DQⅤ

Ⅴに登場する地名。
文字通り建設途中の段階の【大神殿】
青年時代前半はこの場所から始まる。

【主人公】【ヘンリー】同様に各地から連れてこられた奴隷達が、
10年以上の歳月を掛けて大神殿建設のために強制労働をさせられている。
主人公もまた岩を所定の位置まで運ぶ作業を強いられている。
まだほとんど完成しておらず、かろうじて神殿1階の広間の部分が床と柱まで完成、壁の制作に取り掛かったところ。
地下1階以降はまだ壁面を掘って奥へと続くスペースを確保しているような状態である。
他のスペースには奴隷達の部屋と朽ち果てた墓場、そして牢屋が存在する。
奴隷達の部屋は地面に筵を敷いただけの粗末な寝床に、トイレ用の壺、
そして沐浴用なのか飲用なのかはわからないが、水場が2つ見られる。用途が別なのだろうか。

主人公は10年の奴隷生活の間に何度もヘンリーに逃げ出す相談をしていた様子だが、
見張りの男が随所に配置されており、逃げ出すことは叶わなかったらしい。
作業場にてミスを犯してムチで叩かれている【マリア】の助けに入ると、【ムチおとこ】との戦闘になる。
勝っても負けても主人公とヘンリーは牢屋に入れられることになるのだが、
その後マリアの兄である【ヨシュア】の手引きによってマリアと3人で脱出を図ることとなる。
脱出の方法は、タルの中に入り、奴隷の死体を海に流し捨てる排出口から外へ出るというもの。
そうして彼らはしばらく海を彷徨った果てに【修道院】に流れ着くことになる。

青年時代後半には神殿は完成しており、再び足を踏み入れることになる。詳しくは【大神殿】を参照。
また、余談だが10年以上の歳月を掛けて上記のような段階までしか工事が進んでいなかったのに、
8年後には地下の迷宮部分まで完全に出来上がっている。
主人公達が居た頃は、相当能率の悪い作業体制でも敷かれていたのだろうか。

なお、期間限定のイベント時にのみ登場するマップである、
あるいは「奴隷になる」というこの部分の展開のことがシナリオチャート上でも詳細は書かれていないためか、
公式ガイド上で地名やマップの詳細等はほとんど見られない。
「工事中の神殿」という名称は、DS版の公式ガイドブックのムチおとこの「出現する地域」に初めて掲載された。
なお、PS2版DQ5のデバッグモードの「デバッグルーラ一覧」には「だいしんでん(こうじちゅう)」明記されている。

最終更新:2014年01月26日 05:55