不思議のダンジョンシリーズに登場する草の名前で、「おとぎりそう」と読む。
薬草以上の回復力で、HPを100回復し、なおかつ目潰し、混乱、まどわしの
状態異常も回復するという優れもの。HPが満タンだと最大HPが2増える。
トルネコ3では回復量が50に減ったが、【しんぴの草】や祝福を行えばHPが全快する。
HP満タン時にしんぴもしくは祝福のを飲むと最大HPが3増え、両方ならば4増える。

これは不思議のダンジョンシリーズを開発したチュンソフトの同名作品「弟切草」に由来しており、
同ゲーム中で弟切草は万能薬として描かれている。

なお、弟切草はオトギリソウ科の実在する植物であり、黄色い美しい花を咲かせる。
実際に傷薬として用いることは可能。
また、葉の裏を光に透かして見るといくつかの黒点が見られるが、これは古くは平安時代にこの草を
原料とした秘薬の秘密を漏らした弟に怒った兄が切り殺し、その際に飛び散った返り血と言われている。
もちろん実際はそうではなくヒペリシンという成分が含まれており、それが光に作用してそう見えるにすぎない。
ただ、そうした暗い伝説を持つことからか、花言葉は「復讐」である。

最終更新:2012年03月21日 22:34