概要

Ⅱ以降の全作品で登場する状態変化。
身体に毒が回った状態で、戦闘後も回復することはなく、フィールド上で移動するとダメージを受ける。

なお、この異常は【毒の沼地】によるダメージとは全くの別物であり、沼を歩いても毒状態にはならない。
あちらは範囲内を歩いている間だけ誰でも(耐性を持っている仲間でも)ダメージを受けるが、こちらは耐性によって命中率が上下する。
Ⅴ以降は【猛毒】も登場している。

詳細

本編

数歩移動する毎に1ダメージを受ける。
周期は、Ⅳまでは4歩、Ⅴ・Ⅵでは8歩、Ⅶ以降は1歩(HPのインフレに伴ったものか)。

【どくこうげき】を受けると一定確率でこの状態になる。
また、【どくのいき】でパーティ全員を毒状態にしてくるモンスターもいる。
初出のⅡのみ、開けると毒状態になる宝箱なんてものも存在した。
HPの低い序盤でこの状態になると結構辛いので、遠出やダンジョン潜入の際は対策を用意しておこう。
後半になるとHPが高くなるのでダメージは気にならなくなるが、
今度はダメージのエフェクトが鬱陶しく思えてくる。
メンバー構成によってはキアリーが使えないというのも珍しくないので、
もし後半で毒を受けると面倒くさい事態に陥るかもしれない。
安全に行くなら、毒消し草などのアイテムはあまり売ったりせず袋に溜めておくのも手。
FC版の作品では治さず放っておくとHP0になって死んでしまうが、
SFC版以降の作品(Ⅱ以外)はHP1で下げ止まり、死ぬことはない。
SFC版Ⅴの説明書には「放っておくと死んでしまいます」などと書かれているが、間違い。

なお、この状態異常は戦闘中には特に害をなさないため、敵を毒状態にしても全く無意味。
一部のボス戦で役立つ猛毒と違って全く使えない。
むしろ何故味方がどくのいきやどくこうげきを覚えるのかと。
元々使えた仲間モンスターならまだ分かるが、人間はこれを覚えてどうしろというのだろう。
ちなみに、眠りなどと違って耐性を無視して確実にこの状態にする敵の攻撃技はない。

【あくまのツメ】は、リメイク版Ⅳのみ敵を毒状態にする能力を持つ。
他の作品では猛毒なのだが、Ⅳには猛毒の状態異常が存在しないためこのような仕様になっている。

耐性の付け方

Ⅲは【うんのよさ】によって状態異常への耐性が上がるが、ⅡやⅣ以降の人間キャラは素で中程度の耐性がある。
一方、敵側や仲間モンスターは耐性ゼロの個体も居るため、あっさり罹ってしまうことがある。
Ⅶまでは、毒に対する耐性を付ける装備品も存在しないため、当たらないよう祈るしかない。
Ⅷ以降は装備品で耐性を付けられる他、
Ⅸでは【まもりのたて】といった防御特技も登場したため、回避は比較的容易になっている。
【破毒のリング】を装備すると、非常に高確率か100%防ぐことができる。
なお、全ての作品において耐性は猛毒と共通となっている。

DQM

モンスターズシリーズでは戦闘中にも毎ターンダメージを与える。
つまり猛毒の下位互換となる。
【くさったにく】を使うと敵全体に毒を食らわせることが可能。

トルネコシリーズ

トルネコシリーズでも登場しているが、下がるのはHPではなく力。
自然回復するHPと違い、力は毒消し草で治療するまで効果が持続するため、
本編とはうって変わって面倒な状態異常になっている。
特に序盤でおばけキノコに手こずったりするとそこからの巻き返しが非常に辛く、
また力が減っていると力の種をすんなり飲めないというのも痛い。
なお、毒を受ける要因はモンスターの他に罠や【毒草】【くさったパン】等がある。
命(=満腹度)には代えられないが、悪食もほどほどにしておこう。

回復方法

一度死んでから蘇生しても可。何故か宿屋に泊まっても治らない。
軽い毒なら寝れば身体から抜けて治りそうなものだが、DQの世界ではそうはいかない。

最終更新:2012年12月18日 14:53