ドラゴンクエストの世界観を実写映像にて再現したオリジナルビデオ作品。1988年発売。
設定は主にロトシリーズの世界観がもとになっている。
このビデオ、バブル期に制作されただけあってかなり豪華な作品
(庵野秀明氏が出演しているなど。ちなみに制作費は1億5000万円)
なのだが、その一方でツッコミどころが満載でもある。
一例を挙げると、
- 街の住民や王様がどう見ても外国人顔。その一方で主人公一行は普通に日本人。
- 竜王(変身前)やヒミコの特殊メイクが印象的。
- 主人公はⅢなのに、仲間はⅡのサマルとムーン。そしてラスボスはⅠの竜王。(BGMはシドーとゾーマ)
- スライムがグロい。ただでさえグロいのに鍋に放り込まれて溶ける。
- そのスライムが溶けた鍋を主人公が何故か持って逃げる。
- 賢者(サマル)が魔法使い(ムーン)に出会ったとき、右手を手袋から外して丁寧にぬぐっている。
以上のようにいろいろと突っ込みどころは満載だが、CGや特殊撮影を駆使するなど、当時としてはかなりの技術で作られているので、
一度見てみる価値はあるだろう。
ちなみに、この作品で使用されたロトのつるぎの塩ビレプリカも市販されていたが、すでに絶版になっている。
最終更新:2012年12月12日 20:14