概要

Ⅵに登場するモンスター。
群れをなして厄災をもたらす、金色の小悪魔。
【ベビーゴイル】【ダークゴイル】の上位種にあたる。

DQⅥ

【湖の穴】の地下洞窟にのみ出現する。
通常攻撃の他にメラミを唱え、時々同種の仲間を呼ぶ。
序盤~中盤でこそ猛威を振るうメラミも、この時点では完全に力不足。
ステータスもそれほど突出して秀でているものがあるわけでもなく、
おまけに下位種のダークゴイルよりも攻撃呪文に対する耐性は低くなっている。
下位種同様に【浮遊系】なためとびひざげりが有効ではあるが、一応仲間を呼ぶので
複数攻撃用の呪文でまとめて片付けてしまったほうが面倒がないと思われる。
個性的な特徴と言えば、最後尾に居るキャラクターを皆で集中攻撃する性質を持ってはいるのだが、
それで苦戦するほど攻撃力は高くないのが現実。また、逃げ出すこともある。
落とすアイテムはただのぬのきれ。

また、【スライム格闘場】でもGランク・エキスパートクラスの2回戦に登場する。
キラーバット×1・【ヘルジャッカル】×1・キラーバット×1で登場。
が、Gランクの1回戦は地獄の1回戦として知られる【メガボーグ】【メガザルロック】【キラーマシン2】【じごくのたまねぎ】のカルテット。
明らかに1回戦よりも雑魚……なのだが、1回戦に備えて守備力重視の装備で挑むと、メラミ連発やヘルジャッカルの氷の息でハメ殺されることもあるという孔明の罠。
装備品は守備力と耐性のバランスをよく考えよう。
ちなみに仲間を呼ぶので、全体攻撃できる手段がないと戦闘が長引くこともある。
というか援軍はアリなのか……?
さらにSFC版では逃走することもあった。色々とやりたい放題である。

上記の通り、一度通り過ぎれば再び行く理由がない湖の穴と、クリアに必要のないスライム格闘場にしか登場しないため、
系統最上位種ではあるものの、印象に残っていないプレイヤーは多いと思われる影の薄いモンスターでもある。
特にSFC版では一度も出会わずにダンジョンを突破してしまえば、存在すら気付かない人もいるだろう。
スライム格闘場を利用するならは話は別で、DS版では洞窟内でも一度でも出会っていればモンスター図鑑があるのだが。
同ダンジョンには【エビルワンド】【ラストテンツク】【ブチュチュンパ】などの
厄介かつ個性的なモンスターが多く出現するのも、コイツの影の薄さに拍車をかけていると言えるだろう。
こいつも含め、Ⅵでは【スケアリードッグ】【ウィングデビル】【ダークサタン】等、下位種が強いインパクトを残しているのに対し、
上位種になるほど存在感が希薄になっていくモンスターが多い。
Ⅵでは序盤~中盤に同じ敵がやたら出てくる(【ストーンビースト】など)分、終盤は生息範囲の狭い敵が多くなる点や、
戦闘回数を重ねると飛躍的に戦力が伸びる職業システムなどのアオリを受けた形である。

ちなみに、Ⅶでもこの系統は続投したものの、キラーバットはダークゴイル共々欠席している。
代わりに【スモールデッド】が系統最上位の座についたが、なぜかこちらも妙に弱い。

最終更新:2014年02月03日 11:29