概要
プレイヤーが入力する主人公や仲間の名前。
ファミコン版のⅣまではひらがなのみで、濁点・半濁点は独立した一文字として数えられた。
以後のシリーズやリメイク版ではひらがなに加えカタカナや「ー」(音引き)なども使えるようになり、濁点・半濁点もその文字に含まれるようになったため、
好きな名前をつけやすくなった。
入力できる文字数は、本編シリーズではⅠ~Ⅷは4文字まで、Ⅸは5文字までとなっている。
名前として入力された文字も、プログラム上では番号が割り振られ、数値として扱われており、
初期の作品では、この数値にも足したり割ったり、また余りを求めたりといった演算が施されていた。
プログラムで扱える数値は何でも使ってしまおうという、当時のスタッフたちの工夫がうかがえる。
DQⅠ
勇者の名前によって初期能力値と成長パターンが決定される。
成長パターンは全部で4タイプあり、どのタイプもちから・すばやさ・最大HP・最大MPの内いずれか2つが優れているというもので、
全てにおいて優れている、あるいは平均的な能力値のタイプは存在しない。
なお、
【成文型復活の呪文】において、本来入力できないはずの数字やハイフンなどを含む勇者名が存在することがあるが、
これは復活の呪文の正否判定に「名前」が含まれていないためである。
DQⅡ
ローレシアの王子の名前によって、サマルトリアの王子とムーンブルクの王女の名前が決定される。
また、
【復活の呪文作成プログラム】には、ローレシアの王子の名前が決定されると仲間2人の名前を自動的に表示してくれるツールもある。
これを利用すると、「仲間が“コナン”と“マリア”になる名前」などを事前に調べることも可能。
DQⅢ
自分(勇者)にも仲間にも「ろと」や「ロト」という名前をつけることはできなくなっている。
冒険の書作成時に入力しようとしても「じぶんのなまえを いれてください」と表示され受け付けられない上、
登録所でも「ロトとは神に近し者、真の勇者のみがその名を名乗れる」というようなことを言われて断られる。
リメイク版では
【命名神マリナン】が登場し、一度つけた名前を変更することができるようになった。
また、リメイク版ではゲーム開始時に行われる性格診断の際に、プレイヤー自身の名前である「まことの名」を尋ねられる。
最大12文字まで入力可能なこの名前は冒険中に呼ばれることはないが、
意外な場面で使われることになる。
初プレイなら驚くこと間違いなしだろう。
DQⅣ
オムニバス形式のため各章ごとに異なる「プレイヤー」が居ることになるが、実際に名前をつけることができるのは第五章から登場する主人公(勇者)のみとなっている。
DQⅤ
この作品からカタカナなども使用することができるようになる。
また、主人公の他に
【男の子】と
【女の子】にも作中で名前をつけることになる。
DQⅥ
「命名神マリナン」の登場によって、一度つけた名前を後から変更できるようになった。
その場合でも最初につけた名前は「もとの名前」として記録されており、その名前に戻そうとするとマリナンに使える神官のセリフが変化する。
DQⅧ
名前自体は自由につけることができるが、公式で「アルス」という名前が存在している。
また、「命名神マリナン」もⅥに引き続き登場している。
DQⅧ
基本的な仕様に大きな変更はないが、今回は「命名神マリナン」が登場しないため一度つけた名前は再び変更することができなくなった。
DQⅨ
基本的な仕様は従来通りだが、この作品から5文字まで名前に使用できるようになった。
最終更新:2013年08月05日 20:24