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概要

【バーン】【オリハルコン】製のチェスのキング駒に生命を吹き込む「禁呪法」を用いて
生みだされた『バーンに本当の信頼を寄せられている大魔宮(バーンパレス)最大最強の守護神』を自称する金属生命体。
一人称は王(キング)の駒らしく相応しい「吾輩」。
バーンが【ハドラー】に与えたオリハルコン製のチェスの駒を除く全ての駒の金属性生命体軍団を統括する。

率いるのは騎士(ナイト)、城兵(ルック)、僧正(ビショップ)各1体ずつ、兵士(ポーン)7体の計10体。
容姿も【ハドラー親衛騎団】達のものと酷似しているが、【ヒム】達と違って自我は無く、
マキシマムに操られるだけの正真正銘の操り人形で、親衛騎団達のような高い実力も特殊能力もない模様。

王らしく、恰幅のいい体格に口髭を生やした壮年の男性の姿をしており、
チェスの司令塔である王の駒の特性が反映されているため、自身の戦力は剛腕の持ち主ではあるが、
化け物じみた戦闘力が高い人物が多い魔王軍幹部たちに比べればさほど高くない。
その代わり、頭には【あくまのめだま】から収集・蓄積された過去の魔王軍の戦闘データが蓄えられており、
これに検索(アクセス)して戦術を練り、自身の駒を操る能力と相手の状態や体力、
そして内部(体内等)の状態を読み取るスキャン能力「キングスキャン」、「スーパースキャン」を併用し、
相手にあわせて戦い方を変えての戦闘スタイルを得意とする戦略家である。

然しながら、自慢の頭脳に蓄積されているデータに基づき、立てる戦略に頼り切っている節があり、
自分の立てた戦略の想定を超える事態に対しては対処できないようで、
【ラーハルト】と戦う際、その事をラーハルト自身から「ただ知っているだけで勝てるなら世話はない」と指摘されている。

性格

「吾輩の辞書に敗北は無い」
「一度出撃した我が軍団が敵を全滅しなかった事は 全くない!!戦えば勝つ!!それが 我が軍のポリシーなのだッ!!!」
と絶対勝利を常としているような発言をしてはいるものの、
実際の戦術といえば大魔宮(バーンパレス)に侵入してきた敵の内、
戦いで消耗しきっていたり弱っている者を狩っていくという味方の手柄を横取りするような姑息なやり方であり、
ヒムからは彼の事を盗賊やハイエナと同じと例えられ、【ミストバーン】に至っては
「掃除屋」と彼の事を普段から軽蔑している(実際、ミストバーン達の言っていることは的を射ている)。
それなのに、そりの合わないミストバーンにワザと加勢に行くのを遅らせ自分の有難味を分からせてやろうと言う等、
王らしい姿に似つかわしからぬ下衆な性格の持ち主であり、自分の力を把握していないことの表れである。
それらの発言を聞いたヒュンケルからも「…おまえはクズだ!! 生かしておく値打ちもないっ…!!!」と罵倒されている。

ちなみに、本来、生命を吹き込む「禁呪法」は術者の精神を反映した意思を持つため、
「マキシマムを生みだしたバーンの心の奥底にこんな考えがあるのか!?」と勘違いされやすいが、
元々彼は【意思を持つリビングピース(生きている駒)】という種族のモンスターであるため、元来からこんな性格であり、
決してバーンの精神が反映されている訳ではない

末路

最終決戦時にヒムとの死闘で消耗しきったヒュンケル達の前に現れ、
一時はヒュンケルの奮闘ぶりに圧倒されるが、彼の過去のデータから弱点を探り出し、
他人をむざむざ見捨てる事が出来ないヒュンケルの心につけ込んだ卑劣な手段で
重傷を負って動けない状態のヒム共々倒そうとする。
絶体絶命かと思われた瞬間、ダイを助けるためやって来たラーハルトの加勢により、オリハルコン軍団は全滅。
その際、頭に突き刺された【鎧の魔槍】を引き抜くと同時に、彼に全身を眼にも写らぬスピードで切り刻まれていたのだが、
その事に全く気が付かず無様に逃亡を試みた結果、飛び上がった瞬間に全身に刻まれた傷口が一斉に開き、
景気良く吹っ飛び爆死するという『逆立ちした大カバ』っぷりを披露して果てた。
(その間際の顔は、何とも言いようのない間抜け面だった…。)

なお、彼の死に様を目の当たりにしてラーハルトは「……自業自得…!似合いの末路だ…!!」と言い放ち、
ヒムは「…… 正真正銘のバカだぜ あの王(キング)…!」と呟き、
自分が“確率8分の1”の幸運でハドラーの部下に生まれたことに心底感謝した。
そんなヒムを見つめるヒュンケルは「本当だな…」と言いたげな安堵感混じりの表情だった…。
そして彼の死を察知したミストバーンは「自分がバーン様に買われていると思い込んではいたが 所詮ヤツは大魔宮(バーンパレス)の掃除屋!!
ネズミ狩りと手負い獣の始末の区別もつかずに 飛び出す奴が悪い……!」とその最期を酷評した。

つまり、ネズミを始末する掃除屋としての役割しか与えられておらず、
ならば本人の言った「一度出撃した我が軍団が敵を全滅しなかった事は全くない」という言葉も、
相手が死に掛けのネズミならば勝てて当たり前である。
しかも、ジャンプ掲載当時の柱書きでは、逃げる前にスキャン能力で自身の状態を確認しなかったことを指摘されていた。
そもそもスキャン能力をきちんと活用できていれば、相手の攻撃力・守備力などといったパラメータを
割り出せるため、自分が勝てる相手かどうか見極めることは、誰よりも得意なはず。
なのに、自身の攻撃力・守備力と比べて判断するという客観的な視点が抜けていたのは、戦略家としては致命的だった。
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」とはよく言ったものである。得てして自分を観察するのは未熟者には難しい。
それに加え、ハドラーの部下であるブロックは、ハドラーが絶体絶命の時にキャスリングを用いて
自身が身代わりとなる形でハドラーを助けており、同じ駒を持ったマキシマムならばこうした戦術も使えるだろう。
「自分の軍は絶対勝てる」という主観的な思い込みが、こうした数々の戦術を発揮できなかった要因ではないか?
無用な思い込みが過ぎると、データなど役に立たなくなるのである。
そして、軍団の戦いとは司令塔の責任がいかに大きいかを、逆説的に証明した人物でもあろう。
自分自身のことをよく知らず、能力そのものも使いこなせていない時点で、大物になれる器ではなかったのだ。
享年:345歳

そのほか名(迷)言をいくつか残している。