概要
Ⅲ以降に登場する呪文。
状態異常回復呪文の一つで、仲間の
【麻痺】を治療する。
更に、Ⅵ~Ⅷ以降は
【眠り】も覚ます事ができる。
麻痺させてくる敵自体が割と少ないため、同じ異常回復呪文である
【キアリー】よりも使う機会が明らかに少ない。
また、麻痺や眠りを治しているよりも敵をさっさと倒してしまった方が早い場合が多いのも事実で、
その上Ⅵ以降では戦闘終了と同時に麻痺が治癒する仕様になったため、移動中呪文から削除されてしまった。
更に、Ⅶ以降では全員麻痺しても全滅扱いにならなくなったため、使う機会はどんどん減っていっている。
ただ、麻痺や眠り自体は舐めているとそこそこ痛手を喰らう事になりかねない状態異常であり、軽視はできない呪文と言えるだろう。
DQⅢ
【僧侶】と
【賢者】がレベル15で覚える呪文として初登場。消費MPは6。
マヒの使い手こそ少ないが、
【じごくのきし】がやたらと
【やけつくいき】を吐いてくる上に、
マヒの自然治癒が「しばらく歩く」ことでしか発生しない。
当然、歩いて治癒する前にエンカウントするとマヒしたままだ。
そんなわけで非常に重宝される呪文ではあるのだが、
消費MPが無駄に高い上に、効果対象が味方1人のみな為、使い勝手はあまり良くなかった。
DQⅣ
Ⅳ以降では、効果範囲が味方全員になり、消費MPは2というお馴染みの仕様に。
麻痺の効果が強烈なFC版Ⅳでは特に重視すべき呪文と化した。
しかも
【ミネア】がレベル10で覚えるだけだけなので、ミネアが麻痺してしまったら戦況が更に悪化しかねない。
但し、PS・DS版では麻痺の効果が弱体化した為、影は薄くなってしまった。
DQⅤ
【男の子】、
【ピエール】、
【ホイミン】が覚える他、PS2・DS版では
【しびれん】と
【コロプリ】も使える。
本作ではモンスターが仲間になるようになったが、麻痺に耐性のない仲間は、
焼け付く息等の該当攻撃を喰らうとあっさり動けなくなってしまう。
更に、本作ではボスモンスターの
【ゲマ】が焼け付く息を使ってくるので、かなり重要な呪文になった。
それもSFC版ではボブルの塔で使ってくるため、衝撃の「馬車持ち込み不可能」という状況。
習得者自身が麻痺してしまったらどうしようもないので、
【まんげつそう】や
【ストロスのつえ】は忘れずに持っておきたいところ。
男の子は人間キャラゆえにマヒには滅多にかからないので、キアリク要員としては価値が特に高い。
DQⅥ
【チャモロ】がレベル17で覚える他、
【僧侶】の職業★4で習得可能。
上述の通り、眠りを覚ます事ができるようになり、利便性が上がった。
一方で、Ⅵ以降はマヒが戦闘終了時に自動で回復するようになった為、移動中の呪文からは削除されている。
DQⅦ
【船乗り】の★6で覚えられる。
Ⅶ以降ではパーティ全員が麻痺しても全滅扱いにならなくなったので、本来の麻痺の回復にはますます使われなくなった。
3DS版
船乗りの★3で覚えられるようになった。
1人の目を覚まさせるMP0で使える
【みねうち】があるのだが、何故かAIは眠っているのが1人でもキアリクを使ってしまう。
【めざめの歌】があっても、頑なにキアリクを使い続ける。さすがにお粗末な思考と言わざるを得ない。
DQⅧ
DQⅨ
僧侶がLv.22、レンジャーがLv.16で覚える。
今作では
【ザメハ】の復活により、眠りを覚ます事ができなくなった。
おまけにマヒは弱体化したままなので、存在感がますます薄く…。
とはいえ、焼け付く息を使用する強力なボスが複数いるため、いざという時は頼りになるはずなのだが、
【ストロスのつえ】もキアリクの効果を持つため、別にこの呪文に頼る必要は無かったりする。
最終更新:2014年02月05日 18:44