DQM

モンスターズ1の異世界のひとつ。星降りの大会に優勝してエンディングを迎えた後に挑戦できる、魔王が主を務める旅の扉の一つである。「まかいのとびら」とも言われる。
名前の由来は、ボスの【ミルドラース】が魔界の王であることから。ミルドラースは人間形態の方で、変身はしない。

全30階層。物質系オンリーの旅の扉だが、【ゴーレム】【うごくせきぞう】といった他の扉で主として出て来るモンスターに加えて、【あくまのツボ】【ようがんまじん】【ひょうがまじん】【ミミック】【ゴールデンゴーレム】が出て来ない。
他国マスターしか持っていない溶岩魔神、氷河魔神は出て欲しかったところである。
深層では【キングレオ】の配合素材として有用なキラーマシンが出る。
また、【バルザック】などの強敵も居るので、気を引き締めていこう。配合素材を集めるためにも、有効に狩りを進めると良いだろう。

この扉に入る為には、クリア後にバザーでタイジュの国の優勝祝いに焼肉パーティーをしているあらくれ二人に、召喚系特技が使える仲間を見せる必要がある。余興が欲しいということで、手品のように魔物を出す召喚が見たいと言い出すのだが、いざ連れて行くとモンスターが見世物にされるのは嫌だと拒絶する。正直格闘場での試合も見世物みたいなものだと思うが。
そして無理を言ったお詫びに、旅の扉を開いてくれる。しかし、あらくれの言う物質臭いとは一体どんな臭いなのだろうか。
召喚の特技を使えるモンスターが滅多に居ないことを考慮してか、【バザーのとびら】の時と違い、今回は見せるだけでOK。

ボスのミルドラースは、影が薄いことが公式ネタなのは定かではないが、「私が誰であるか、そなたらは知っておろう?」(PS版では「お前らは知っておるな?」)という台詞の後、何故か「はい/いいえ」の選択肢が出てくる。何故出したし。
ここで「いいえ」を選ぶと、「知らぬというか!このたわけが!」(PS版では「なんと知らずにここまで来たのか、このたわけめが!」)と憤慨する、実に大人気ないミルドラースが見られる。ちなみに「はい」を選んでも、一応自己紹介してくれる。

ミルドラースの特技は、【メラゾーマ】【イオナズン】【ギガデイン】と、セールスポイントも面白味も無い。
打撃が少々痛いので、スクルトを使った後にマホカンタを使えば、ほぼ完封出来る。
HPは5000と少々低めだが、それ以外の能力は魔王の中でも上位なので、半端な能力では傷を負わせることすら困難である点には注意。
ギガスラッシュやジゴスパークほどの強力な特技が乱れ飛んだりせず、召喚等の厄介な絡め手も無いので、その点では組し易い相手。
倒すと「こんなことが起こるわけが無い……。おお、そうか!これは夢なのじゃな?」と現実逃避しながら消滅する。どうしてこんな扱いに……。
一応モンスターズの世界はテリーとミレーユ姉弟の夢の中の物語なので、間違ってはいないのだが。
余談だが、ゾーマはテリーのことを知らなかったが、何故かミルドラースはテリーの名前を知っている。

テリワン3D

クリア後の魔王の扉が軒並みカットされた為、この扉も無くなっている。
扉そのものも役割が置き変わったりせずに消えて無くなっており、バザーの端に何かありげな怪しいスペースだけを残しているだけである。
あるいは、新しく出来た路地裏の奥に扉が出現しているので、そちらに場所を移したのかもしれない。

最終更新:2013年03月25日 22:21