概要
ハードがPS2に移り、グラフィック、サウンド共に大幅に向上。
全体的にアニメ調のフル3Dになったことで、回想やイベントシーンが大幅に増えた。
今作の特徴は、イベントシーンの比重が大きくなったことに伴い、
「そうだあの時は・・・」「つらい時を乗り越えて」「急げ!ピンチだ」など、イベント専用の楽曲がさらに大きく増えたことである。
これにより、ストーリーに深みが出た。
また、場所に応じて風の音や鳥のさえずり、虫の声などの環境音も効果的に取り入れられ、臨場感が一気に増したことも見逃せない。
街の曲が2曲になり、比較的穏やかな街と、活気溢れる都会の曲に分けられた。もちろん、静かな村の曲も健在である。
教会がストーリーに深く関わるようになっているため、「修道僧の決意」「大聖堂のある街」など、教会関連の曲も増えている。
フィールド専用の曲は基本的に1曲のみ(一応、闇の世界では「闇の遺跡」が流れるが、フィールド専用とは言えないし、闇の世界の滞在期間はわずかである)だが、
その「広い世界へ」は、ドラクエのフィールド曲としては珍しい曲調(似た曲としては、「戦士はひとり征く」が挙げられる)である。
豊かな世界の広がりを感じさせ、Ⅷのフィールドグラフィックとの相性も抜群である。
Ⅶで久しぶりに取り入れられた「階層ごとのアレンジ」は、地味に洞窟で残っており、
ボスの居る階層では、「ひんやりと暗い道」のアレンジである「暗い道の奥で」が流れる。
ラーミアの
再登場により、Ⅲの名曲「おおぞらを飛ぶ」が再び使用された。
オーケストラ準拠の壮大なアレンジは非常に素晴らしく、古参ファンを大いに喜ばせたことだろう。
エンディングの「空と海と大地」の中間部は、ドラクエでは初めての「ピアノ協奏曲」の形で編曲されており、こちらも特徴的である。
オーケストラの初CDでは、
【東京都交響楽団】が演奏。
ドラムセットが本格的に取り入れられた。
ボリュームが増した分、演奏時間にも影響し、CDの収録時間はシリーズ1である。
「空と海と大地」の編曲に注目されたが、CDにはピアノ協奏曲の形では収録されなかった。
場面別楽曲一覧
曲名の後にナンバリングのあるものは過去作品からの流用曲。
オープニング・セレクト画面
城
町・村
教会・聖地
施設・サブ画面
フィールド
ダンジョン
乗り物
イベント
戦闘
エンディング
ME
交響組曲収録曲
最終更新:2013年09月01日 13:35