概要

姿を消すことができるという、非常に独特の効果を持った呪文。
現在までのところ、本編シリーズではⅢのみにしか登場していない。

ちなみに「もしドラクエの呪文が一つだけ使えたら」系のスレでは、ルーラ、アバカムと並んで人気が高い。
当然と言えば当然なのだが。



DQⅢ

仲間全員が透明になる呪文で、アイテムの【きえさりそう】と同じ効果。魔法使いと賢者が、Lv33で習得する。

様々な応用ができそうな効果に聞こえるが、本作における用途は「【エジンベア】の門番の目を盗んで城に入る」これだけである。
透明になるんだからモンスターの目も盗めるんじゃないのかと思うだろうが、モンスターは気配を察知して居場所を特定してくるのか、そんな事は全く無い。
エンカウント率が下がる事も無ければ、戦闘中の回避率が上がったりする事も無い。

エジンベアは【かわきのつぼ】を入手するために訪れる必要があり、かわきのつぼは【さいごのかぎ】、ひいては【イエローオーブ】の入手に必要なので、「エジンベアの門番の目を盗む」と言う事自体はクリアに必須である。
しかしさいごのかぎの存在から、多くのプレイヤーは船を手に入れてすぐにここに来ようとするのだが、Lv33と言う妙な習得の遅さが災いし、船入手後すぐに来たプレイヤーはまずこの呪文を覚えておらず、【きえさりそう】で代用してイベントを済ませてしまうのだ。
そんな訳で、習得する頃には既に用済みになっており、そのまま一度も使われずにゲームが終わる事が多い悲しい呪文となってしまっている。

後のシリーズにほぼ登場しない分、同じ「既存アイテムの代用に過ぎない」効果を持つ【アバカム】よりも扱いは悪い。

ちなみに、【ゾーマ】を倒した後、【ラダトーム】で国王に会う直前に使うと勇者たちが消えたまま国王と会話となり、そのままEDに突入するので、シュールな光景となる。

トルネコシリーズ

【レムオルの杖】というアイテムが登場している。
トルネコ2ではトルネコが魔法使いに転職できるが、レムオルの呪文は覚えない。残念。

最終更新:2013年03月30日 10:59