DQⅥ(SFC版)、DQⅢ(リメイク版)

主人公専用の特技で、ⅥではXボタン、ⅢではYボタンを押すことで、キャラクターの会話を深く心に刻み込み、この「おもいだす」を使ってそれを3個まで見返すことが出来る。
初期設定として、チュートリアルやオープニングでの会話が収録されている。
上位版として【もっとおもいだす】【ふかくおもいだす】があり、任意の会話を忘れるための【わすれる】という特技もある。

メモを取る必要がなくなるというある意味画期的な特技であり、特にⅥでは発売前から注目されていた特技である。
特に【不思議な洞窟】では、かなり複雑な攻略工程のヒントを聞いておかないとダンジョンクリアは至難。
そこでこの「おもいだす」がフル活用される。

もっとも、手書きでメモるのとそこまで利便性が変わらないこともあり、使わない人も多い。
上位版の「ふかくおもいだす」になると、30個以上という明らかにオーバースペックな会話を覚えられるため、攻略用というよりもネタで面白台詞を集める人も多かったり。

何だかんだで結構便利なシステムではあったのだが、PSでCD2枚組みの仕様になったⅦにて削除されてしまった。
例えば「DISC2でDISC1にしか登場しないセリフを思い出す」場合、おもいだすを使うたびにディスク交換をするか、DISC2にDISC1のセリフも収録しておくかする必要が生まれる。
特に会話システムが登場したⅦでは、会話システムと共存させる場合、NPCの発言だけでなく仲間キャラの発言も記憶できないとおかしくなってしまうが、そうなるとDISC2に収録するセリフパターンの総量がとんでもない事になってしまう。
他にも単純に会話記憶の分だけメモリーカードの容量を無駄遣いしてしまう事にもなる等の技術的な問題のためである。

DS版Ⅵでも、新たに追加された会話システムで補完しろということなのだろうか、他の同系統技や「わすれる」共々削除されてしまった。

最終更新:2013年05月08日 14:10