DQⅨ

Ⅸに登場する宝の地図の一つ。
この名前はあくまでも俗称であり、正式な地図名は「見えざる魔神の地図Lv87」。名前の由来は発見者のプレイヤー名から。
入口は、【カルバドの集落】からほぼ真っ直ぐ東に行った花畑の所である。洞窟と敵のタイプは15階構造の自然タイプE・D・C・B。
この地図、普通に潜っている限りはごく普通のものである。
だがこの地図の凄いところは、最下層であるB15Fは【メタルキング】のシンボルしか出てこない事。これに尽きるだろう。
あっちを見てもこっちを見てもメタキンしか居ない光景は圧巻の一言に尽きる。
しかし、実際に戦闘に入るとメタルキングしか出現しないのかというと、そんな虫のいい話ではもちろん無く、お供として強力なモンスターが出て来ることも多い。
特に防御無視の痛恨で500弱のダメージを与えてくるギリメカラは超危険。
他にも高い攻撃力を持つスターキメラやアイアンブルドー、2回行動する上にいてつく波動や守りの霧まで使うヘルミラージュなど、
お供に鬱陶しい面子が勢揃い。一方で、だいおうクジラはその図体のでかさの都合上出て来ない。
ついついメタルキングの経験値に目が行きがちだが、お供の敵への対抗策も忘れない事。
しかもⅨではメタルキング自身も結構強かったりする(攻撃力318)。
こちらの守備力が200程度で100前後ものダメージを食らうので、 下手するとお供の敵だけでなく、メタキンにも逆に狩られかねない。
また、ストーリー攻略中のプレイヤーがすれちがい通信で手に入れたこの地図に無謀にも潜り、
メタキンフロアに辿り着くまでに他の敵にボコボコにされた例も報告されている。
潜るのであれば、せめてパーティーを地図の敵に対抗できるレベルまで鍛える事が最低条件だ。

メタキンオンリーの種類の地図は他にも存在するが、この地図はその草分け的存在であり、
すれちがい通信であっという間に日本国中のプレイヤーに広がり、数多のプレイヤーに恩恵をもたらした。
発見された当時はあまりの性能の良さからPAR等の不正な改造ツールによる産物ではないかという声も上がっていたが、
その当時はまだそこまで解析が進んでいなかった点、そもそも改造ツールを使うなら
もっと楽にレベル上げする方法が幾らでもある点などから、その線は否定されることとなった。
後にスクエニの社長もそういった地図が存在することについて言及している。
最初からリクエストしない、繁華街での不特定多数の人間とすれ違い通信をした場合、
結構な確率で貰えた事が多く、メタキンオンリー地図をもってない状態では非常に有難いのだが、
魔王系以外の地図は一枚だけ持っていれば充分であり、繁華街などのすれ違いでまさゆきの地図ばかり
貰っては処分してたユーザーも多いだろう。

ちなみに、モンスターバトルロードビクトリーでは、
配信されているレジェンドクエストⅨに、「見えざる魔神の地図」という名称でメタルキング3体と戦う章がある。
モンスターバトルロードの公式大会にまさゆき氏本人がゲスト出演した事もあり、背景も通常の洞窟とは違ってメタルキングがうじゃうじゃしているため、これの元ネタはおそらくこの地図の事だろう。

最終更新:2013年05月30日 02:51