概要
【ラリホー】と並んでⅠから皆勤の
【マホトーン系】呪文。敵1グループを
【呪文封じ状態】にする。
他に
【まふうじのつえ】や
【せいじゃくのたま】などを使用してもこの効果が得られる。
マホトーン系呪文は長らくこれのみだったが、Ⅰ発売から20年後に世に出たジョーカーで
【マホトム】という下位呪文が登場。
Ⅶの戦闘中の会話において、マホトーンを喰らった仲間が平然と喋っていることから、
どうやら相手の声を封じるのではなく、単に呪文を封じ込めているだけのようである。
しかし漫画「ダイの大冒険」では漫画的にわかりやすくするためか、声を封じ込める呪文になっている。
本編
味方サイド
魔法使い系はもちろん、オマケで呪文を使ううざいモンスターまで、多くのモンスター相手に活躍する。
消費MPはⅠが2、Ⅱ以降は一貫して3。FC版Ⅱでは
【なかまをよぶ】も封じることができる。
効果が強力なので基本ボスには効かないが、Ⅵの
【アクバー】などの例外もある。
ただし、Ⅱの
【グール】やⅥの
【しれんその1】など、下手に呪文を封じたら戦況が悪化するモンスターもいるので注意。
基本的に僧侶系のキャラ・職業が習得するので、前半から活躍することだろう。
しかし最近は敵の特技(特にブレスや痛恨)が脅威であることが多く、呪文の影は次第に薄くなってきている。
Ⅸでは
【こうげき魔力】の値によって75%から100%まで上昇する。
攻撃魔力499以上あれば耐性の無い相手には成功率100%となる。
習得者と習得条件
敵サイド
もちろん敵側も数多くのモンスターが使用してくる。
DQでは補助呪文耐性を上げる術があまり無いので、マホトーン使いは早めに倒しておこう。
Ⅲではマホトーン使いの
【キャットフライ】が
【あばれザル】や
【じごくのハサミ】と組んで地獄を見せてくれる。
なお、DQの多くのボス戦は長期戦に持ち込んで回復や補助は呪文でこなす必要があることからか、ボスが呪文を封じるマホトーン(とそれに準じるもの)を使うことは半ばタブー視されているふしがある。
まともに呪文封じを使うボスは、Ⅳの
【ピサロナイト】やⅦの
【ヘルバオム】など、数えるほどしか存在しない。
とはいえ呪文の効果切れ導入や回復アイテム・特技の充実など、仕様変更も進んでいるので、今後ボスのマホトーンが解禁されてゆく可能性も高い。
DQMシリーズ
DQM1、2
DQMCH
こちらではグループの概念があるので、対象は1グループ。消費MPは3。
【ダークスライム】、ダークホーン、じんめんじゅなどがLv10で習得する。
DQMJシリーズ、テリワン3D
不思議のダンジョンシリーズ
【封印の杖】といった特殊能力全般を封じる効果は初代からあったが、
魔法限定の効果であるマホトーンはトルネコ2と3にのみ登場している。
マホトーンの使い手は
【メイジキメラ】のみで、食らうと一定ターンの間魔法が使えなくなる。
魔法の範疇に含まれるのは敵の魔法系特技の他には、巻物と杖、トルネコ2の魔法使いの呪文。
自分が封印された時に生じる
【くちなし状態】と違い、物を食べることはできる。
しかし
【ニフラムの巻物】や
【転ばぬ先の杖】等、普通と違う使い方の巻物・杖も使えなくなる。
そしてややこしいことに、モンスターにマホトーンがかかった場合はマホトーン状態ではなく封印状態になる。
トルネコ2
魔法使いがマホトーンを覚えられる。
メイジキメラが正面の単体だったのに対し、こちらの効果は部屋全体で、消費HPは10と非常に少ない。
【ザラキーマ】を使うまでもない状況、あるいはHPに余裕が無い時にこれを使っておくと安心できる。
一定ターンで戻る
【メダパニ】と違い、いつまでも封印できるというのも大きい。
トルネコ3
ポポロがメイジキメラを仲間にできるので、厄介な特技をこれで封印することもできる。
一方で仲間モンスターもメイジキメラのマホトーンで封印されるので注意したい。
なお、
【マホトーンの石像】もあるが、これは部屋内の全員がマホトーン状態になる。
最終更新:2014年01月02日 17:33