概要

自分以外の他者を戦闘に呼び寄せる行動。
本編及びトルネコシリーズにおいて敵が新たにモンスターを呼び寄せるものと、
モンスターズ1・2における特技としてのものが存在する。

本編シリーズ

敵専用の特技で、使用されると新たに追加のモンスターが登場する。
大きく分けて、「同種の仲間を呼ぶ」ものと、「同種以外の仲間を呼ぶ」ものが存在する。

仲間呼びの名手としては、【マドハンド】系や【まものつかい】などが有名。
逆に、よく呼ばれることで有名なのは【ホイミスライム】【ベホマスライム】などの回復係のモンスター。

敵が勝手に増えることを利用し、仲間を呼ぶモンスターでレベル上げをするプレイヤーも多い。
【オートレベルアップ】などに利用することもできる。


DQⅡ

敵味方ともにパーティシステムが導入された今作から登場。
後の作品と異なり「助けを呼ぶ」ことで50%の確率で自分と同種のモンスター1体を呼び出す。
また、FC版では現れたモンスターは呼ばれたターンに限り敵の通常攻撃によるダメージを半減することができる。


DQⅢ

同種以外のモンスターを呼ぶタイプが登場。
どちらの場合も基本的に失敗することはなくなった。

異種のモンスターから仲間に呼ばれるモンスターの中でも【ごくらくちょう】は普通に遭遇する機会が滅多になく、
誰かに呼ばれて乱入しベホマラー → 逃げるだけを行うことの多い「呼ばれ役」モンスターである。
また、マドハンドは同種呼びと異種呼びの両方を使いこなす。


  • 異種呼びをするモンスター
仲間を呼ぶ側 呼ばれる側
【さまようよろい】 【ホイミスライム】
【スライムつむり】
【マミー】 【くさったしたい】
【シャーマン】
【ゾンビマスター】
【マクロベータ】
【どくどくゾンビ】 【ゾンビマスター】
【グール】
【コング】 【ごくらくちょう】
【キングマーマン】
【ドラゴン】
【マドハンド】 【だいまじん】

DQⅣ

今回から特殊な仲間呼びが2種類登場している。
複数を同時に呼ぶタイプ呼ばれた仲間が即行動するタイプが登場。詳細は当該項目を参照。

今作では【はしりとかげ】がベホマラー&逃走係を受け継いでいる。
また、【トーテムキラー】は同種の仲間呼びと複数呼びの両方を使用する。
さらに、今作から【ピサロナイト】【アンドレアル】など、ボスモンスターも使用するようになった。


  • 異種呼びをするモンスター
仲間を呼ぶ側 呼ばれる側
【ひとくいそう】 【ホイミスライム】
【さまようよろい】
【コンジャラー】
【コンジャラー】 【テベロ】
【ドラゴンパピー】 【ドラゴンバタフライ】
【しにがみきぞく】 【さまようたましい】
【しりょうつかい】 【しりょうのきし】
【ボーンナイト】
【バアラック】 【ベホマスライム】
【ライバーン】 【はしりとかげ】
【グリーンドラゴン】
【ライバーンロード】 【バアラック】
【ブラッドハンド】 【じごくの番犬】
【ピサロナイト】 【アイスコンドル】

DQⅤ

今回も特殊な仲間呼びが1種類登場している。
仲間を呼んだ次のターンにモンスターが現れるタイプが登場。詳細は当該項目を参照。
それ以外では複数呼びタイプと防御タイプも続投している。

今作では仲間呼びに特化したモンスターとして【まものつかい】【エビルマスター】が登場している。
前者は実に4種類ものモンスターを呼び出すことができ、
後者は強力な【ブルーイーター】を呼び出すことで多くの冒険者達を全滅に追いやった。
また、ラスボスの【ミルドラース】(第一形態)が使用するものは少々特殊で、一度に2体を自分の両脇に呼び出す。
既に片側に1体だけ居る場合は反対側にのみもう1体呼び出し、両側に居る場合はこの行動を選択しなくなる。


  • 異種呼びをするモンスター
仲間を呼ぶ側 呼ばれる側
【くさったしたい】 【がいこつへい】
【リビングデッド】
【まものつかい】
【ニセたいこう】
【つちわらし】 【ホイミスライム】
【わらいぶくろ】
【さまようよろい】
【わらいぐさ】 【わらいぶくろ】
【まものつかい】
【ニセたいこう】
【まものつかい】 【ダークマンモス】
【まものつかい】 【ベホマスライム】
【マムー】
【マザーオクト】
【マドハンド】 【ゴーレム】
【メタルドラゴン】
【エビルマスター】 【ブルーイーター】
【ゆうれいせんちょう】 【シードッグ】
【キャプテンクック】
【ミルドラース】 【あくましんかん】×2
【ミルドラース】 【キラーマシン】×2

DQⅥ

今回は【ムドー】専用の行動として【しもべ呼び】【大声でしもべを呼ぶ】が登場。
また、複数呼びタイプと次のターンで現れるタイプも続投している。
その一方で防御タイプの仲間を呼ぶは登場しなくなった。

仲間を呼ぶをメイン戦術とする【エビルポット】【のろいのランプ】【まおうのランプ】が登場。
また、今作では【スライム格闘場】にも仲間を呼ぶモンスターが登場するのだが、
仲間を呼ばれ続けると持久戦に持ち込まれた上で引き分けにされてしまうこともある。


  • 異種呼びをするモンスター
仲間を呼ぶ側 呼ばれる側
【ことだまつかい】 【しのどれい】
【エビルポット】 【ヒートギズモ】
【デビルアーマー】 【ホイミスライム】
【スライムつむり】
【グレートペリカン】
【じごくのもんばん】
【ようじゅつし】 【ぬけがらへい】
【マドハンド】 【ダークホーン】
【ブラッディハンド】 【トロル】
【のろいのランプ】 【ランプのまじん】
【ミラルゴ】
【マミーウィスプ】 【ベホマスライム】
【ガーディアン】
【ブースカ】
【まおうのランプ】 【ランプのまおう】

DQⅦ

今回は【オルゴ・デミーラ】専用の行動として【肉片飛ばし】が登場。
特殊なタイプでは複数呼びタイプだけ続投となり、次のターンで現れるタイプも登場しなくなった。

今作では【ヘルクラウダー】【ベビークラウド】を呼ぶということが彼を強敵たらしめる一因となっている。
また、【まじんブドゥ】は通常のエンカウント率が低いため、
【まじんブドゥの心】を求めて狩る際などは【ブドゥのランプ】にあえて呼ばせる手もある。


  • 異種呼びをするモンスター
仲間を呼ぶ側 呼ばれる側
【メランザーナ】 【ナスビナーラ】
【グリーンドラゴン】 【ホイミスライム】
【おどる宝石】
【ボーンライダー】
【アンドレアル】
【笑いぶくろ】 【ふゆうじゅ】
【よろい竜】 【アイアンタートル】
【デスキャンサー】
【くもの大王】 【ベビークラウド】
【ヘルクラウダー】
【呪いのボトル】 【リビングスタチュー】
【のろいのランプ】 【ランプのまおう】
【ブラッドハンド】 【ホールファントム】
【ブドゥのランプ】 【まじんブドゥ】
【マシンマスター】 【からくり兵】

DQⅧ

今回はキャラクターやモンスターに応じた特殊な仲間呼びが複数登場している。
【わかめ音頭】【ふたつにわかれる】【分身】【空間をきりさく】【◯◯と△△を呼ぶ】が登場。詳細は当該項目を参照。
また、防御タイプの仲間を呼ぶが若干仕様を変えて再登場している他、
それ以外では複数呼びタイプが引き続き続投している。

3D化に伴ってか、かなり特徴のある仲間の増やし方をする行動が増えた。
複数体が同時・あるいは連続して出現するものも多いのも特徴の一つ。
また、久々に登場した【ごくらくちょう】とその上位種の【あんこくちょう】が、
Ⅲと同様に誰かに呼ばれてベホマラーを唱えるといった行動を取ることがある。


  • 異種呼びをするモンスター
仲間を呼ぶ側 呼ばれる側
【わらいぶくろ】 【ホイミスライム】
【さまようよろい】
【リンリン】 【デンデン竜】
【じごくのよろい】 【ベホマスライム】
【ダイス・ド・デビル】 【メガザルロック】
【ブラッドハンド】 【ごくらくちょう】
【デュラハーン】
【ヘルガーディアン】
【スケアフレイル】 【あんこくちょう】
【ブラッドハンド】 【だいまじん】
【ダークデーブル】 【ヘルガーディアン】
【ドン・モグーラ】 【モグラの子分】

DQⅨ

一転して種類が減り、特殊なタイプの仲間呼びは登場しなくなった。
Ⅲの時と同様に、同種か異種、それぞれ1体を呼び出すタイプのみとなっている。

種類が減っただけでなくボスが仲間を呼ぶこともなくなっている。
そんな中にあっても回復系スライムの人気だけは相変わらずで、
【ホイミスライム】【ベホイミスライム】【ベホマスライム】【スライムベホマズン】は、
皆剣士タイプのモンスターの誰かしらに呼ばれている。


  • 異種呼びをするモンスター
仲間を呼ぶ側 呼ばれる側
【わらいぶくろ】 【みならいあくま】
【さまようよろい】 【ホイミスライム】
【もみじこぞう】 【メイジポンポコ】
【じごくのよろい】 【ベホイミスライム】
【まだらイチョウ】 【ブラックタヌー】
【ようがんピロー】 【マグマロン】
【キラーアーマー】 【ベホマスライム】
【スライムジェネラル】 【スライムベホマズン】

モンスターズシリーズ

どこからともなく現れた仲間が敵全体にランダムで攻撃を仕掛ける特技。
成功率は50%で、攻撃回数は1~4回。一撃あたりの威力はレベルに応じて上昇する。
消費MPは4で、属性は【仲間招集】
Lv23以上で、なおかつステータスの値が一定以上だと【おおごえでさけぶ】に進化する。

DQM1


特に相手が単体の時に威力を発揮し、上手く決まれば結構なダメージも望める特技なのだが、
50%の確率で不発に終わるのではそもそも戦略に組み込むこと自体が難しい。
同様のことは上位技である「おおごえでさけぶ」にも言うことができる。
対戦では基本的に3対3なのでダメージも分散しがち。メインの攻撃手段にするのは厳しいだろう。

DQM2

1で登場したモンスターに加えて、以下のモンスターが習得する。
【バピラス】【アロードッグ】【ゆうれいせんちょう】【イルカちょうちん】【イカずきん】

特技としての仕様は1の時と変わっていない。

不思議のダンジョンシリーズ

そのフロアに特定のモンスターを呼び寄せる。
本編シリーズのものと同様に同種のモンスターを呼ぶもの、異種のモンスターを呼ぶもの、
複数体を同時に呼ぶものなど様々なバリエーションがある。
基本的に攻撃対象と隣接している状態でしか仲間を呼ぶことはできない。
また、状況にもよるがやはり経験値稼ぎに利用することもできる。

トルネコ2

同種の仲間を1体呼ぶのは【ぐんたいアリ】のみ。
レベルと盾がしっかりしているなら、わざと仲間を呼ばせて経験値稼ぎをするのも良い。

他のモンスターは以下のような仲間呼びを行う。
仲間を呼ぶ側 呼ばれる側
【マドハンド】 【うごくせきぞう】1体
【ブラッディハンド】 【だいまじん】1体
【シャーマン】 そのフロアに出現するゾンビ系モンスター1体
【エビルポット】 そのフロアに出現するモンスター3~5体
【邪悪な箱】 そのフロアに出現するモンスター3体
ダメージを受けた際に呼び出し、自身はワープする
シャーマンは呼ばれたモンスターもしくはシャーマン自身が倒されると【お墓】になり、
それを生き残った方が復活させるためキリがない状況に陥ってしまうこともある。
また、エビルポットは一気に数体召喚するため非常に危険。エビルポットがエビルポットを呼ぶことすらある。
どちらも通路で戦うことで被害を最小限に抑えることができるので、まずは通路に誘い込むと良い。

マドハンドとブラッディハンドは隣接した時点でコイツらを倒すなりなんなりしないと移動ができなくなり、
その状態でうごくせきぞうやらだいまじんやらを召喚してくる。
逃げることもままならないまま召喚された敵の相手をし、その間にまた新たに敵を呼ばれる……
……などとなるとどうしようもない状況に陥ってしまうので、非常にもどかしい思いをすることもしばしば。

邪悪な箱は出現フロアの関係上呼び出されるモンスターも強敵揃い。
とはいえ召喚させないということもできないので、強敵との連戦は覚悟するしかない。

トルネコ3

基本的な仕様は変わっておらず、故に対処法も変わっていない。
ただし、仲間を呼ぶモンスター自体は倍近く増えている。

同種の仲間を1体呼ぶのは【ぐんたいアリ】【タップペンギー】【岩とびあくま】
【リビングデッド】【バブリン】【プヨンターゲット】【ポムポムボム】の7種族。
召喚されたモンスターのレベルは召喚したモンスターと同じ。
全て仲間を呼ぶことができるのは敵状態の時のみで、仲間になった後や変身中は仲間を呼ぶことはできない。
(バブリン、プヨンターゲット、ポムポムボムは変身中に動作だけはできるが、実際に呼ぶことはできない)

自分とは違うモンスターを呼び出すのは、【マドハンド】【ブラッドハンド】【シャーマン】【エビルポット】の4種族。
マドハンドはうごくせきぞう、ブラッドハンドはだいまじん、シャーマンはくさった死体を呼び、
こちらで呼ばれるモンスターのレベルはダンジョンごとに設定されているものになる。
エビルポットはそのフロアに現れるモンスターを1~5体召喚する。
ただし、マドハンド、ブラッドハンド、ようがんまじん、ひょうがまじんが呼ばれることはない。

また、エビルポットだけは仲間になった状態でも敵の時とは違った形で仲間を呼ぶを使用することができる。
ポポロで話しかけた際に使用可能で、フロア内に居る全ての仲間モンスターを画面内にワープさせることが可能。

少年ヤンガス

消費疲労度は15で、カテゴリは特技。効果範囲は周囲5マス以内。
敵の場合はそのフロアに出現するモンスターを1体召喚し、
味方の場合は他の味方モンスター1体を呼び寄せる。
以下のモンスターが最初から習得している。
【マドハンド】【ブラッドハンド】【ぐんたいアリ】【ラリホーアント】
【メタッピー】【うみうし】【ガニラス】【じごくのハサミ】【ぐんたいガニ】
【ワンダーフール】【マッドドッグ】【ダークデーブル】【ベロニャーゴ】
【くさった死体】【リビングデッド】【グール】【どくどくゾンビ】
また、【アイアンアント】がLv8で、【しましまキャット】がLv12で習得する。
トルネコ3のエビルポットと違い、味方の場合でも呼び出せるのは1体ずつなので、少々使い勝手は悪い。
なお、今作では上位の特技に【なかまたちをよぶ】というものも登場している。

最終更新:2013年06月23日 14:11