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DQ世界の惑星の形状にまつわる説の一つ。
DQに限らず、多くのRPGでは世界地図の一番北の地点から更に北へ進んだ場合、世界地図の一番南の地点に出る。
だが、これは現実世界と照らし合わせてみると明らかにおかしな挙動である。

現実世界で日本からまっすぐ北へと進んだ場合、シベリアを通って北極点に到達し、
そのまま進めばグリーンランドを通って大西洋の米国東岸付近を南下することになる。
しかしDQⅢで【ジパング】からまっすぐ北へと進んだ場合、【ムオル】を通って地図の最北端にたどり着くものの、その直後に地図の最南端の同じ経度の場所に出現し、そのまま北上すると南洋の【アリアハン】にたどり着いてしまう。

つまり、DQ世界は「地図の左側と右側が繋がっている」だけでなく「地図の上側と下側も繋がっている」という、明らかに異様な形になっているのである。

そこで実際に世界地図をもとにDQ世界の構図を再現しようとすると、以下のような手順となる。
まず地図を丸めて東端と西端を繋げることで、「地図の左側と右側が繋がっている」ことを実現できる。
そしてその「筒状」になった地図の両端(南北の部分)を繋げ、輪の形にする(実物の紙ではできないが)。
これで地図の「東西」と「南北」が繋がった状態となり、その完成した形が「ドーナツ型」なのである。
これなら、少なくとも地図の左右だけでなく上下もループしていることの説明は付く。
ただし、その場合昼夜の概念などは現実世界のそれを当てはめることができなくなる他、
それ以外の様々な面で説明が付かなくなる事態となるため、やはり「DQ世界の惑星はドーナツ型」と断じることはできない。

また、これ以外にもDQなどで用いられる「地図の描き方」の方は間違っていないと考えることもできる。
DQ世界の地図が一般的によく見られる「メルカトル図法」ではなく、「正距方位図法」という形式で描かれているという考え方である。
これは要するに、「世界地図の中心が『北極』であり、四方の果てが『南極』である」というもの。
こちらは風呂敷包みのような感じでそれぞれの端を繋ぎ合わせた上で、球体に整形するようなイメージになる。
これなら、世界地図の上方から下方に出てくる理由の説明は付き、地図と移動の挙動に関しては矛盾しなくなる。
もちろん、惑星の形も現実世界と同様に球体で、昼夜の概念なども現実世界と同様の認識が通用する。
ただし、こちらの場合はDQ世界では「東西南北」の認識や概念などが現実世界とはまるで違うという部分等で矛盾が生じてしまう。

このように、すべての諸要素を矛盾なく完璧に説明し切ることのできる説は存在していないのが実情なのだが、その中で一つの解答として導き出されちょっと有名にもなっているのが「ドーナツ型」説なのである。
上記のように現実世界の地図にも様々な描画方式が存在するように、元々球体として存在する世界の地図を一枚の平面の紙の上に「完璧に」描くことはそもそも不可能である。
結果的に「上下でもループする」という点で矛盾が生じてしまってはいるが、現実的な考えで「地図の北端を北向きに通過したら、世界半周分ほど横にズレた北端から南向きに出てくる」ようにした場合、それはそれでプレイヤーを変に混乱させかねなかったであろうから、そこは仕方がなかったと考えるべきなのだろう。

なお、実はDQ世界の惑星の形状に関してはⅢの【ルザミ】で天体望遠鏡を用いて空を眺める男が、
「じめんは まるくて ぐるぐる まわっているのです。」 という発言をしている。
いわゆる現実世界における「地動説」にまつわる発言そのものである。
また、作品によってはオブジェクトとして「地球儀」が登場しており、調べると平面の世界地図を見ることができるようになっている。
上記の発言や地球儀が作中で登場している以上、実際のところはDQ世界の惑星の形状や太陽・月、その他の天体との位置関係などは、現実世界の地球のそれとほぼ同じなのだと考えられる。

ちなみに、現在のところドーナツ型をした惑星というものは発見されていないが、
「ドーナツ型の天体」に関して言えば、実は宇宙ステーションの形状の1つとして検討されている。
興味がある人は調べてみてもいいだろう。