DQⅦ

【戦士】×【盗賊】【職歴技】。攻撃した後、敵のアイテムを盗む。FFシリーズにおける「ぶんどる」みたいなもの。
盗みが成功すると「ホォウッ」とかいう気の抜ける音とともにアイテムを盗んだメッセージが出る。
盗んだアイテムは袋に入れられる。盗めるのは相手が持っている宝だけで、モンスターの心は盗めない。
これでアイテムを盗んでもモンスター図鑑の「落としたアイテム」欄は埋まらない。

ちなみにⅦ発売前に諸雑誌で職歴技システムの例として割と早い時期に紹介された。
加えて「自分から積極的に相手のアイテムを盗む」という魅力的かつシリーズ初の効果であった。
転職できるようになって真っ先にこの特技を覚えたプレイヤーも多い。
…が、喜び勇んで使ってみるとびっくりするほど盗めない。
それもそのはず、この特技の盗みの成功率は相手モンスターがアイテムを落とす確率と同等。
つまり1/256や1/512とかその程度なのだ。
おまけにこの特技でトドメを刺してしまうと絶対に盗みが成功しない仕様になっている。
これではまともに使っていても盗める方が珍しい。あまりにも実用性が低いため、多くのプレイヤーをガッカリさせた。
このダメージ+盗み特技のガッカリ度は、次作の【ぬすっと刈り】にも受け継がれることとなる。

ちなみにこの特技を使って本気でアイテムを盗みたいなら、相手を倒してしまわないように【どくばり】を使おう。
Ⅶの毒針の即死効果はザキ耐性に左右されるので、ザキ耐性が完璧なモンスターなら即死させることは無い。
毒針を装備できるキャラはマリベル・ガボ・メルビンの3人。
ダンスニードルから全員分の毒針を手に入れ、目当てのアイテムを持つモンスターに向かって3人で延々とぬすっと斬り…。
アイテムコンプリートの道は険しい。
もっとも、そんな事をしなくとも4人で盗賊系に転職して狩りまくった方が早かったりもするのだがw

モンスターでは現代ダーマの【さんぞく兵】【さんぞくマージ】が使ってくる。
これを食らっても自分のアイテムが盗まれるなんてことはなく、威力も通常攻撃と同じ。
そのため特に意味は無いが、なかなか面白い演出である。

3DS版

職歴廃止に伴い、盗賊★8と【バトルマスター】★5で覚えるようになった。
簡単に覚えられるようになったが、効果は変わっていないのでやはり使う機会は皆無。

DQMJ1、DQMJ2、テリワン3D、イルルカ

【ハンター】などのスキルで習得できる。
ジョーカーシリーズでは攻撃力が0.1倍に下がり、盗める確率が一気に上がった為、価値が急上昇。
パーツやメダル集めなど、アイテム収集の効率が一気に上がるので、使えるモンスターを4体揃えておきたい。
特にクリア後に戦えるモンスターからレア武器を入手するにはこれが無いと相当厳しい。

イルルカ3Dでは超Gサイズから【しんせいの宝珠】を剥ぎ取ったり、特定の敵から武器強化の素材をこれで盗む必要が
ある為、今まで以上に価値が急上昇。
しんせいの宝珠を盗む際は、パーティの3枠を盗っ人要員にし、残りの1体を新生配合で【会心かんぜんガード】を搭載した
みがわりメタキンにするのがおススメ。敵の攻撃を殆どシャットアウトできるので、安全に盗むことが可能。

最終更新:2014年03月08日 11:45