DQⅦ

Ⅶに登場するボスモンスター。【きとうし】と同配色。
一応中ボスなのだが、PS版では戦闘シーンが通常曲なのが悲しい…。
過去【マーディラス】に登場し、力を欲する【ゼッペル】に究極魔法【マナスティス】をもたらし、破壊神を降臨させてマーディラスを滅ぼそうと画策する。
言わばマーディラス編での究極魔法を巡る事件における黒幕である。
さらに幼女【ミクワ】にメラゾーマをぶちかまそうとする外道でもあり、ミクワを庇った【ディノ】は大怪我をした。
攻撃方法は見た目どおりの魔法使いで1~2回行動。
バギクロス、メラミ、ラリホーマを唱え、さらにマホトーンやマホカンタで防御してくるが、メルビンがさざなみの剣を使って仁王立ちするだけで完封出来てしまう。HPも低く、だいたい1500程度しかない。前座なので仕方ないかも知れないが。

対処法を知っていれば【バリクナジャ】以上に簡単に勝てるボスという点では、結構貴重な人材。
というか、彼はイベントではメラゾーマを唱えられたのに戦闘では使えなかったのだろうか。
その後に登場するゼッペルがメラゾーマを唱えるので、彼のインパクトのために必殺技を譲ったのだろうか。
使えれば(正攻法なら)時期相応の強さではあっただろう。

ただし、戦闘は突然のイベントから発生するため、初見ではパーティの体制が整ってない状態で戦わされることも多い。
また、前述の通り対処法を知っていれば大したことはないが、そうでなければラリホーマからの怒濤の呪文ラッシュを喰らって為す術もなく全滅、ということもままあるため、真っ向からやり合えば強い方のボスではある。

ちなみに、こいつはどうやらメディルの使いを騙った魔王の手先らしい。
メディルなる人物は本作中に一切登場せず、「メディルの使い」という名称そのものは、
マーディラス国王から魔法の研究と探索を行う密命を帯びたエージェントを指すようだ。
本編には事件解決後に本物のメディルの使いが登場するが、こっちはただのとぼけたジジイである。
また単なる偶然だろうが、メディルというのはデミーラのアナグラムになっている(medir→demir)
このあたりが後述の漫画版で抜擢された理由であろうか。

3DS版

上記のにおうだち+さざなみの剣コンボが効かなくなり、間接的ながら強化された。
HPは変わっていないようなので、PS版にてガチで戦ったプレイヤーならあまり苦労しないだろう。
ラリホーマは大変危険だが、さざなみの剣を使う対象を選べるようになったため、複数人をマホカンタ状態にすれば安全度は増す。
戦闘曲もボス戦のものが使われるようになった。やったね!

漫画版

ゲームでは弱いのに漫画版では何故かオルゴ・デミーラの腹心的ポジションに大抜擢。が、メディルの使いを騙っているのは変わらず。
神との決戦で【アヴェルコヴェルリヴァース】なる謎の呪文を唱えて決戦を有耶無耶にし、その後は各地の封印を守るボス達の総指揮を任されている。

最終更新:2014年01月27日 12:16