概要
Ⅵから登場した敵専用の特技。
「どんなに眠りに対する耐性を付けていても」「100%確実に」「味方一人を眠り状態にする」という、理不尽極まりない技。
回避する方法も極めて限定されており、Ⅶまでは
【アストロン】や
【ノアのはこぶね】でやり過ごせるのみ、
Ⅸでは必殺技の
【パラディンガード】や超必殺技の
【精霊の守り】で回避することができるほか、スーパーハイテンションになっても無効化できる。
この技を使うレベルの敵は基本的に強敵揃いなので、対象が一人だけと言っても回復役を眠らされると一気にピンチに陥りかねない。
特に絶対に食らってはいけない一人旅ではよくアストロンで回避されることになる。
技の仕様上、いかに避けるかではなく、食らった後にどうやって立て直すかが重要となる。
【ザメハ】や
【キアリク】などの睡眠解除の呪文、特技、道具を複数キャラが所持していないと厳しい。
使用者はⅥのムドーを皮切りとし、主にラスボスや隠しボスなどが使用する。
ムドーやドルマゲスなど、ストーリーの節目となる大きな戦闘でもよく使用されるあたり、演出にも一味買っているようだ。
リメイク版でも隠しボスに実装されるなど、もはやラストバトルの定番となっている。
リメイクⅢ・Ⅳでも導入され、この技の存在によって空気呪文だったザメハが若干威厳を取り戻すこととなった。
なお、味方が習得した作品はなく、これから習得することもまずないと思われる。
ただ、FC版Ⅰの敵のラリホーは何故か必中仕様だったので、ある意味これの前身にあたるのかもしれない。
DQⅢ(リメイク版)
連続して使用されて眠り状態の者が多くなると、劣勢のまま押し切られてしまうこともしばしば。
できればザメハを使用できる僧侶か賢者は2人居ると心強い。
なお、この作品のものだけ他作品のものとは表示メッセージが異なっている。
しんりゅうは
○○○○を にらみつけた!
○○○○は ねむってしまった!
他作品では後述の通り、瞳が妖しく光って対象を深い眠りに誘うのだが、
しんりゅうの場合はただ「睨みつける」だけで相手を眠らせることができるらしい。
グランドラゴーンに関しては目の数はしんりゅうの5倍あるはずなのだが、対象は変わらず1人だけである。
ちなみに、表示メッセージは異なるものの、Wii版の公式ガイドブックにて技名は「あやしいひとみ」と明記された。
DQⅣ(リメイク版)
使用者と戦う場所では
【馬車】とは切り離されているため、唯一のザメハ習得者である勇者は可能な限りパーティに入れておきたい。
なお、公式ガイドブック上ではPS版・DS版ともに「あやしい眼」という名称でオーガキングの呪文・特殊攻撃欄に載っている。
DQⅥ
表示メッセージは以下の通りで、後続の作品(リメイク版Ⅳを含む)でもほぼ同じ。
ムドーの ひとみが あやしく 光った!
なんと ○○○○は ふかいねむりに おそわれた!
シリーズ初の使用者は、ムドーの城で待ち受けるムドー(本気時)。
ただでさえ攻撃が激しいのに回避不能の催眠攻撃まで放ってくるため、かなり凶悪。
それ以外の使用者も全員がボス。初登場時から、ラスボス・隠しボスが使用している。
今作では誰でも習得可能なキアリクで眠り状態も回復できるので、比較的対処はしやすい。
ただ、キアリク=マヒ治療という認識が根強いため、あまり意識しないプレイヤーも多いかもしれない。
DQⅦ
今作ではザコも使用するようになった。
とはいえ、どの敵も出現地域が比較的限定されているため、厄介な敵としてはさほど印象には残らないかもしれない。
ただ、これが使用された際のモーションはどれもなかなか面白い。
あとは定番通りにストーリーの節目となる大きな戦闘・ラスボス・隠しボスが使用してくる。
今作では効果のわかりやすい
【めざめの歌】が登場しているため、対処法もわかりやすい。
もちろんキアリクでも回復は可能。
DQⅧ
今作ではやはり定番のポジションをボス達が使用する。
Ⅶとは異なり、ザコが使用することはなくなった。
キアリクは主人公とククールが習得できるので、喰らわなかったほうがもう片方を即座に目覚めさせれば問題ない。
DQⅨ
再びザコ敵にも使用者が現れるようになった。
隠しボスも多いため、使用者の数も歴代最多である。
久々に復活したザメハもさぞ活躍のしがいが……と思いきや、誰でも習得・使用可能な
【ツッコミ】の方が対処はしやすい。
また、冒頭にも書いたとおり今作では
【パラディンガード】や
【精霊の守り】、スーパーハイテンション状態でも回避することができる。
最終更新:2013年06月18日 06:10