概要
ドラクエにおける女性専用武具の多さ、異常な性能の良さを語る際に使われる言葉。
味方キャラの性別を選べるⅢ、Ⅳにて散見される。
【セクハラ装備】とは切っても切れない関係であり、近年では強力なセクハラ装備が増加傾向にあることを見ても女尊男卑を後押ししている要素でもある。
いくら強力とは言っても当の女性陣からしたら非常に複雑な気持ちであることは確かだろう。
DQⅢ
歴史は意外と古く、既にFC版Ⅲから傾向が見られる。
一足先にMSX/MSX2版に登場していた
【あぶないみずぎ】が女性専用装備としてFCに初登場し、さらに
【ゆうわくのけん】と
【まほうのビキニ】が新登場した。
ただし、危ない水着はMSX/MSX2版と異なり特殊効果はなく守備力が極端に低いため実用性は皆無。
誘惑の剣は遊び人最強武器、魔法のビキニは武闘家・商人・遊び人最強鎧であるが、これらの職業の女性がやや有利になる程度であった。
リメイク版では上記の3種類の装備に加え、さらにたくさんの女性専用の防具や装飾品が登場する。羅列してみると
こんなにある。
このうちパーティードレス以外は、女性でありさえすればどの職業でも装備できる。
これのおかげで職を気にする事無く仲間うちで使い回ししまくることができ、異常に便利になってしまう。
またこの汎用性の恩恵を受けて、装備品が少ないはずの武闘家や盗賊が充実した装備になる。
中でも特にマズいのは、光のドレスが、女性なら全員装備可能、かつ伝説の
【ひかりのよろい】をも凌ぐぶっ壊れた性能の最強防具であることだ。
そしてそれがクリア後のすごろくとはいえ、いくつでも店で買えてしまうからもうえらいことである。
そして、これらの装備品による差別化に加え、リメイク版での追加要素
【性格】のひとつ、
【セクシーギャル】の存在があまりにも大きい。
全ての能力が平均以上に上がるというこの女性専用の性格のおかげで「リメイクⅢは全員女性にせよ」というセオリーが確立してしまった。
DQⅣ
勇者のみが性別を選べるが、FC版でも皮のドレス、
【ピンクのレオタード】、光のドレス、
【きんのかみかざり】と男勇者が装備出来ない女性専用防具が盛りだくさん。ただし所詮は中盤の防具ばかりであり、最終的な装備では男女変わらない。
唯一終盤まで使われる可能性のある光のドレスは、自動マホカンタという微妙に使いにくい性能。
単純に選択肢が多くて損する事は無いが、女性一択と言うほどではない。
リメイク版ではさらに、マジカルスカートと
【てんしのレオタード】が追加された。
その分敵も強化されており、特に第6章のボスである
【エビルプリースト】が使う灼熱と輝く息(強)は150~220のダメージもあるため、ここをブレス耐性無しで挑むのはとてもキツい。
守備力が高い
【はぐれメタルよろい】や
【てんくうのよろい】にこだわると炎吹雪耐性が無くなってしまうが、女性には天使のレオタードが装備できるというアドバンテージがある。
これを装備すれば炎吹雪のダメージを2/3に抑えつつ、そこそこの守備力も得られるため、最終決戦でも大きな助けとなる。
しかも勇者はHPが高いので、女勇者であれば倒れる可能性はないといっても過言ではなく、男女差が歴然としてしまった。
また、勇者の男女装備差以外にも、導かれし者たちの能力にも男女で格差が見られる。
まずは、前衛の戦士系である
【ライアン】、
【アリーナ】、
【トルネコ】から見ていこう。
ライアンは装備品の充実度と高HPによる耐久力が利点となるものの、アリーナの高い素早さと会心率(と
キラーピアス)の魅力が圧倒的すぎるため、彼女が選ばれる事が多い。
リメイク版ではアリーナのHPが下方修正されたが、防具の選択肢が増えて耐性面でライアンと並ぶようになってしまったため、総合的な耐久力は以前と変わっていない。
トルネコはFC版・リメイク版とも
特殊行動のせいで安定して動かないため、大多数の人にベンチウォーマーにさせられる。
そして、魔法使い系ではもっと男女差が歴然としている。
【ブライ】は
【マーニャ】に比べて攻撃呪文の幅が少ない、ステータスがどれも低いと良い所が無い。
【バイキルト】などの補助呪文はマーニャには無い強みだが、FC版では
【めいれいさせろ】が無い上にAIがこの手の補助を全く使わないため、9割がた死に呪文となってしまっている。
リメイク版ではめいれいさせろの追加によって存分に補助呪文を活かす事が出来るようになった……のだが、あろうことかマーニャの能力値が大幅に上方修正されてしまった。
そんな訳で、クリフト以外は女性のパーティになる事も珍しくなかった。
最終更新:2013年10月06日 12:46