ダイの大冒険

【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】に登場するオリジナル魔法の1つ。

一言で言えば【バーン】の放つ【メラゾーマ】なのだが、彼の持つ圧倒的すぎる魔力の為に不死鳥「フェニックス」の姿を形取り、
まるで生き物のように相手に襲い掛かる驚異の呪文に変貌しており、
古来より魔界ではその優美な姿と圧倒的な威力から、敬意を表し特別にこの名前で呼ばれるようになった。
バーンの代表的必殺技にして、彼の代名詞とも言える技。

さらに、バーンの魔力は桁違いの次元のため、「溜め」なしで連射が可能なうえに、
相手が受け止めたカイザーフェニックスに重ねる事で炎の鳥が更に巨大化するような描写が有る。
威力も折紙付きで、デイン系以外の呪文を受け付けない魔界の特殊金属で作成された【鎧の魔槍】ですら打ち破るほどである。
更に、バーンが若さと力を備えた肉体を取り戻した状態でだと【天地魔闘の構え】を駆使して
瞬時にカラミティエンドやフェニックスウィングといった他の超必殺技二種と一緒に繰り出す事まで可能。

だが、相手がバーン以上の力量、あるいは魔法力の持ち主である場合は破ることが可能であり、バーンとの初戦時にはダイが剣で切り裂いたり、
死の淵から蘇ったハドラーが(光魔の杖の影響でバーンの魔力が弱まっていたとはいえ)左手で握りつぶしたりしていた。
そして、【マホカンタ】の効果がある【シャハルの鏡】で反射されたり、物語終盤で満身創痍の土壇場でポップが易々と引き裂くように看破・無力化したこともある事から、
何らかの方法で呪文の持つ弱い個所を付けば破ることが可能なため、決して無敵の呪文という訳ではない。

名前も、ビジュアル的にも、余りにも『かっこよすぎる』ため、是非ともDQシリーズ本編や外伝作品に逆輸入してほしいと思っている読者はきっと多いはず。

余談だが、コナミの音楽ゲーム「GuitarFreaks」・「DrumMania」シリーズには「KAISER PHOENIX」という楽曲が存在し、
カードゲーム「デュエルマスターズ」には「カイザーフェニックス」というデッキタイプの俗称がある。
また、KOF2002(あるいは2002UM)のオメガ・ルガールのMAX2技にもこの名前が付けられている。
単に「カイザーフェニックス」で検索をかけるとこれらに関するページも出てくるが、大ダイのそれとはまったく関係が無いので注意。

最終更新:2013年10月16日 23:10