概要

ⅠやⅧ、Ⅸなどに登場した【がいこつ】系統の最上位種。影の騎士。
真っ黒なゾンビの騎士で、その名の通り騎士の影が魔物となったものらしい。
同種はがいこつの他、【しりょう】【しりょうのきし】【がいこつけんし(Ⅳ)】がいる。
また共演していないが【しにがみ(Ⅳ)】もいる。


本編

DQⅠ

FC版では黒一色という思い切ったデザイン。外見のインパクトはかなりのものがある。
攻撃をかわす確率が高い上、呪文が全く効かない強敵。
攻撃力はそれほどでもないが、回避率のおかげでこちらの被害が大きくなる。
特に、あと一撃だからといって自分の回復を怠ると痛い目を見る。
なお、ダンジョン内にいそうなイメージだが、屋外にしか出ない。
ダンジョンでは背景が真っ黒なので全く見えなくなってしまうからだろう。

リメイク版

真っ黒ではなく「灰色っぽいがいこつ」という風采の上がらない姿に。
おまけにFC版では(わかりにくいが)持っていた剣を失い素手になってしまった。
やはり身かわし率は高いがギラやラリホーが少し効くようになり、HPもしりょうのきしより低くなった。

DQⅦ(3DS版)

PS版では未登場だったが、3DS版にてトクベツなモンスターとして登場。
これにより、トルネコ3に引き続き本編でも設定の被っている【シャドーナイト】との共演を果たすこととなった。
同じような能力で4種類出ている下級種族とは違い、そこそこの実力はある。
マヒ攻撃を仕掛けてくるが本作ではそうそう引っかからないので、他に危険な敵があるなら後回しでいい。

DQⅧ

【闇の世界】に出てくるモノクロモンスターのうちの一匹である。ちゃんと剣を持っており、表記が「影の騎士」になった。
回避率がないが麻痺攻撃と眠り攻撃を駆使する。
暗黒魔城都市崩壊後は【ダメージ軽減能力】を備えた上にステータスも全体的に上がった強敵に。
だが、報酬はなぜか下がっていて嫌なモンスターに。相対的に見てもそこまで弱くはないのだが。
ドロップアイテムは通常枠が【まんげつ草】、レア枠が【せいどうの盾】

DQⅨ

夜のガナン帝国領や【ガナン帝国城】、一部の小島や高台に出現する。
ゾンビ系で真っ黒だからか、氷と闇には強く、炎と光属性の攻撃に弱い。
今回は回避率もダメージ軽減能力もないが、ヘナトスやルカナンでこちらのパラメータを下げてくる。
戦士系を無力化させられても平気なように、特技や呪文などの準備はしておきたいところ。
ドロップアイテムは通常枠が【よるのとばり】、レア枠が【おしゃれなスーツ】

不思議のダンジョンシリーズ

トルネコ2

がいこつけんし系統最上位で【試練の館】のみの登場。
【盾はじき】をしてくるが、盾に【わざふうじの盾】が合成してあれば特に問題ない。
しかしGBA版では技封じがなかなか手に入らないので、盾はじきは絶対に受けないように。
もし素手でこいつに斬られた場合、一撃で300はもっていかれる。
当然、ゾンビ系の共通能力である【お墓】も残す。
経験値が【だいまじん】を超える4500で、しかも何度でも復活するのは魅力的だが、
技や装備外しを食らうと瞬殺されるリスクがあることを忘れないように。

トルネコ3

ただ黒っぽかったトルネコ2から進化し、ほぼ真っ黒になった。
技は【アイテムはじき】に変わり、技封じの手段がほぼ無くなったのも手伝ってかなり厄介。
なお、系統的にはしりょうのきしの下位種になっている。
しかし【封印の洞くつ】では前半にしりょうのきしLv1が、後半に高レベルのこいつが出るので、体感的には最上位のまま。

少年ヤンガス

アイテム弾きを行ってくるのは同じだが、最大の問題はその視認性の悪さ。
黒いだけでなく薄くなり、シャドーなんかよりよほど「見えないモンスター」になっている。
うっかり見逃していたところにアイテムを弾かれて大惨事……なんてことも。
困ったことに【魔導の宝物庫】の100階以降にもランダムで出現するので全く気が抜けない。
能力とは別なところで、ゲーム中1、2を争う嫌なモンスターと言える。

DQMBV

【レジェンドクエストⅠ】に敵として登場する。
また、レジェンドクエストⅠをSランク以上でクリアするとカードを貰えるので、こちらで使用可能となる。
ステータスはHP:814 ちから:91 かしこさ:44 みのまもり:88 すばやさ:35。
技は「ドルマ」と「のろいの乱舞」。
前者は暗黒呪文。あまりかしこさが高くないので、威力には期待出来ない。
後者は敵単体を斬りつけて、時折呪いの追加効果がある技。
基本的に死霊の騎士のモーションの使い回しである。

また、戦士と組む事で、のろいの乱舞が「暗黒の剣技」に変わる。こちらは新技。
影と一体化し、そこから飛び出して敵単体をひたすら斬りつける。その後はやっぱり頭が取れる。
こちらは呪いの追加効果が無い代わりに、暗黒属性が加わり、会心の一撃発生率が多少上がった。
しかし、両方の技が暗黒属性になるのでご利用は計画的に。

回避率が多少高めに設定されており、打撃耐性もあるのでちょっとは使いやすいかもしれない。
ただし、レジェンドクエストⅠをほぼ満点でクリアしないといけないので、ある程度攻略本やサイトを参考にしないと厳しいかも。

最終更新:2013年12月23日 10:54