終更新:2014年01月13日 13:52